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2021/01/27

BMW X3 ウォッシャー液不足表示 消す方法を2種類試してみました。 

event_note1月 27, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
ウォッシャー液不足アラーム、取り敢えず純正を使うことにしようということでBMW純正のシリコンリムーバーとウォッシャー液を発注してしまいましたがどうやったらセンサーを殺せるんだろうとの疑問が消えません。そうこうするうちに発注していたものが配達されてきました。

本来であればこのシリコンリムーバと純正ウォッシャー液でアラームが消えるかどうか試すところですが「ん、待てよ、これでアラームが消えちゃうとセンサーを殺す方法を見つけることが出来なくなっちゃう」との思いがむくむく。
結局センサーを殺す方法を見つけてみたいとの誘惑に負けてやってみることにしました。

下がワイパーシステムの回路図で、レベルセンサーはBDC(Body Domein Controller)と呼ばれるコンピューターに接続されています。

こちらは接続コネクター図でセンサーはBDCのコネクター3の11番ピンに繋がっていて電線色は黒に白のストライプとなっています。
作戦はこのBDCのコネクターの所にコンピューターをだます仕掛けをくっつけようというものです。

先ずはBDC(Body Domein Controller)アクセスするために運転席横の内張を剥がします。(このアクセルペダル脇のうち張りの中に収められています。)

内張を取り外す方法は以前の記事(こちら)を参考にしてください。
あまりいい写真ではありませんが剥がしたところはこれ、トレーラーへ行くブレーキコントロールの電線などもぶら下っているので何が何やら判りませんね。ごめんなさい。

つい夢中になってしまいウォッシャー液センサーがつながっているコネクターの写真を撮るのを忘れてしまいましたので代わりにイラストをアップしておきます。


コネクターは上下2列に並んでいますがお目当てのコネクター3は下側の赤丸で囲んだやつです、コネクターに付いている白いレバーを上に上げるとコネクターがはずれます。

外したコネクターを引っ張り出したのがこれで黒に白のストライプの電線は一番目立つところに出ていました。

ここに仕掛けを直接つけるのは無理なのでエレクトロタップ(電線に嚙みついて接続するやつ)で引き出し線を接続します。

コネクターに入ってる電線は0.35㎟と小さいので細線用を使ってくださいね。

分岐した電線は内張をもとに戻した後でも簡単にアクセスできる場所まで引っ張り出して先っぽにギボシ端子を付けておきました。
直ぐ隣のギボシ端子はグラウンドでシャーシーの金属部分に接続してあります。
ギボシ端子にしたのは仕掛けの作り替えが必要な時に付けたり外したり簡単に出来るようにするためです。

ここまで準備できたらここに付ける仕掛けの準備、センサーは静電容量の変化を利用しているものの様なので取り敢えずコンデンサーを繋ぐところから始めます。
パーツボックスの中に有ったコンデンサーがこれで容量が違うものが数種類。
どれがいいのか判らないのでワニ口クリップを使ってテストしてみます。

何と最初につないだものでいとも簡単にアラームが消えてしまいました。この容量は0.01μF
抵抗なども並列につながなきゃいけないかもと思っていたのにちょっと拍子抜け。
これより大きいコンデンサーでは当然問題なくアラームが消えますが一番小さいものでは消えてくれませんでした。

どれを選べばベストなのか判りませんが流れる電流が小さい方がいいかなということで0.01μFを使うことに決定。
リード線を圧着してギボシ端子をかしめてこんな形にまとめました。


これを接続すればセンサーは死んでしまうんですが次のテストのためグラウンド側のギボシ端子だけ接続してダッシュボード下に押し込んでしまいました。

説明が断片的で分かり辛いので最終的な回路図を描きました。
要約すると
ウォッシャータンクのレベルセンサーからBDCに来ている黒/白の信号線に0.01μFのコンデンサーを接続すればBDCが騙されてアラームが消える、ということになります。


次のテストはBMW純正のウォッシャー液に戻すテスト、一度動かなくなったセンサーがちゃんと復帰するでしょうか?
大きいのがウォッシャー液1L、小さいのがシリコンリムーバー250mLです。

BMWの関連サイト(NewTIS)にはBMWが認可していないウォッシャー液を使ってウォッシャー液不足のアラームが消え無くなった時には次の手順で対応することと書かれていました。

1、古いウォッシャー液を抜く
2、タンクを洗浄
3、シリコンリムーバー250mLと水道水1.5L程度を混ぜてタンクに注入し1日放置
4、シリコンリムーバーを抜いて純正のウォッシャー液を注入

先日1,2項まで終わって少し水(水道水)を残していたのでいたのでタンクに残っていた水を抜いてしまいます。当然この時点では「ウォッシャー液不足」の表示がでています。

ここでシリコンリムーバー250mLと水道水1.5Lを投入、1日待たなきゃねと思っていたらなんと速攻でアラームが消えてしまいました。
こちらも拍子抜け。
念のため明日迄待ってウォッシャー液と入れ替えることにします。

結局コンピューターをだまして撥水剤入りのウォッシャー液を使った時もアラームが出なくなる方法、シリコンリムーバーで洗浄して純正ウォッシャー液に戻す方法、両方ともうまく行きましたが買ってしまった純正ウォッシャー液どうしましょう。
使わないのももったいないので今回はこれを使っておいて無くなったら撥水タイプのウォッシャー液にしますかね。

きょうは久々に車をいじって遊んで結構楽しかったです。
で、満足の1杯となりました。

<追記>
書き忘れていましたがBDCを触るときには必ずバッテリーを外してからやってください。
万が一壊しちゃうととんでもない出費になります。




2 comments:

  1. 読みながら、端子外したかな~、と思っていたら最後に安心しました。JT

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    1. そこは抜かりなくと言いたいところですが危うく忘れるところでした。
      昔の車はキーを抜くとほとんど死んだ状態になりますが最近の車はキーも無く電源が常時生きていますから注意が必要ですね。

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