船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/10/11

SB2 細々としたこと3つ(ブロック交換、救命浮輪、ジブハリヤード錘)

お天気が良かったので船を出したかったんですがぐずぐずしていて遅くなってしまい今日は諦め。そのうちにやらなきゃねと思っていた細々したことをまとめてやっつけようということで船に行きました。

一つ目は何と呼べばいいのか知りませんがマストを引っ張っている左右のステーのブロック交換、
SB2には一般的なスループ(2枚3角の帆)には付いていない仕掛けが付いています。
それがこれでスループに見られるバックステーは無く左舷と右舷にバックステー代わりのステーが付いています。 やっぱりバックステーと呼ぶんでしょうかね。

これにはステーを引っ張るためのブロック(滑車ユニット)が付いていて引っ張ったり緩めたり出来るようになっています。
というのもクローズホールドのように帆をいっぱいに引き込んだ時には問題無いんですがアビーム(真横から風を受ける)状態の時には帆を横に張り出すので帆がこのステーに当たってせっかくの膨らみが潰れてしまい揚力が失われてしまいます。
このため帆に当っても膨らみが潰れないようにステーを緩めるためにこのブロックを緩めるようになっています。
タック(方向転換)するたびに風上側を引いて風下側を緩めなきゃいけないので結構面倒くさいです。
前置きが長くなってしまいましたがこのブロックが壊れていたので交換です。
シーブが割れて回らなくなっています。

上側は中村船具から同じものを買うことが出来ましたが
下側のカム付きブロックはすでに生産を中止していて同じものは買えません。
仕方がないのでRonstanのRF51530なるブロックを使いました。 ちょっと懐には痛いです。

左舷側は上下のブロックを交換、気持ちよく引っ張れるようになりました。いままでは引いてるんだか引いてないんだか分かりませんでしたからね。
右舷側は上側のブロックだけ交換、本当は左右同時に交換したかったんですが下側のブロックはまだ使えそうだったので先送りしました。
結局この船を入手した時から残っているブロックはこれだけということになりました。

次は救命浮輪、
法定備品として必ず装備しなければいけないものですが今までは船首のロッカーに入れていました。ただ人が落ちた時など急を要するときには取り出しに時間が掛かりますし私が落ちた時に同乗者が収納場所を知らなければ投げてもらえない可能性もあります。
やはりデッキの上の目に着くとこに設置しておいたほうが安全だよねということで船尾のブームサポートにJ字金具を使ってぶら下げました。

最初は1本で取り付けてみましたが落ち着かないので2本に変更、3本準備してたんですがもう1本は取り付けれる場所がなく出番がありませんでした。

これだったらすぐに外して投げることが出来ます、ただ台風の時に飛ばされてしまうかもしれませんね。

最後はジブハリヤードへの錘取り付け、
SB2はジブセイル(船首の3角形の帆)を張るときにロープ(ハリヤード)で引き上げますが帆をくっつけずにロープだけの場合などロープ先端にはカラビナしかついてないので軽く、一旦手が届かない所以上に上がってしまうと滑車両側のロープ重量の関係でずるずると勝手に上がってしまい 操作側のロープを緩めても降ろせなくなってしまいます。
一度この状態になってとっても困ったことがあります。 
そうならないために錘を付けておくことにしました。(操作側も同じことが言えますがこちらの先っぽはマストの根元に括りつけてあります。)

何かいい錘はないかなと思っていたところで船具屋さんで見つけたのがこの錘、錘鉛(イワナマリ)と呼ぶそうです。

面白いのはこの表示、60-14の意味、60は重量で匁表示(1匁は3.75gですから60匁で225g)です、尺貫法がまだ使われているんですね。14は穴径のようでこちらはmmのようです。
以前行った実験で500g以上の錘を付けておけば降りなくなることは無いということが分っていたのでこれを2個半付けておくことにしました。
写真の中の小さいものは金切鋸で半分に切ったものです。

最初はそのまま取り付けようと思っていたんですが港まで行ったところで気が変わり塗装をしておくことにしました。
軽トラに載せていた茶色の塗料にドボンと浸けて係船ロープにぶら下げて乾燥待ち。
この間に上二つの作業をやっておきました。

塗料が乾いたので取り付け、取り付けと言ってもカラビナに結びつけていたロープをほどいて穴に通して再度結び直すだけですけどね。


これでロープが降りてこなくなる心配はしなくて済むようになりました。
ただ頭にぶつけないように注意しなきゃいけませんけどね。

どれもたいしたことではありませんが気になっていたことが片付いていくのはそれなりに達成感が有って気持ちがいいものです。
当然1杯もおいしい、乾杯!



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