先に断っておきます、ちょいと長いです。
山から下りてキャンプ場に戻り2年ぶりに会った笹栗の義弟(和ちゃん)、「や~久しぶりだね」の会話から始まったんですが、クマタツさんは居るもののお隣のご主人の姿が見えません。 「あら○○さんは?」と聞くと「先ほどまで風呂で一緒だったけど○○さんはもう少しゆっくりしたそうだったので先に上がった」とのこと。
「それにしてもちょっと長すぎだね、見てこようか」と和ちゃん、「いや、3人すぐに風呂に行くからいいよ」と言うことで着替えを準備して風呂に向かっていると一足先に風呂に着いてた廣ちゃんの「ノリちゃ~ん大変~、はよ来て~」の大声。
大慌てで風呂に行くとお隣のご主人が風呂の縁で倒れています。
廣ちゃんが着替えの最中にふと湯船に目をやったら湯の中に浮かんでいたので工場長と2人で縁まで引き上げたとのこと。
ほとんど意識は無いようですが呼吸は有るし肩を叩いて声を掛けるとうっすら目も開くので死んではいないということで少し安堵。
工場長が119番通報して救急車を要請してくれましたが遠くから来るので3~40分ほど掛かるとのこと。 この間に病院までの付き添いと帰りの車のために私と廣ちゃんは大急ぎで風呂を済ませてしまうことにしました。
救急車が到着して救急救命士の方が声を掛ける頃には朦朧としているものの少し意識が戻ったようで救命士の問いかけに返事が出来るようになりましたが「声が出づらい」とのこと。
脳梗塞などの疑いもあるということで脳神経外科が有る病院を探してそこへの搬送となりました。
私はお隣のご主人の衣類などを集めて救急車に同乗、廣ちゃんは後から追いかけてくれることになりました。
ピーポー、ピーポーと病院まで向かう救急車の中では救命士の方が酸素マスクの酸素量を調整して脈拍とか血中酸素飽和度をみたりたり、血圧を測ったり、声を掛けたりと休む暇もありません。
走り出して30分ほど経った頃からは意識が戻ったのか救命士の問いかけに返事して住所、氏名、生年月日、連絡先電話番号なども答えられるようになりました。
これで少しは安心できそうと胸をなでおろすことが出来ました。
走ること約1時間ほどで日田市内の病院「一の宮脳神経外科病院」に到着、ストレッチャーで救急患者受け入れ室に、私は入れないので部屋の外で待機です。
急患受け入れ室で初期の検査が終わった後に今度は検査室へ、この頃になると追いかけてきた廣ちゃんも病院に到着。
かなりの時間待たされて後に看護師さんが出てきて検査結果の説明が有るとのことでお隣のご主人が横になっているベッドの傍に移動です。
この頃にはお隣のご主人も意識がかなりはっきりしてきたのか医者の説明も聞ける状態に。
医者の説明では脳と肺のCT検査、血液検査を行ったけど何処にも異常は見られないとのこと。
よかった、脳梗塞ではなく湯当たりだったようです。 風呂に入る前にビールを飲んだとのことだったので酔いも手伝ったんでしょうね。
医者によるともし帰るのであれば帰ってもいいし、このまま一晩泊ってもいいですよとのこと。
帰ると言っても寒いキャンプ場だし万が一何かあっても近くに病院は無いので1泊した方がいいですよと言うことになりました。
帰ると言っても寒いキャンプ場だし万が一何かあっても近くに病院は無いので1泊した方がいいですよと言うことになりました。
ただ1泊とは言え書類を書いて欲しいとのこと、ご主人の住所氏名、身元引受人(奥さん)、連帯保証人などを記入しなきゃいけないとのこと。
奥さんの情報が判らないので状況報告がてら奥さんと連絡を取りやっと記入完了です。
奥さんの情報が判らないので状況報告がてら奥さんと連絡を取りやっと記入完了です。
奥さんは病院から連絡を受けられていて心配されていました。
やっと入院手続きも終わってキャンプ場に戻りましたが、帰り着いた時にはすでに午後8時となっていました。
留守番をしていた3人に結果を伝えて「あ~疲れた、ビールだ」と言うことで先ずはビール。 これでやっと久しぶりに会った和ちゃんとゆっくり飲むことが出来ます。
話題は当然のように「何事も無くてよかったね」がほとんどでした。
写真もありますが私はちょいとお疲れモード。
いつもは早く寝てしまう和ちゃんも付き合ってくれてこの日のお開きは12時近くとなりました。
3日目
今日はチェックアウトの日、いつもはデイキャンプ料金を払ってお昼過ぎにチェックアウトをするんですが今日は何かイベントが催されるとのことでデイキャンプは不可、いつもより早いチェックアウトが必要です。
朝、目を覚まして外に出ると既に全員が起きていて廣ちゃんは卵焼き、工場長はコーヒー、
朝食が終わってちょいとゆっくりした後はボチボチ後片付け、私はお隣のご主人のものも片付けしなきゃいけないので片付け終わりは最後になってしまいました。
チェックアウト時間を1時間ほど過ぎた11時頃にキャンプ場を後に、本来であれば10時チェックアウトの所なんですがキャンプ場側も昨日のこともあり多めに見てくれました。
この後は病院でお隣のご主人を拾って帰宅です。
車の中ではお隣のご主人「皆に迷惑かけた」としっかり恐縮されていましたが「何事も無くて良かったです、気にしないでください」と言うことで今回のキャンプと山登りが終わりました。
ま、いろいろあって今回のキャンプのことは忘れることは無いでしょうね。
ある意味、思い出に残るキャンプになりました。
返信削除一歩間違えばって事態でしたからね。
それにしても無事で良かった。
本当に無事で良かったです。
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