船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/03/14

SB2 室内からデッキへのケーブルルート その1

event_note3月 14, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
バッテリースペースも出来たしということでキャビンの整備もだいぶ進んだので今まで手をつけていなかったデッキに出ていく電線をちゃんと張ることにしました。
デッキに出て行く電線としてマスト灯(停泊灯)とソーラーパネルが有ります。
この船が来た時にはマスト灯への電線は部屋の中にむき出しで配線されていて旧エンジンルームを解体した時から床に転がしていたし、ソーラーパネルへの電線はパネル購入時に取り敢えずということでキャビン出入り口から部屋の中にぶら下っていました。
それ以来ずーっと邪魔には感じてたんでがソーラーパネルを購入したのが2017年4月ですからなんと4年近く経った勘定になります。 逆に言えば4年経ってもレストアが終わっていないということにもなりますね。 ほんと、月日が経つのは早いですね。

マスト灯への電線はマストサポート(なんて呼べばいいか判りませんがマストの真下に重量を支えるために設置されているステンレスのパイプです)の傍から天井を抜けてデッキに出ていたのでソーラーパネルへの電線もここから出すのが都合が良さそうです。
ただここまでのケーブルルートが問題。
室内に電線が見えるのは嫌いなのでいいルートがないか考えてみますがFRPむき出しの壁ばかりなので電線を隠す場所が有りません。 う~ん、困った。

唯一露出を少なくして張れそうなのが床下からマストサポートの傍を通って天井まで引くルート、パイプの脇を目立たないように通すことが出来れば何とかなりそうです。
ただこの場合に邪魔してくれそうなのがマストサポート下のこぶ。


これ、ダガーボードを固定化した時にマストサポートとダガーボードケースの間に入ってた木材をFRPで包んだ物なのですがこの周囲をどう通すかが後々課題になりそうです。
ここは簡単じゃなさそうなのでそのうちにいい案が浮かぶでしょうということでマストサポートの脇をどうやって通すかということから始めることにしました。

またしても前置きが長くなってしまいましたね、どうしてもいきさつを書きたくなるんでご容赦ください。

さてこのマストサポートの脇をどうやって格好良く通しましょうかといろいろと悩んでホームセンターで出来合いのプラスティック製ケーブルダクトなどを買ってきて合わせてみますが後付け感ありありで今一つしっくりきません。 で、これは止めて返却。

それならばということでマストサポートのパイプを板で囲ってこの中を通してみることにしました。
途中経過は割愛して(結構苦労したんですけどね)出来たのがこのカバー、


この中を電線を通します。 これも今一の感じですがプラスティック製のケーブルダクトよりなんぼかましです。
電線はこんな感じで出てくるので今度は下側のダクトも2x4材で作ってみました。
電線が通る部分はトリマーで加工しています。
これが合わせてみたところ。
電線2本を通すだけにしてはちょっと大げさすぎる仕掛けですが「ま、いいか」にしておきましょう。

室内側の目途が付いたところで天井に穴を開けてソーラーパネル用の電線を通します、これはマストの近くにケーブルグランド(電線貫通金物)を取り付けて防水。

先ずはデッキ上にケーブルグランド本体を取り付けて中心にドリルで穴あけ、

電線を通してパッキンを締めあげます。 念のためシーラントも併用しておきました。出来上がりはこれ。
マスト灯用のケーブルグランドの位置ももっとマストの根元近くに変更したかったんですが面倒になって「ま、いいか」になってしまいました。 根性無し!

ケーブルグランドを取り付けてから2,3日経った日は1日中雨、雨が上がった後で船に行ってみると新しく通した電線(黒いほう)の下に水滴が。 

あらら、しっかり防水したつもりだったんですがうまく行かなかったんでしょうか?
それとも天井は2重構造になっているのでマストの固定ボルトなど他の場所で漏れた雨が新しく開けた天井の穴から落ちたのか?
いずれにしても先ずは新しく付けたケーブルグランドの防水をやり直して様子を見るしかなさそうですが今日は工具も材料も持ってきていないので後日ということで船を後にしました。
ケーブルグランドのシールやり直しだけで収まれば良いんですけどね。

<後編へ続く>



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