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2022/05/12

X3 タイヤ空気圧低下アラーム どの程度で出るのか調べてみました

event_note5月 12, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

パンクして空気圧低下アラームが出たことは報告しましたが疑問なのはペグを踏んずけて穴が開いたんだったらすぐにでもアラームが出ていいはずなのにアラームが出たのは6日も後のこと。

 アラームが出るまでの時間が長くってこの間空気が抜けた状態で走っていたのかそれとも徐々に抜けて6日めにアラームが出たのか判りません。このままでは気持ちが悪いので空気圧低下アラームの仕様を調べてみることにしました。

先ずは取扱説明書、個々のタイヤの回転数を比較して空気圧低下を検出(空気圧が低くなると回転数が増える)するとは記載されていますが何%以上低下したらどれくらいの期間(時間、走行距離)でアラームが出るとの記載はありません。

次にBMWの正規ディーラーのサービス部門に電話して問い合わせてみましたが帰ってきた答えは「判りません」。 たくも~、もう少し勉強しておいてよと言いたいですね。

仕方が無いのでネットでググってみました。
最初に見つけたのはUN-ECE:国際連合欧州経済委員会がまとめた提言書のプレゼンテーション用と思われる資料

この中では

Option 1:1個もしくは4個までのタイヤが推奨空気圧から25%以下に低下したら10分以内に警報を出す。
Option 2:1個のタイヤが推奨空気圧から30%以上低下したら10分以内に警報を出す。

と記載されています。
ただこれはまだメーカーに提言する段階なのでこのまま現在の仕様になったかどうかは判りません。

次にもう一つ見つけた資料はアメリカのNHTSA(National Highway Traffic Safety Administration:国家道路交通安全局)が最終規格として2000年に出している資料




これは全部で172ページもある資料で中にはトヨタがこう言ったとか東洋タイヤがこう言ったとかの付帯記述もありました。
要の規格部分はUN-ECEがまとめたプレゼンテーション資料と同じ、というか日時を見るとアメリカが法制化したやつを後追いでヨーロッパに持ち込んだというのが実態なんでしょうね。

日本での資料も探してみましたがこちらは何一つ見つけることが出来ませんでした。
アメリカで20年以上前に法制化されているものが日本では何もなされていないというのは日本のお役所がいかに安全に対して無頓着なのかが良く判ります。 それともメーカーの顔色を窺っているんでしょうかね。

何はともあれ、やっとこれが規格だろうというのが見つかりましたが さて、X3はどうなってるんでしょう?
我が家のX3にはタイヤに空気圧発信機はついていないので上に述べたオプション2に該当して30%低下で10分以内にアラームを出すというものになってるはずです。
で、実際に走って確認してみることにしました。

先ずは右後輪の空気圧を25%減らして走ってみました。
約15㎞ほど、時間にしたら30分近く(市内なので平均速度は遅いです)走りましたがアラームは無し。
次に40%減らして走ってみると約3㎞、時間にして10分もしないうちにアラームが点灯しました。

このことから我が家のX3には予想したように「30%低下で10分以内にアラーム」という規格が適用されているようです。

となると今回のタイヤ穴あきについてはペグを踏みつけて穴が開いたとしても徐々に空気圧が低下して6日目に30%以上の低下となりアラームが出たと解釈して良さそうです。
穴のサイズを見るとその場で一気に空気が抜けてもおかしくないんですがたまたまゴムの破片が穴を塞ぐ形になっていたんでしょうね。
アラームが出て我が家に戻るまで3㎞ほど走りましたが家に着いた時にはぺったんこになっていましたから何かの衝撃で穴を塞いでいたものが外れ空気が一気に抜けてアラームが出たんじゃないかと思います。
実際アラームが出るまではハンドリングにはほとんど違和感を感じずアラームが出た後にはカーブなどでムニュムニュとした感覚がありましたのでこの推察は当たっていると思います。

調べものにちょっと時間はかかりましたがこれで空気が抜けてしまった状態で6日間走った訳ではなさそうだということが判り一安心。
アラームが出た後はゆっくりゆっくりの走行でしたからサイドウォールへのダメージもそれほどないでしょうからね。 
やれやれ良かったということでお酒も美味しく感じます。







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