我が家の軽トラ(スズキ・キャリー)には後付けのリモコンキーを取り付けてありますが助手席側がロック解除できなくなってしまいました。 指でノブをつまんで引っ張っても引ききれずペンチで摘ままないと開けることが出来ません。どうやらドアロックのアクチュエーターが壊れたようです。
先ずは内張を剥ぐってアクチュエーターを引っ張り出して動作確認、
やはり壊れていました。 一旦引き込むとロックして戻らなくなってしまいます。
交換しなきゃいけませんが2年前にも交換していてもう予備はありません。
送受信機込みのセットで買わなきゃいけないかなと思いながらAmazonで探したら幸いにもアクチュエーターだけ売っているのが見つかりました。
どうやらこのアクチュエーターは中華製ドアロックの標準のようです。
どうやらこのアクチュエーターは中華製ドアロックの標準のようです。
で、下の写真が送られてきたもの1式
修理は新しいものと交換するだけで簡単なんですが何度も壊れるのはドア側の可動範囲よりアクチュエーターの可動範囲が大きいからストレスが掛かるのかもと思いリンクロッドの取り付け穴を少し長穴にして遊びを増やしてみました。
遊びが増えたとしてもたかだか1~2mmなので効果のほどは判りません、気休めですね。
遊びが増えたとしてもたかだか1~2mmなので効果のほどは判りません、気休めですね。
新しいアクチュエーターの取り付けが終わったところで動作をビデオに撮ってみました。
伸び側、縮み側ともに一旦通常位置を通り越してもとに戻っているのが判ります。
この映像の中でドアロックノブのリンクを針金で結わえていますが元々ここに付いていたプラスティック製のガイドが壊れたためです。 (いつもプラスティック製パーツには泣かされます)
この後内張を基に戻して修理完了となりました。
修理も終わったところで一旦は壊れたアクチュエーターをごみ箱の中に放り込んでしまいましたが「待てよ、どこが壊れてるんだ」ということで再度引っ張り出して解体してみました。
出てきたのは予想通りプラスティック製の歯車、歯車が欠けているんじゃないかと予想していましたが予想に反して欠けはありません。
解体してみると機構的にはモーターの回転が減速されてピニオンギアに伝わる構造になっています。
押し出し、引き込みの両端にはモーターを止めるためのリミットスイッチは無く、電源を繋ぐとモーターは回り続けるのでコントローラー側で通電時間を制御しているようです。
押し出し、引き込み両側にはゴム製のダンパーが付いていて両端でのショックを和らげる役割と動作ストロークの長さを決める役割を担っているみたいです。
このためストロークの両端で通電が続いている間はゴム製ダンパーを押しつぶし通電が無くなるとちょっと戻るという動作になっているんじゃないでしょうか。
それにしてもここが壊れているというパーツは無いのになんでロックして動かなくなるんでしょう?
不思議に思いながら指でギアを回してこれ以上引き込めませんという位置まで力を込めるとピニオンギアに押されてラックギアがケース側に押し付けられて動かなくなってしまうようなので引き込み側のダンパーゴムがへたったため行き過ぎてしまってロックしてしまうということかもしれませんね。
この推察が当たってるかどうかは判りませんがある程度は好奇心は満たされたし、ロックもちゃんと動くようになったしでちょっと満足。
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