船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2020/11/26

SB2 陸揚げしました。傷は大したことなかったけどフジツボがいっぱい

event_note11月 26, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
兄弟クルージング時のトラブルの影響を見るのと来年に向けて船底の手入れを兼ねて上架(陸揚げ)しました。

今回は嫁さんの手伝いが無いので軽トラをボートステーションまで持って行けません。
船底の手入れに必要な塗装道具とか弁当を船に積み込みました。


出航前にエンジンのアイドリングを高くしておくことにしてアイドリング調整スクリューを目見当で調整。船台に乗せるときにエンストしてくれたら一人だし困ってしまいますからね。回転計が無いので音で判断するしかありませんがかなり高くなっています。

ちょっと横道にそれますが、
このYCエンジンのアイドリング調整スクリューはかなり敏感でほんの少し回しただけでかなり回転数が変化します。 このことがエンジンが温まるとアイドリングが低くなる一つの原因かもしれません。
現在推測している原因はスロットルレバーは180mmと長いレギュレータスプリングを介してガバナーに繋がっていますがこのスプリングがエンジン温度(実際にはエンジンルームの温度かも)の上昇によって長さが長くなったり、弾性係数が低くなってガバナーを引く力が変化してるんじゃないかということ。

時津港からボートステーションまでは約5ノットの速度で1時間半ほど。
ボートステーションにつく頃にはしっかりエンジンは温まっているので船台に入れる前にアイドリング状態のチェック、出港時よりかなり低くなっているようですが止まるほどではありませんでした。
着くころには松尾さんが船台を海の中に入れてくれてたので真っ直ぐに船台へ、エンスト無しで無事船台に載せることが出来ました。

船を上げた後に最初に目に入ったのがこのダガーボード、船底塗料が剥げてフジツボが沢山くっついています。
1年前にダガーボードを固定した時に「ゲルコートにはワックスが入ってるから最初の船底塗料は剥げるからね」と松尾さんが言ってましたが予想した以上でした。
船底塗料がはげ落ちたところにフジツボがくっついちゃったんですね。

で、気になっていたダガーボードの傷はこれ、
小さな傷で表面のゲルコートが剥げて1層目のガラスクロスが出た程度でした。
この部分は10層の積層がされていますから海水が滲みて中の鉄板を錆びさせる心配はしなくて済みそうです。
ま、念のためパテとゲルコートでちょんちょんとタッチアップをしておくことにしました。

先ずは船底塗装のために清掃から、高圧洗浄機で洗ったらゲルコートに塗っていた塗料は吹き飛ばされてしまいフジツボだけ残ります、こいつも一緒に外れてくれればいいんですけどね。
しつこいフジツボを長い柄のついたスクレイパーでガシガシと落とし、その後再度高圧洗浄機で清掃、綺麗になりました。

本日の作業はここまで、傷はほんのかすり傷でしたが船体の汚れの方が予想以上、今年の12月から来年4月ころまでのセーリングを考えるといい時期に上げたのかもしれませんね。

ボートステーションから港まではバスで戻り、そこで軽トラに乗り換えて我が家到着、上げてよかったねということで即晩酌タイムとなりました。

<追記>
エンジンが冷えているときのアイドリング回転数を録音してた音から算出したら880RPMでした。規定のアイドリング700RPMに対してかなり高くなっていますがそう困ることは無いでしょう。
なんと言ってもエンストしてブレーキが効かなくなっちゃうのが一番困りますからね。

2 comments:

  1. たいしたことなくてよかったですね。まあ、今揚げるも、3月揚げるも大して変わりません。付着動物の再生産は4月以降ですから、冬の間には着きませんし。私が本船だったころも、例えば長崎の陽光丸は11~12月にドック入れ上架してますし。と言うのは、2月3月の調査要請があったこともあるし。話がズレましたが、今回のSBⅡの対処はよかったと思います。1月に二島でランデブー出来たらいいですね。

    返信削除
    返信
    1. こけなかったことも含め大したことなくてよかったです。
      いつもの場所でも気を抜いてはいけないといういい教訓になりました。
      計画が流れた3艘集合のキャビン夜話会も良さそうですが夜寝るにはちょっと寒いかな。

      削除