船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2023/02/21

トレーラー メイン、サブバッテリー間電線追加

event_note2月 21, 2023 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
我が家のキャンピングトレーラーには2個のバッテリーをダイネットのシート下に搭載していますが収納スペースの制約とヒッチボールに掛かる重量調整のため離れた位置に設置しています。
この2個のバッテリーは電気的には全くの並列接続なのでメインとサブと呼ぶのはおかしい気もしますが便宜上インバーターに近い方をメイン、遠い方をサブと呼んでおくことにします。

以前バッテリーの交換をした際にインバーターで電子レンジを動かした際にこの2つのバッテリーの電流分担を計測してみましたがメインが 100Aに対してサブは40A程度。 配線の持つ抵抗が影響して遠い方のバッテリーからの電流が少なくなるのは判っていましたがこの数値を見るともう少し加勢して欲しいところです。 電圧が低下した時など早く電子レンジが使えなくなりますからね。

2つのバッテリーの負担を近づける方法はただ一つ、2つのバッテリーを接続している電線を大きくすることしかありません。
と言うことで20㎟の電線を購入、これだけでバッテリー価格の1/2ちょいですから決して安くはありません。 ま、仕方ないですかね。

両方のバッテリー近くの床に追加の穴を開けて電線を通し、床下に潜り込んで電線を固定、先に通していた電線にタイラップで沿わせました。
寝転がって上向いての作業なので疲れます。

通線が終わった後に電線に端子を取り付けるのですがメインのバッテリー側は配線が混んでいるので遊んでいるテーパー端子に接続することにして挟み込みタイプの端子を使うこととしました。 これだったら圧着工具とか半田付けが不要なので工作も楽です。

余談ですが、今までバッテリーのテーパー端子はプラスもマイナスも同じ大きさと思っていたんですがさにあらずプラス側が若干大きいことを初めて知りました。

電線の被覆をむいてねじを締めて圧接、よしよし、となる予定だったんですがーー、あらら残念、電線がすっぽ抜けてしまいます。


電線接続部のサイズに対して電線が細すぎたようです。
仕方が無いので電線に圧着端子をかしめてこれをねじ止めすることにしました。
この圧着端子が14㎟用なのに対して電線は20㎟、芯線を少し減らして圧着しました。
芯数が126に対して減らしたのは10本足らずですから「ま、いいか」の範疇でしょう。


サブバッテリーの端子は混んでいないので圧着端子でバッテリーのねじ端子に直接接続です。

細く見えるほうが新たに追加した電線、太く見えるのが既設の電線ですが実はこの既設の電線はバッテリー上がりなどの時に使うジャンパー線を流用したもののため被覆が厚く内部の銅線は追加したものより若干細いサイズとなっています。

これで電線の追加工事は終了ですがさて電子レンジを動かした時の負荷分担具合、少しは改善されているでしょうか?
電子レンジの中に水を入れたカップを入れてタイマーを回して電流を測ってみます。
インバーターに流れる電流は132A, 

この時にサブから供給している電流は48.5A、

電線追加の効果を確認するために追加した電線を外して測定してみたらサブからの供給は40A。

電線を追加する前と後では40.2Aが48.5Aに増えたことになりますがあまり効果ありませんでしたね。 メインからの電流はその分減ってるはずですから比率を計算してみると


ザックリ言ってサブバッテリーの負担が3割から4割近くまで改善されたことにはなるんですがこの改善具合が投資と苦しい床下作業に見合うかどうかというと微妙なところです。半々は無理としてももう少し近づいてくれれば嬉しかったんですけどね。
ま、1日作業を楽しんだということで良しとしましょう。

2 comments:

  1. ケーブルの長さだけで随分と差が出るものですね。
    私の方も今回のキャンプで色々と不具合がでました。
    まずシンクの蛇口。ノズルの合わせ面の接着剤が劣化したのか、左右から盛大に噴水を吹き上げて、床まで水浸し。他にも外部電源出力の蓋も劣化でポロリ。
    いずれも材質の劣化で、これから他の部品も危ないかも。

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    1. 今度は二つのバッテリーのマイナス側をシャーシに落として効果を見てみたいと思っています。
      シャーシに落とすときの接触抵抗を考えて今までやってなかったんですけどね。
      トレーラーもプラスティック製パーツの劣化には悩まされました。
      特に外部でお天道様が当たるところはボロボロでした。

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