以前にも書いたことがありますがこの船で一番怖い場所がバウスプリットの先端。
パルピットの手すりは付いているもののバウスプリットと手すりの間が広く足を滑らせると海の中にドボンすることになります。
同乗者が入れば助けてもらえるんでしょうが一人だったら助けてくれる人も無いので嫁さんが未亡人になりかねません。
セイフティーハーネスを着用しておくのが良いんでしょうが落ちてぶら下がった状態になった時にちゃんと上がれるかどうかは大いに疑問。
落ちないのが一番ということで落下防止の安全ネットを張ることにしました。
で、Amazonで物色して届いたのがこのネット、嫁さん「なんだか汚いセーターみたいなのが届いてるよ」だって。 ぱっと見は確かにそうですね。
広げてみてちょっぴりがっかり、ネットは細いロープのようなしっかり織られたもので編まれていると思ってたんですが毛糸のようにふんわりと織られたもので編まれていました。
嫁さんの「セーターみたい」というのが正解でしたね。
嫁さんの「セーターみたい」というのが正解でしたね。
さてどう取り付けましょうということで船に持って行ってバウスプリットの上に広げてみました。
このままパルピットのステンレスパイプに細い紐を巻き付けて固定すれば簡単なんでしょうが槍付け時の船への乗り降りはこのパルピットの隙間から行っているのでネットを固定してしまうとそれが出来なくなってしまいます。
おまけにせっかく苦労して取り付けたアンカーローラーも使えなくなります。
やはり引っ掛け式の安全ネットにしないと困ることが多そうです。
ただステンレスパイプには引っ掛けれるところがありません。
何かいい材料がないかなとホームセンターに足を運んで選んだのがこれ、チェーンとシャックル。 これをパルピットに固定してシャックルにフックを引っ掛けることにしました。
チェーンはうろうろしないようにT字部分に8の字に巻き付けています。フックはスイベルスナップを購入。
最初は船でネットの目にロープを通しながら合わせ始めましたがなかなかうまくロープを通せず諦めて各辺のロープの長さだけ合わせて家でロープを通すことにしました。
ネットの目にロープを通すのはどこ通そうか悩むんですよね、特に斜めにロープを通すときなど目サイズが40mmと大きいので一目違うと大きな差になりますからね。
悩んでばかりで時間が掛かります。
悩んでばかりで時間が掛かります。
やっと通し終わって船に持っていったらチンチクリン、前と上側面はいいものの下側の前後の長さが全然足りません。 あらら、がっかり😞 ネットを切って持ってきたのは失敗でした。
やれやれやり直しです。
2度目は前後の長さをパルピットのパイプ間の長さに合わせたものを準備し、余った部分は切らず持って行きました。
船に取り付けて前の方から3mmのロープで縁かがりをしながら後ろに進んで後端を合わせる作戦です。
やれやれやり直しです。
2度目は前後の長さをパルピットのパイプ間の長さに合わせたものを準備し、余った部分は切らず持って行きました。
船に取り付けて前の方から3mmのロープで縁かがりをしながら後ろに進んで後端を合わせる作戦です。
前端と側面は家で通した目でOK、後端は全く合っていなかったので現物合わせで目通しのやり直し、左右からのロープは底の部分で合流です。
合流部分をつながなきゃいけませんがこのままではやり辛いのでネットをいったん船から外してショートスプライスでつなぎました。
このほうが結び目が大きくならないし寸法も正確ですからね。
ロープをつなぎ終わったら地面に広げて残った部分の縁かがり。
こうやって見ると後端はかなり複雑な形状をしています、これでは家で形状を想像しながらロープを通しても合わないはずです。
最後に余分な部分を切り落としてやっと船に取り付け、ネットの下側はステンレスパイプに括りつけました。
桟橋での乗り降りはフックを外すとこの通り今まで通り行えますし、アンカーローラーを使うときにもフックを外せば問題なく使えます。
何日も苦労した割には出来上がりは「な~んだ」といった感じでお世辞にも格好いいとは言えません。
格好はともかく足を滑らせても海に落ちなくても済みますしバウスプリットの上に立ってみても安心感が全然違いますので「ま、いいか」となりました。
これでバウスプリットの上で波で揺られて怖い思いをしなくて済みそうです。
さて頑張った自分にご褒美の1杯をあげなくっちゃ。
ほんとうのセーフティーネットですね。ところで緊急事態解除でそろそろキャンピングトレーラーの出番では。JT
返信削除緊急事態解除でやっと久留米(嫁さんの実家)に行けるようになりました。
削除こんど義母を訪ねるときにトレーラーを引いて行き、その足で小国にでも行こうかなと考えています。
焚火が楽しめる季節になりましたしね。