SB2 セミ・シングルハンド セーリング

いつも船を出す時に同乗してくれる凪男さん、今日は都合がつかないとのこと。

一人で船を出すと言ったら嫁さんが同乗してくれるとのこと、体調があまり良くないのに一人では心配ということでちょっと無理してくれたようです、感謝。

ということで嫁さんが同乗してくれることになりましたが今日はシングルハンド（一人操船）をやってみることにしてどうしようもないときにだけ嫁さんの手助けを頼むことにしました。
言うなればセミ・シングルハンドですね。

岸壁からの離岸から一人作業、微風状態なのですんなり出港。
港を出た所で帆のセッティング、一人でどれくらい時間が掛かるのか嫁さんに時間を測ってもらいました。

ジブセール２枚をセットしてーー、次はメインセール、これは結構大変です、メインブームとガフの溝にセールを通さなきゃいけませんがクリュー（セイルの後端）を引っ張るだけでは溝の入口にセイルが引っ掛かってうまくいきません。

それならばとクリューにロープを結んでブーム後端に取り付けている滑車を通して溝の入口から引っ張ることにしました。

これだったら入口でセイルの引っ掛かりをさばきながら後ろ側を引っ張れますので一人でも溝通しが出来ます。

嫁さんに写真撮ってもらえば分かりやすかったんですが写真がありません。

代わりに絵を描きましたがこれで分かりますかね。

え、絵が下手で分かり辛い、ごめんなさい。
ちなみにこれがブーム後端に付けた滑車です。
くっついているロープはクリューをブーム後端に結ぶためのもので今回のクリューを引っ張るためのものではありません、念のため。

このロープ作戦が上手くいって何とか一人でセイルのセッティングが出来ました。
全部の帆を上げるまでの所要時間は31分、予想していた時間よりは短い時間で「よしよし！」の結果です。

この後は沖合に船を進めてセーリング、風が弱いので約２ノット近辺でしずしずと走ります。

オートパイロットもセッティング、

中央にはC-Map用のタブレットが収まってくれましたがドリンクホルダー部分にはコップは少し大きくて収まってくれませんでした。缶のサイズに合わせましたからね。
宙ぶらりんの状態ですが転がらないので良いことにしておきます。

オートパイロットはジーコ、ジーコと言って少しうるさいですがこれは楽ちん、舵輪から離れていても真っすぐに走ってくれるので日陰に入って景色を眺めながらゆっくり、ついでに自撮りの２ショットなども。
（嫁さんは日焼けが出来ないので覆面姿です。）

スマホなどからの磁気の影響も少し心配でしたがほとんど影響を感じないくらいに真っすぐに走ってくれます。
風向きが変わった時などセールのトリミングをすれば効率よく走ってくれるんでしょうがお任せでのんびりもいいものです。

周りの景色を眺めてのんびりしているうちに風が無くなってしまい凪の状態、天気予報の風速もゼロ。
帆走はここで諦めて機帆走で二島を一回りして帰ることにしました。

余談ですが、二島にはモータークルーザーが２艘停泊していて桟橋の上で大宴会を開いているようで３密防止なんてどこ吹く風って感じ。

ま、皆さんワクチン打ってるんでしょうね・

二島を回って港の外に着いたところで帆の片付け、これも一人作業、時間を測ってもらい28分、セールを畳むところなどはかなりぐしゃぐしゃの状態で袋に突っ込んでしまいましたがまずまずの結果です。

帆を畳んだところで港に帰って着岸、微風の中で槍付けということでこれもすんなりいってセミシングルハンドのセーリングは無事終了です。

これが今日の航跡ですがオートパイロットのおかげで真っすぐに走っているのが良く判ります。シングルハンドの時には強力な助っ人になってくれそうです。

二島からの帰りが微妙に湾曲しているのは少しづつコース設定微調整したためでオートパイロットのエラーではありません。

今日は嫁さん同乗のセミシングルハンドでしたが本当に一人の時に怖いのがNo.1ジブのセッティングと片付け作業、狭いバウスプリットの先端でやらなきゃいけないのでうっかりすると海に落ちそうです。

桟橋に着けている時にやるか、沖でやるときのために安全ネットを張るかしておかないと少し危険が伴うので安全が確保できるまではシングルハンドはお預けにすることにしました。

今日は風には恵まれず帆走は少し物足りないところもありましたがオートパイロットの動作確認もできたし、これが有ればシングルハンドでも操舵に気を遣わずに済むということが確認できました。

落下防止対策を早くしなくっちゃねということで今日も１杯。