船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/10/07

SB2 上架(陸揚げ)しました

event_note10月 07, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
10月、この時期からは藤壺の付着も少なくなります。天気がいい日も続くのでこれからのシーズンの前に上架して船底のメンテナンスをしておくことにしました。 お願いするのはいつものように松尾さんとこ。
今回は今までのように大きな課題は無かったのですんなりいくはずだったんですがーー。

陸揚げしてまず目につくのはプロペラの藤壺、8月の終わりに掃除してたんですがこれで良くここまで走ったねというくらいにびっしり、さすがに高層マンションの団子状態までは行ってませんでしたが戸建ての住宅が並んだ状態。
8月終わりのペラ掃除の後に漁師さんから「直ぐ付くよ」と言われたことを実感しました。
(写真がありませんごめんなさい)

船底には緑色した藻も付着していますがこれは船底が乾く前に高圧洗浄機で清掃、乾いてしまうと落ちなくなってしまいますからね。
高圧洗浄機で洗ったら改修したダガーボード周りは船底塗装まで落ちてしまいました。
これは改修時に塗ったゲルコートがワックス入りタイプのためだそうでだんだんと落ちなくなってくるとのこと。 念のため今回はざ~っとですがサンドペーパーを当てておくことにしました。写真はペーパーを当てた後です。

洗浄した船底をチェックしていたら怪しい水の滲みを発見、この船オズーモーシスもあってところどころから水の滲みがあるのですがそれとは様子が違いコンパスで線を引いたように丸く滲んでいます。 う~ん、なんか怪しい。
(引っ搔いたような傷は何か怪しいと棒で突っついてみた跡です)
丁度この辺りの船内側に今は使っていない水深計のセンサーが設置されているのでそれが悪さしてるのかもしれません。
亀裂が丸い形に広がってポコッと抜けて浸水してくれても困るのでグラインダーで削ってもらって状態を確認することにしました。
ここで作業しているのは私ではなく、言わなくても分かりますよね、松尾さんの息子さん。
ちゃっちゃっと作業をこなしてくれました。

削って出てきたのがこれ水深センサーの取付穴がパテで塞がれていました。
パテと船底の間に隙間が出来て水が浸みていたようです。

今は船底に穴を開けなくても船内に取り付けたセンサーで水深を測ることが出来ますがこの船が建造された時代には穴開けが必要だったのかもしれませんね。

原因の確認が終わったので削った部分にFRPを当ててもらいました。
仕上げにゲルコート

これで安心、やはりあれは何だろうと不安に思いながら過ごすよりうんといいですよね。

船底塗料をしっかり塗り

プロペラにはペラクリン、
正直、また来年の夏にはこれでもフジツボ付いちゃうよねと思いますが他に選択肢が無いので仕方ないです。

これで船底のメンテナンスも終了して海に戻って帰港の途に就きます。
プロペラも船底も綺麗になったのでエンジンの回転数は同じくらいでも速度UP、来た時の5ノットに対して帰りは6ノットで走ってくれます。 ず~っとこの状態が続いてくれるといいんですけどね。

余談ですがこの船ダガーボードを固定してから機走時の直進性が良くなっていい位置に舵を固定するとほっぽらかしでも結構真っすぐに走ってくれます。

航跡が真っすぐなのが分かりますかね。

いいお天気の中のクルージングを暫し楽しんで母港に到着、いつも着岸は緊張するんですが風も無いので無事着岸、年に一度の船底整備が終わりました。
これで来年夏のフジツボシーズンまでは元気に走ってくれるでしょう。

<追記>
この船のように動かす機会が少ない船にはペラクリンではなくペラクリンのバインダー(下塗り)の上にージェット037(亜酸化銅無)なる船底塗料を塗るのが効果的だとの情報を入手しました。 ちょっと遅かったですね。
次回にでも試してみることにします。

2 comments:

  1. 船名間違えてました。すいません😢⤵️⤵️。所で、ペラクリンのプライマーだけ使って船底塗料塗るのは、効果有ります。去年7月に下架して昨日潜ったんですが、ペラ、シャフト、船体にフジツボ5個でした。しかしペラクリンの主剤は使わないので割高になります。係留場所は土井の浦なので、条件は余り変わらないと思います。ちなみに、船体塗料は、ワコーエコプラスと言う亜酸化銅塗料なので、プライマーでがっちりコーティングしないと電蝕が怖いです。

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    1. Good News有難うございます。ペラクリンのプライマー+船底塗料は次回試してみる価値は有りそうですね。
      シージェット037は電飾の心配をしなくて良さそうですが値段が高いのが難点で最小の缶が2Lで¥15,000近辺、
      ほんの少ししか使いませんからちょっと悩みますね。

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