船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/10/27

SB2 初めてのシングルハンドセイリング

event_note10月 27, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
セイリング、セーリング? セーリングが一般的なようですが私の場合は何故かセイリングとなってしまうんですよね。 ま、意味は同じですけど。

昨日から天気予報をチェックしながらシングルハンドでのセイリングを目論んでいました。
天気予報は晴れ、風速2~3m、新米のヨット乗りにはちょうど良さそうな風具合です。
風が強くってヒール(船の傾き)30度オーバーなんて手に余りそうですからね。
で、朝からお弁当と飲み物を準備して船へ、ちょっぴり緊張。
出がけに嫁さん「帰ってこない時はどこに電話したらいい、118だったっけ」なんて少し心配してくれました。

一人なので今回はいつもと違う手順を試してみました。
いつもは港を出てセイルのセッティングを行うんですが今回は係船した状態でセッティング、時間も測ってみました。
先ずはジブセイルのセッティング、揺れないし桟橋の傍なので安心感はあります。船内の収納庫から引っ張り出してロープ類のセットが終わるまで約15分、次はメインセイル、クリューのアウトホールにロープをつないでブーム後端の滑車を通してマスト側から引っ張りボルトロープをブームの溝に通します。
矢印がアウトホールをマスト側から引っ張っているロープです。
通し終わったらアウトホールを固定してセイルをブームの上に束ねます。ぶら下がった状態では風の影響も受けやすいし甲板を歩くのもままなりませんからね。
ぶら下がった状態

束ねた状態
ここまでで30分弱。
この一連の作業をすぐそばでジーっと観察していたおばさん「結構大変だね、すぐ帆を上げると思ってたのに何故縛っちゃうの?」だって。
「港の中は帆では自由が利かないし、法律でも走っちゃダメとなってるんですよ」と返事すると「出港まで見ているから」との声が返ってきました。

最後にオートパイロットのセッティングをしてここまでの所要時間37分、早いんだ遅いんだか分かりませんがこれで出港できます。

エンジンを掛けて舫いをといていざ出港、先ほどのおばさん「いってらっしゃーい」と手を振ってくれました。

沖に出た所で船を風に立てるようにオートパイロットをセット、メインセイルを引き上げてガフ(セイル上側のブーム)もセット、ジブを引き上げてやっと帆走モードに入りました。
進行方向を定めて後の舵取りはオートパイロットに任せます、ジーコジーコ言いながらせっせと進路を保ってくれるので一人の時には大助かりです。
風具合も良く短時間ですが4.5ノットを記録、素晴らしい!

そうこうするうちにお弁当タイムとなりました。 走りながらでは落ち着かないのでヒーブツーで船を止めます。このヒーブツーの形はタック失敗の時にしょっちゅう経験していますけどきちんと止めようとすると帆の引き込み具合など微調整が要るんでしょうね。
へたっぴーのセッティングでも一応船足は止まってくれてGPSの速度表示も1ノット以下、
真横にゆっくり流れています。

お昼はお湯を沸かしてクリームスープパスタ(ちょっと量が少なすぎでした)、船が止まっていると船室の中にいても安心していられます。

余談ですがこの船の良いところは同サイズの他のヨットと違ってハル(船体)に窓が付いていること。
キャビンの椅子に座っていても窓から景色を眺めることが出来ます。 遠くに見えているのは長崎空港。

お弁当が終わったので帆走再開、目的地は長崎空港ですが風向きの関係で直行は無理なので一旦進路を二島に取り、二島に近づいたところでタック(方向転換)ここからは真っすぐ空港の方に舵を切ります。

暫くは2~3ノットで走っていましたが空港の導入灯が大きく見え始めたあたりで風向きが変わり0.5ノットくらいまで速度ダウン、時間も午後2時を回っているしこのまま空港まで行ったら帰れなくなりそうということで諦めて反転、帰路につきました。
帰りはクローズ・リーチで順調に走り舵はオートパイロットに任せてこんな動画も撮影出来ました。

人が見えないので幽霊船みたいですね。

順調に走ってきましたが堂崎あたりで風が止みほぼ無風状態、大村湾は周囲を山に囲まれているので場所によって風向きと風の強さがころころ変わります、仕方がないのでエンジンを掛けて帆を上げたまま機帆走で港を目指します。

ジブ2枚は走りながら収納、1枚の面積が小さいのでさほど苦にはなりません。
港近くで船を風に立ててメインセールを下してブームに括りつけました。
そのまま取り外して収納しても良かったんですが帆をセットした状態でやりたいことが有ったんでーー。

港ではデッドスローで上手く着岸、舫をつないで初めてのシングルハンドセイリングが無事終わりました。

で、やりたかったことというのが「水夫の足さん」からアドバイスいただいたメインセイルのボルトロープ部分とブーム溝へのシリコン塗布。 我が家にいつ買ったのか忘れたシリコンルブがあったのでこれをスプレーします。

セイルが溝に入ってるところにノズル先端を入れれば両方一緒にスプレーできますから一石二鳥です。 次回は楽にセイルのセッティングが出来ること期待。

セイルとロープ類を片付けた後、最後の作業でエンジンルームの点検、何もなしと言いたかったんですがーー、あれ、床にワッシャーが落ちています。

何処から落ちたんでしょうね?
ワッシャーが落ちたんならナットもあるはずと思って探しましたが見当たりません。
ワッシャーサイズから言うと4mmのサイズのようですがエンジンにはこんな小さいナットを使っている部分はありません。
周囲をぐるっと見渡したらそれらしき場所がありました。


エンジンルーム真上のコクピット床にあったスイブルブロックを取り外した跡です。取り外した時の記事はこちら
ここのビスとナットを外した時にくっついたまま残っていたワッシャーが振動で落ちたようです。ナットが見つからない訳も納得。
エンジンの異常じゃないことで一安心。

ビルジ溜りの様子も見てみましたがからからの乾燥状態、暫くはフロートスイッチの出番は無さそうです。

で、これが今日の航跡、

飛行機を真下で見たかったんですが帆走ではなかなか空港までたどり着けませんね。
なにはともあれお天気とほどほどの風で楽しい初シングルハンドセイリングとなりました。
五島が一歩近づいたかな。

2 comments:

  1. 返信
    1. ありがとうございます。
      50の手習いならぬ70の手習いですね。
      今回のような風であればいいんですがもう少し吹いたらちょっと心配です。

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