船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/12/22

SB2 初めての母港外停泊(久山港で船仲間との忘年会です)

event_note12月 22, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
当初12月25日に予定していた忘年会、25日の天気予報は大荒れ、雪と10mの風。
急遽予定を変更して12月21日の開催となりました。予報でも気温は高く風も2m程度。
で今日がその日、午前中は用事があったので午後から船を出して久山港に向かいます。

嫁さんに作ってもらった料理、飲み物、着替え、寝袋などを船に積み込んで1時45分頃に出港です。
あまり時間に余裕が無いのでオートパイロットに舵を任せて走りながら帆のセッティング、今日はあまり風がない予報でしたがちょっとだけでも走ればと思いセッティングしました。

セッティングが終わったところで帆走開始、弱い追い風なのでなかなか上手く走らせることが出来ません。 追い風は難しいですね、同乗して教えてくれる先生が欲しいです。
ボートフックをウィスカーポールにして観音開きを試してみたりしながら2ノット前後で走ります。

メインセイルの面積は大きいので外に大きく張り出せればもう少し効率よく走らせることが出来るのかもしれませんがマストステーの関係でせいぜい40度くらいまでしか開くことが出来ません。 ウィスカーポールを使えるジブは2番目のジブだけですがさほど面積は無いので観音開きにしてもどの程度貢献してくれているのかは分かりません。
帆走で真っすぐ走ってる間は暇なのでこの間に入港の準備、といってもフェンダー(緩衝材)をぶら下げたり係船ロープをいつでも投げれるように準備するだけですけどね。

1時間半ほど風と遊んでいましたがだんだん風も弱まってきて最後はほぼ漂流状態、このままでは約束の時間に遅れそうなので機走に変えて久山港を目指します。
入港に備えて今度は走りながら帆を畳みます。
1番ジブはバウスプリットの落下防止ネットの上に丸め、2番ジブは係船のじゃまになりそうだったので取り外して袋に戻してデッキの上の邪魔にならないところに転がし、メインセイルは降ろしてメインブームとガフの間にくしゃくしゃと押し込んでバンジーコードで縛りつけました。
ここではこの間作ったスライダーホルダー(ボルトロープ挿入口蓋)が役に立ちました。
個別の写真は撮っていませんが翌日撮影した写真を見てください。

久山港が近づいてきましたがここに入港するのはこれが初めて、ちょっと緊張。
直ぐ傍まで行ったら入口と思っていたところは塞がっていて別の場所に入口がありました。
おっとっとと向きを変えて入口前で減速、そろそろと中に入ったら接舷予定の「ハナミズキ
」の上で山崎さんと末續さんがスタンバイしてくれていました。
ロープを取ってもらって無事接岸、同時に口之津からの山本さんも軽トラで到着、4人揃ったところで即宴会開始です。
今日の会場は末續さん保有のハナミズキのキャビン、中に入ったら石油ストーブが準備してありキャビンの中はしっかり温まっていました。

私の船にも何か暖房を準備しないと冬は寒いでしょうね。ハナミズキほど広くないのでやはりカセット式のストーブかな。
石油ストーブの良いところはやかんで湯を沸かしたり、鍋を温めたりできること、到着した時にはおでんが載っていましたがテーブルに移して皆でつつきその間は嫁さんが準備してくれていた料理の温めです。

なんだかんだといろいろな話題で話が弾み、もう寝なきゃとなったのが午前2時、帰る心配もないし話も尽きないのでつい夜更かしになってしまいます。

話題の中でSB2で大村湾を出た時のために寄港地の情報を集めていましたが「やはり一人では怖いんでーー」という弱音を吐いたら「じゃ2艇で連れ立って行けば安心ですよ」と言う話になり来年の目標は2艇(SB2+H3)で口之津訪問ということになりました。
嫁さん付き合ってくれればいいんですが。

自分の船に戻り冬用の寝袋に潜り込みましたがやはり暖房の無い船の中は寒く夜中に寒さで(いやおしっこかな)目が覚めてしまい、船に準備していたもう一つの寝袋を重ねてやっと暖かく寝ることが出来ました。
船はキャンピングカーと違って断熱が出来ていないので寒いです。
高級な船はしっかり断熱されてるかもしれませんけど小さなヨットでは無理があるんでしょうね。 やはり一晩安心して使える暖房器具が欲しいですね。

さて翌朝、朝に弱い私は皆さんに迷惑かけてはいけないと目覚ましで起床、と言いたいところですが目覚まし止めて2度寝、おとっとと起きだしたら皆さんすでにお目覚めでした。
朝食の準備ということでSB2のギャレーでコーヒーを入れ、山本さんが準備してくれたカレーとパンで朝食。
朝食が終わったら山本さんは早く帰らなきゃいけないということで久山港を後にされました。

ここでハナミズキも含めて3艘が並ぶのは初めてなので船を降りてパチリ。


こうやって見るとSB2のマストはハナミズキの半分くらいの高さしかありません。
中央のハナミズキ34フィートに比べてもノラ26って幅の広さは見劣りしませんね。
キャビンが船の長さの割には広い訳が分かります。
ま、その分ずんぐりむっくりで早く走るには不向きなんでしょうけどゆっくりのんびり走るにはいい船です。

山本さんは帰っちゃいましたが残る3人で話が弾み(もっぱらメインの話題は末續さんが作り始めた19フィートのヨットの話でした)、またしても気が付けば正午近く、ここで解散となりました。
私の方は二人に出港の手伝いをしていただいて時津の方に舳先を向けました。

帰路は全くのべた凪、途中でちょっとだけ風が見えたので帆を上げてみましたがほとんど走ってくれず諦めて機走で港まで帰りました。
自分でオーバーホールしたエンジンなのでちゃんと出来上がっているか一抹の不安もありますがあまり文句も言わず走ってくれて無事帰港。
港に着いたらエンジンルームを点検、水漏れ、油漏れも無くきれいにしています。
ついでに覗いたビルジ溜りも乾燥状態、よしよしと一人でにんまり。
いつか掃除しなきゃねと思っていた冷却水用のフィルターを掃除しておきました。

写真で見える透明なカバーの中のステンレスメッシュがフィルターですがサイズが小さいので気をつけておかないと詰まってしまいそうです。

エンジン点検が終わったところで初めての母港外泊と忘年会が終わりました。
なかなか楽しい時間を過ごせて取っても満足。

<余談>
朝コーヒーを入れようとしてカセットコンロに火を付けましたがカセットボンベが冷えていて炎が小さく湯を沸かせません、幸いハナミズキから石油ストーブで温めていたやかんを持ってきていたのでボンベにお湯を掛けてカセットコンロが生き返りました。
船の中寒いんですね。


2 comments:

  1. 波音の中揺られながら寝るのは情緒ありますね。大村湾まで軽石は来ないので機走も安心ですね。JT

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    1. この日は波も無く静かでしたが波があるとちゃぷちゃぷと音がします。
      ただ飲み会の後は酔いも手伝って横になると波音を楽しむ間もなく即爆睡です。
      大村湾は軽石の心配も津波の心配も無く舟遊びには持って来いです。

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