10時近くまではおとなしくしてたんですけどもう一度天気予報をチェック、予報はほぼ1日中4m/s、よしよしこれなら大丈夫そうです。
少し遅くなりましたが家を出て船へ、11時近くに船に到着です。 風は南東の風、風速を測ろうとしましたが風速計が電池切れなのか動いてくれません感覚的には3m/s程度なのでジブをセットして出港です。 いつもと違って舳先方向からの風なので舫を解いたら勝手に桟橋から離れてくれました。
沖に出てメインセイルをセットしますがちょっと沖の方は風が強そうだったので最初から」ワンポイントリーフ(縮帆)としました。
帆走を始めた頃には既に12時を回っていたのでお湯を沸かして船の中で賞味期限が切れていたカップ麺を作り 飲み物は泡は出るけどアルコールは0のノンアルコールビールです。 なんか寂しい。
カップ麵をすすりながら追い風ブロードリーチで二島の西を目指して走りますが最初は3.5ノット近辺で走っていたものの二島に近づくころには風が弱くなり速度はいまいち。リーフを解除しようかと思いましたが昼食の最中なので食後の作業としました。
そうそう、赤灯台の外で行ったり来たりしているのは船を風に立ててメインセイルをセットしているためです。
カップ麺が空になったところでリーフを解除してフルセイルに、風向きが変わったので二島を半時計方向に回るつもりでしたが時計回りに方針変更してしまいました。
その後も風は弱まり続けて二島の東端付近に来た頃にはついになくなってしまって1mmも走ってくれなくなってしまいました。 4m/sの予報なのに風どこ行っちゃったんでしょうね。
困ったことに風は無いけど波は有るので波に揺られてブームが左右に動いてばたんばたんと音を立ててうるさいったらありゃしません。
どれくらい待ったのか判りませんがじーっと辛抱して待ってたらやっと南から風が吹いてきました。
やれやれと言うことで二島の北側を回りますが回り終わったところで今度は打って変わって強風、アビームで黒島の北側を回ろうとしますがヒールも35度を超えて思うような方向には私の腕では走れません。 回りを見渡すとしっかり白波が立っています。
ここでもう一度ワンポイントリーフをすることにしてエンジンを掛けて船を風に立てます。
この船、ガフリグなので手順が面倒くさいんですよね。
船を風に立てていてもジブが風を受けると強風にあおられて船の向きが変わってしまうので
先ずはジブを下してしまいます。ジブがハンクス仕様なので舳先に行かないと下ろせません。
次にガフを引き上げているロープを緩めるとメインブーム後端が下がるのでハンガーに乗せて固定
さらにガフのスライダーを引き下ろしてワンポイント目のハトメをリーフィングホーンに掛けて
船尾側のリーフ用ハトメにロープを通して縛ります
縛り終えたらメインブームの固定を緩めて再度スライダーを引き上げ
ここでガフをもう一度力いっぱい引き上げるとでメインブーム後端が上に引っ張られて上がりリーフ作業完了で走れる形になります。
この後、下ろしていたジブを引き上げてやっと帆走再開となります。
手順も面倒ですが波で揺れる船の上を前後に何度も行ったり来たりしなきゃいけないのでとっても疲れます。
この間の航跡がこれで二島と黒島の中間で迷走している部分がそれです。
黒島を回って港に進路を取りますが向かい風なのでクローズホールドでタックしながらの帰りです。黒島を回ったあたりから少し風が弱まってフルセイルでも走れそうな感じになりましたが面倒くさいのとヒールと格闘する元気も無いのでリーフしたまま走ることにしました。
ま、それでも4ノットオーバーで走ってくれるのでのんびりセイリング派の私には十分です。
この後はタックを繰り返して赤灯台手前まで行きエンジンを掛けて帆の片付け。
港に戻り無事着岸して久々のヒール30度越えのセイリング終了です。
本日の全航程はこちら、
今日はセイルのリーフとリーフ解除の作業の繰り返しでとっても疲れました。
ま、その分退屈する暇は有りませんでしたけどね。
着岸して一息ついたところでエンジンルームの点検、漏水、燃料の漏れも無く良好です。
エンジンマウント取り付けねじも増し締めしましたが1本がほんの少し回っただけで後はしっかり締っていました。
でもまだ締めれる1本が有るということはやはりエンジンマウントに使われている木材が圧縮されて縮んでいるんでしょうかね。どこかで止まってくれれば良いんですが。
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