船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/03/26

SB2 排気エルボーと排気管取外し 解体に苦労しました

event_note3月 26, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
思っていたより早く注文しておいた排気エルボーが入着しました。
早速交換作業に入りますがその前に排気エルボーのクラックから水が飛び出すのかどうかの確認を行うことにしました。 エンジンルームに散らばる水滴の出どころを確認しておきたいですからね。

先ずはエンジンルームの扉を外してアクセスの良い状態にします。
苦労して作ったこのエンジンルームどこからでも手が入れれるので大正解でした。

排気エルボーの周りに作業用のウェスペーパーを巻いてエンジン始動、暫く回転数を上げたり下げたりして運転します。 これでウェスが濡れればここが水の出どころ。
 

エンジンを止めてウェスを外して確認してみますが黒い煤は付いているものの濡れている部分は見当たりません。 

この結果にはがっかりしたようなほっとしたような複雑な心境。
これで原因が判明してほしいとの期待が外れたとの思いとこの程度のことでここから水が出てもらったとしたらしょっちゅう排気バルブの方に水が流れているということなのでそれが無くって良かったという思いとの交錯です。

水の出どころの確認はできませんでしたが排気エルボーの取外しにかかります。
排水ホースを外したところで先日見つけた亀裂の反対側にも亀裂が見つかりました。

こちらの方ははっきりはしませんがやはりパイプレンチでの傷があるように思えます。

同じエンジンを持っている船仲間の末續さんに話を聞いたら彼は割れた排気エルボーを2個持っているとのこと。末續さんの船もミキシングエルボーの位置をかなり高くしておられたのでやはり排気エルボーに加わるストレスが大きかったのかもしれませんね。 
今はウォーターロックまでの勾配が取れる出来るだけ低い位置に変更したとのことでした。
話のやり取りの中で「排気エルボーは消耗品でミキシングエルボーと一緒に交換するべきもの」とヤンマーさんに言われたとのこと。にわかには信じ難いですがそんなもんなんでしょうかね?

排気エルボーからミキシングエルボーまでの部分を一式取外し、先ずは排気エルボーを外しました。 これはクラックが入って緩んでいるのでそれほど苦労せずに取り外しが出来ました。 後のパーツもいったん解体したいんですが船の傍では押さえるものも無く仕方が無いので家に持ち帰りトライ。
こんな格好で作業台に挟んで取り外そうとしましたがまったく緩んでくれる気配が有りません。

やはり大型の万力と大きなパイプレンチが無いと無理なようです。
困った時には時は松尾さん、ボートステーション琴海まで行って工具を借りて外すことにしました。

で、お借りしたのがこの超特大パイプレンチとスパナ、傍の猫ちゃんと比べると大きさが判るかと思います。
こんなふうに長ニップル部分を万力で咥えて回しますがこの大きなパイプレンチでもなかなか緩んでくれません。

長ニップルが潰れるくらい万力を締め上げ渾身の力を使ってパイプレンチを回したらやっと緩んでくれました。
思うに船に取り付けた際に漏れ防止にとねじ山に塗った耐熱シリコンシール「モリワキME30」が固着の原因のようです。

排気エルボーを交換した後もまた使おうかと思っていましたがこの結果から止めておくことにします。

これがやっと解体できたパーツ、我が家では絶対に無理でした。
松尾さん、お世話になりました。

解体したパーツの中を覗いて見るとかなりの煤ががこびりついています。 

ワイヤーブラシを使って落とそうとしましたがかなり固くって何やら単なる煤だけとは思えない塊のようです。 結局やすりの角っこを使ってカリカリやってやっと落とすことが出来ました。 いったい何が固まったんでしょうね?

ま、何はともあれパーツの解体が出来たので新しい排気エルボーと一緒に再組立てに移れます。

それにしても一時は解体できなかったらどうしようと思いましたが解体出来てほっとしました。 やれやれ良かったで1杯です。

2 comments:

  1. 猫の手も借りお疲れ様です。ホントにでかいレンチですね。今回ヒートガンの出番なしですか。サイズ的にガスバーナーですね。JT

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    1. 正直ガスバーナーであぶって回してみようとも思ったんですが火傷しそうなので止めておきました。
      結果を見るとガスバーナーでも歯が立たなかったでしょうね。
      教訓は耐熱シリコンはねじ山に塗ってはダメということですね。

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