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2021/07/17

SB2 ドジャー製作 塗料の選定、メーカーさんは非協力的でした

event_note7月 17, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
内側はすでに塗ってしまいましたが今度は外側のエポキシコート、エポキシを合板表面に塗るだけなんですが目的は防水と表面の調整。 サンディングシーラーに似たような使い方かもしれませんね。
エポキシは紫外線に弱いので今回はエポキシコートは止しておこうとも思ったんですがコーナー部はしっかりエポキシだし平面部だけ止しても意味がないよねということで全体にエポキシを塗ることにしました。

内側は一晩経ってすでに硬化しているのでひっくり返して外側の番です。
で、ここで急に思い立って側板縁板に穴を開けておくことにしました。 この辺りに計画性の無い行き当たりばったりの性格がよく出ていますね。

縁板を取り付ける前に穴開けしておけばうんとやり易かったはずですが取り付けた後なので何かとやり辛かったです。

この穴、どう使うかは確定している訳ではありませんが穴が開いてれば台風対策などの時に何かと便利だろうというところ。 穴を開けて穴の角を丸めたところで外側のエポキシコート開始、この穴にもしっかりエポキシを浸み込ませておきました。 外側は邪魔ものが無いのでシャカシャカと終了。こちらも吸い込みが多いので塗り終わってもほとんど艶はありません。

一晩待ってエポキシが硬化したところで表面に軽くサンドペーパーを掛けます。これには二つの目的があって一つはコーナーのガラスクロステープ部分のようにエポキシがしっかり厚く塗られていて表面がツルンとしている部分は表面を荒らして塗装の足付け、もう一つは吸い込んでしまったような場所は表面に毛羽立ちがあってざらざらしているのでこれを均す目的です。
今回は電動サンダーを使わず手作業で行いました。深くかける必要もないし削りすぎの心配もありませんからね。

ここから先はペイントの出番なんですがここで問題なのがペイントの選定。
下地のエポキシは紫外線に弱いので出来るだけ紫外線を通さないペイントを選びたいところ。 最終的には白で仕上げたいので紫外線を通さない白色塗料が有ればそれが理想なんですけどね。

使用するペイントの候補は日本ペイントの「FRPマリン」もしくはアサヒペンの「水性スーパーコート」
白色塗料の顔料には酸化チタンが使われていることが多く紫外線を通さないはずですがどの程度遮断してくれるのか判りません。
黒であれば顔料はカーボンブラック、こちらは可視光も紫外線も吸収してしまうのでしっかり塗れば遮断効果は高いはず。
で、メーカーにどちらが遮断効果が高いのか問い合わせてみました。

先ずは日本ペイント
質問:FRPマリンで白と黒どちらが紫外線遮断効果が高いでしょうか。
最終の色は白にしたいと思っていますが下地がエポキシ樹脂のため紫外線に弱くどう対処するのがいいか悩んでいます。黒の上に白、白のみ重ね塗り、など どの方法がいいかご教示ください。

「ご回答:
FRPマリンへのご質問ありがとうございます
さて FRPマリンですが、 この製品には<紫外線遮断効果>はございません。
よって色による効果もございません。」だって。
ま~なんともいい加減な回答、お客の困ったを解消してあげようとの誠意は全く感じられません。

今度はアサヒペン、
こちらは同じ内容を電話で問い合わせ、帰ってきた答えは
「紫外線透過に関するデーターはありません。」の一言、どちらの方が良さそうかの返事も聞けませんでした。
こちらは紫外線劣化防止剤(HALS)の配合とか高耐候性二酸化チタン使用を謳い文句にしてるのに何のデーターも取ってないなんていい加減ですよね。

結局どちらからも知りたい答えも「調べてみます」の声も聞けませんでした。
相談窓口担当者の「あ~面倒くさい」の声が聞こえて来そうです。

一般的に考えれば黒をしっかり塗れば紫外から可視光はしっかり遮断してくれそうですが白色(酸化チタンは可視光域では透明、紫外線域では不透明)がどの程度遮断してくれるのかいまいち不安。
以前にエポキシの上に紫外線吸収剤が入ってるというクリアーのニスを塗りましたがすぐぼろぼろになったトラウマが有るので余計に心配です。
仕方がないので安心料として黒を塗った上から白を塗ることにしました。
手間が増えますがず~っと心配しているよりはましでしょう。

ということでホームセンターからアサヒペンの「水性スーパーコート」白と黒、もう一つ「ミッチャクロン」のスプレーを買ってきました。
ミッチャクロンはエポキシの上への塗料の乗りが心配だったので念のためペイントを塗る前にプライマーとしてスプレーしておくことにします。

で、最初に塗るのはこちら、スライドハッチカバーです。 こちらだったら失敗しても被害が少ないですからね。
ミッチャクロンをスプレーして

黒に塗装、特に塗装の乗りに問題もなく真っ黒になりました。

ただ黒く塗りながら「これを真っ白にするには白を3度塗りくらいしないといけないよねー」の思いもーー。

スライドハッチカバーがうまくいったので今度は本体、塗りあがって真っ黒になったら蒸気機関車の運転席のような風情になりました。

ま、この後白くするのが大変そうですがこれで紫外線のことを心配しなくて済むようになりました。
心が安らかになったところで次の工程への英気を養うためにちょっと1杯。





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