梅雨も明けたし、マストに登ってブロック類のメインテナンスも終わったし、ということで久々に凪男くんを誘って船を出しました。
今日は帆走(セイリング)が目的です。 ヨットって帆で走らないと存在価値が無いですからね。
ただ天気予報では今日はあまりいい風は期待できなさそうです。
別の意味ではダガーボードを固定化してから初めての帆走で ちゃんと走ってくれるかのテストにもなります。
で、最後の帆走はいつだったっけと思い自分のブログを調べてみたら なんと、2年と10ヶ月前が最後でした。
この間エンジンのオーバーホールとかエンジンルームの製作なんかで時間を割かれていたんですね。 あらためて「光陰矢の如し」を実感。
港を機走で出て沖に出たところで帆のセッティング、風の力で走り始めました。
暫くは予報通りの風でそろりそろりと進んでいきましたが、時津の湾を出た当たりの所から風が吹き始めて元気よく走り始めました。
私はこの出で立ち、頭に手拭いの海賊スタイル、誰、土方スタイル何て言ってるのは?
この船はあまり上りは得意じゃないので暫くはアビーム(真横からの風)で目的地無しの帆走、20~25度程度(ヒール計が無いんで正確ではありません)のヒールをしながら5ノットを越えました。
たまにヒールが大きくなって30度近くになることもあり、おかげで船内に置いていた工具とか材料が転がって船内からは大きなもの音が聞こえて来ます。
これ、ヒールを楽しんでる凪男くん。
5ノット程度の速度になるとうるさいのがペラの連れ回りによる音と振動、せっかく気持ちよく風で走っているのに水を差してくれます。 軸受けの交換が必要なんでしょうかね。
さて気になっていたダガーボードの効き具合、う~ん、正直なところ良く判りません。
なんてったって最後に帆を上げてから3年近く経っていますから比べるのが難しいです。
ただベニヤ板で作った仮のダガーボードで走った時に比べると直進性が少し悪いような気はします。この時にはこれだったらオートパイロットは要らないんじゃないといった感じでしたが今回はすこしこまめに舵を当てないと真っ直ぐには走ってくれません。
帆のチューニングにもよるのかもしれませんがどうしても風上に向かいたがります。
ま、風上にはそこそこ登ってくれるし、直進性もめちゃくちゃ悪いわけではないし、「ま、こんなもんでいいか」ということにしましょう。
その後は黒島、二島と回り帰路につきました。
帰りは風も南からの風に変わり真向かい、タックを繰り返して港まで戻り帆を降ろしました。
向かい風でもちゃんと帰れたんで上出来ということにしましょう、SB1ディンギーは帰れずにエンジンの御世話になることが多いですからね。
帰り道で5.5ノットほどを記録しましたがこの時にエンジンのクラッチを繋いでペラを回らなくしたらどうなるか試してみました。
クラッチを繋ぐと音と振動は無くなりますがやはりペラでの抵抗が増えるためか5.1ノットほどにスピードダウン。
やはりペラの抵抗って無視はできないようです。
そうそう、先日交換したメインシート用のカムクリート付きブロック、ラダーシャフトが邪魔になるかもと思っていましたが心配したほどのことは無く以前の方式より扱いやすかったです。 Good!
港で後片付けも終わり家に帰りましたが海賊風出で立ちで帽子を被らなかったためか顔は日焼けで真っ赤っか。
酒を飲んだらもっと赤くなるのか、それとも酒での赤みが目立たなくなるのか、実験してみましょうということで1杯。
日に当たって疲れたのか結果を見る前に沈没してしまいました。
懐かしい大先輩のお顔を拝見しました。皆さんお元気そうで何よりです。昔長電にヨット部があったと聞いた事を思い出しました。JT
返信削除ヨット部が有ったのはのはかなり大昔の話になりますね。
削除私の同期の数人がメンバーだったようです。最後の方はヨットは釣り船になってたような気もしますがーー。
おめでとうございます。毎回お祝い言葉で(-_-;)うんざりでしょうけど、でもレストア後の初セーリング、めでたいです。しかもすべて好結果、いい走りをなさったようですので。そのうち3隻で沖泊、夜空の夜話会をしませんか?
返信削除有り難うございます。 久しぶりに風で走る難しさを実感しました。ちょっと欲張って上らせようとすると失速するし、追い風になっても失速、ちゃんと走らせるのは難しいですね。
削除ダガーボードの出来はベストではないようですが「ま、いいか」の範疇のようです。
沖白、星を見ながらの1杯いいですね、ぜひやりましょう。