SB2 セイル新調することにしました。

さてどうしましょうと悩んでいたセイル、新しいもので走ってみたいとの誘惑と古いものに金を掛けても無駄になるだけと言うことで新調する方向で検討することにしたんですがやはり予定してなかった大きな出費は苦しいところ。
少しでも圧縮出来ないかとセイルメーカーさんに「一括購入と言うことで思い切ったお値段を出していただければ有難いです」とのお願いを入れました。

同時にセイルメーカーさんから提示されていたお値段はバテン入りだったのでバテン無しの見積もりも加えていただくように依頼。

バテンは基本的にはリーチ（セイル後端）に入れてリーチを後ろ側に伸ばしてセイル面積を増やしてパワーを増やすためのものだとのこと。
今のセイルでもちょっと風が強くなると手を焼いているので私にはこれ以上のパワーは不要、お弁当セイリングがメインでスピードを追求するような船でもありませんからね。
おまけにセイルバッグに片付ける時にはバテンは取り外さなきゃいけないので毎回バッグに入れてる私にとってバテンは邪魔物でしかないような気がします。

このバテン無しが効いたのとメーカーさんの値引きも合わせると10％以上の価格低下となりました。　よしよし、何とかなるかも。
ただそれでもまだ目標に想定した価格には届きません。

セイルメーカーさんの言では材料はほとんどが輸入品のためこのところの円安で材料費が上がりこれ以上の値下げは苦しいとのこと。

何とか安くしてもらえる方法は無いか考えて見積もりの中に入っているセイルバッグを無しにしてもらえばいくらか安くなるだろうということでもう一度問い合わせ。

今使っているセイルバッグを使えばいいことですからね。

きっとセイルメーカーさんにうっとうしい客だと思われたこと請け合いです。

各社さんからはそれほど大きな金額は返ってきませんでしたが、嬉しいことに１社さんからは工場内に使わないバッグが残っているのでこれで良ければセイルバッグ分を値引きしますとの返事が返ってきました。

これ以上のコスト低減の種は思い当たりません。　１社さんからはリーフポイントを２か所から１箇所に減らせばその分安くなりますとの提案がありましたがこれはちょっとねということで採用見合わせです。

もうこれ以上は無理だろうということでここで価格交渉は終了。　

最初は新調する方向で検討なんて言ってましたが価格交渉の中で心はしっかり新調するのモードに変わってしまっていました。

最終価格は目標としていた価格には届きませんでしたがかなり近くなったのでここで新調することに決定。
応急処置したメインセイルとバタバタと音を立てるジブでも遊べないことは無いんですがちゃんとしたセイルで走ってみたいとの思いの勝ちです。

大きな出費に対しては「訳の分からない骨董に何十万も突っ込むのに比べればずっとまし」と自分を納得させておきました。

嫁さんに新調することにしたということと金額を話したら「どうせ決めちゃったんでしょう、元とるように長生きしてね」との返事が返ってきました。

たしかにあとどれくらい船を出すことが出来るか判りませんが少なければ少ないほどしっかり楽しむためにも新調するのが正解でしょうともう一度自分を納得させて一番頑張って対応してくれた「キングセイル」さんに製作依頼のメールを送っておきました。

メインセイルが破けて以来どうしましょうと悩むことが多かったんですがこれですっきりしました。　１杯飲んだらよく眠れそうです。