船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/10/05

SB2 久々に凪男さんと一緒にセイリング、今日は凪男さんの負けで風強し

event_note10月 05, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
今日は朝から急に船を出すことを思い立ち凪男さんにも声を掛けました。
OKの返事をもらい港へ。 今日の風の予報は4~5m/s、1人だったら苦労しそうですが2人だったら楽しめそうです。 
桟橋に着けたままジブをセットして出港、外に出たら波が高そうなので赤灯台内側で船を風に立ててメインセイルをセット、ここでオートパイロットのお世話になりました。(最近順調に動いているんです。)
メインセイルのセットが終わり赤灯台を出てセイリングに移ります。

最初は鷹島東側の水道を通って黒島、二島を回ろうとしたのですが鷹島手前で風向きが変わったのでタックして二島方向に進路を変えました。
この時点で速度は5ノット前後、ヒール(船の傾き)も30度近くです。 こんなにヒールさせるのは久々です。



黒島と二島の中間あたりに来たところでアウタージブ(1番ジブ)に異変が発生、なんとセイルにつながっているシート(コントロールロープ)が外れています。
理由は良く判りませんがジブのクリュー(ハトメ穴)に通すスナップシャックルが開いて外れたみたいです。
タッキング時にシバー(バタバタと帆の尻尾がなびくこと)したショックで開いたんでしょうか、こんなこと初めてです。
理由はともあれつなぎ直さなきゃいけないので船を風に立ててアウタージブを下しました。

丁度お昼時期だったのでこれを機会にヒーブツー(セイルを上げたままで停船)してお弁当タイムとしました。
船を止めているとはいえ風が強いので結構流されます、風速を測ってみたら時折6m/sを示していました。 流れが強いのでメインセイルをリーフ(縮帆)してジブの張も調整、これで流れはかなり小さくなりましたがそれでもお弁当を食べているうちに鷹島近くまで押し戻されてしまいました。

お弁当も終わりさ~どうしましょうということでリーフしたメインセイルとインナージブだけで堂崎方向に走らせてみることにしました。
リーフしたおかげでヒールとウェザーヘルム(勝手に風上側に曲がりたがる癖)が弱くなりだいぶ操船しやすくなりました。 それでもヒールはきつく速度は4.3ノット近辺。
凪男さんにステアリングを任せて動画を撮ってみました。
こちらはその間の凪男さん、ヒールをしっかり楽しんでいます。

堂崎の沖辺りに来たところでアウタージブも上げてみることにしましたがヒールして揺れるデッキの上でマストの下に立ってロープを引かなきゃいけないので大変です。
ジブが2枚になったので速度アップ、このまま空港導入灯まで行くことにしました。
リーフしてるとはいえヒールは30度を超えることも度々、前部デッキから波で飛び込んできたのか海水がコクピット側に流れてきます。 こんなことも初めてです。

そんななか所用で船内に入ったらなにやら聞き覚えの無いゴトンゴトンという音が聞こえます。 船内に音の原因は無いし、デッキの上で暴れているものもありません?
暫く音のする方向を眺めていてやっと原因が分りました。
なんと、マストを支えているサイドバックステーを引っ張っているブロック(滑車)が外れてぶら下がり波にもまれて舷側を叩いていました。原因を調べたら船体に固定しているシャックルが壊れていました。
写真を撮っておけば良かったんですがそんな余裕がありませんでしたね。
ただ上の動画を見ていると右側に揺れている赤いロープがたまに顔を出します。


以前撮った写真ですがこれがそのブロック、これが波にもまれる時に前部デッキに海水を跳ね上げてコクピットに流れて来ていたんじゃないでしょうか。
実はヒーブツーしてサンドイッチを頬張っている時にゴトンという音がしてお尻に軽く振動を感じたんですがその原因が判りませんでした、今考えるとこのブロックが外れた時の音と振動だったんですね。シャックルを交換してきちんと取り付けたら海水の飛び込みはなくなりました。
その後も風は弱まることもなく空港近くではリーフしてるとはいえ5.4ノットをマークしました。
空港の導入灯近くまで来て着陸態勢の飛行機をパチリ、このポイント海の上から飛行機が間近に見れる私お気に入りの場所です。

飛行機も見たしさあ帰りましょうということでここで反転、帰りは右舷からのアビーム(真横からの風)で順調に走ります。
私も久々にステアリングを握っている写真を撮ってもらいました。

そういえば頭にタオルを巻いていない写真は初めてのような気がします。

この後も5ノット近辺の機走に近い速度で走り時津に近づいた頃にはクオーターリー(斜め後ろからの風)で6ノットを窺う場面も。
そのまま赤灯台内側に入って帆を下しました。
やはり後片付けも二人だと効率が良く早いです。

帆とロープ類を片付けてしまい港へ、風が少し強かったので緊張しましたが凪男さんのアシストで難なく着岸出来ました。
で、これが今日の全航程 久しぶりにスリリングなセイリングを楽しみました。
港で凪男さんと別れた後にエンジンルームの点検、
水漏れオイル漏れ無し、交換したばかりのエンジンオイルとギアオイルのレベル再度チェックOK、ビルジ異常なし、最後に排気管の緩みチェック、あれ?
ミキシングエルボーを手で持って揺するとカタカタとねじが緩んだ感触があります。
揺すりながら調べていくと排気エルボーとそれに締めこんでいるニップルの間にがたつきが有ることが判りました。

やれやれこのYCエンジンいろいろ仕事を作ってくれます、いったいいつになったら何の心配もしなくてよくなれるんでしょうね。
今日の修理は無理なので明日行うことにして船を後にしました。
酒でも飲みながら作戦を考えることにしましょう。



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