船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/09/01

ソーラーパネル・ペイントセイリング 出港時に大変な思いをしました

event_note9月 01, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
昨日風が強くって完全に塗れたんだかどうか良く判らなかったソーラーパネル。
確認のついでに船を出すことにして嫁さんにサンドイッチをこしらえてもらって家を出ました。 船で確認して追加渡欧が必要だったら塗料を買いに行くつもりでしたが途中で気が変わって先に塗料を準備することにしてホームセンター経由で船に到着。
ソーラーパネルを見てみると塗ったほうがいいような塗らなくても良さそうな感じですが艶がいまいち、せっかく塗料を買ったので追加で塗っておくことにしました。
ただこの時点では北風が吹いているので船を出して沖で凪になるか弱い風で追い風で走るときに塗ることにして出港準備。 追い風で走れば見かけの風は弱くなりますからね。

ジブをセットしていつものように出港したんですが今までと違うのが最近港に係留されるようになったこの漁船、この港の中では一番大きな漁船でアンカーに延びるロープが港の中央付近まで伸ばされています。
この写真を撮ったのは帰港した時なので出港時は潮が高くロープはピンピンに張っていました。

かわせそうな感じもしますが私の船は後進では全く舵が利かず真っすぐ下がるしかありません。 船尾が通り過ぎ、ダガーボードが来たときにロープに引っ掛かかってしまいました。
ボートフックでロープを下に押してみますがやはり通過できません。
風は北風、そうこうするうちに船は係船されている船の列の方に流されてしまいます。
ペラを回したら他の船の係船ロープを巻きそうです。
にっちもさっちもいかなくなって結局風で隣の船の船尾に押し付けられたところで止まってしまいました。 さてどうしましょう。
詳細は割愛しますが幸いこの漁船の脇にスペースがあったので風での流れとボートフックなど使ってこの隙間に船首を外側に向けて入れることに成功、ロープ巻き込みが心配でしたがエンジンを掛けて前進で何とか脱出できました。 やれやれ疲れた。
このまま出港しましたが帰って来たときも心配だしこれから北風の季節なので漁船のアンカーロープを何とかしてもらわないと毎回同じ目に遭いそうです。

すったもんだした後にやっと出航しましたが既にお昼になってしまいました。
北風なので赤灯台に向かいながらメインセイルをセットしてやっと帆走開始です。
行く先は決めていなかったのでとりあえず黒島方向に上ります、ただ風はさほど強くないのでゆっくりです。

やれやれやっと走り始めたということで遅いお弁当タイム、


嫁さんが作ってくれたサンドイッチですが今日の中身は何なのか良く判りません。かじってみてもやはり不明。


ま、泡の出る飲み物との相性は良かったので満足。

やはりコクピットの中は暑いのでマスト下に移動してセイルの陰でもう1種類のサンドイッチ、こちらはパストラミ、もぐもぐやっているうちに風が無くなってしまいました。

普段だったら「あらら」と言うところですが今日は「待ってました」と歓迎です。
早速塗料を持ち出してスプレー開始、缶が180mLと小さいので全部使い切ってしまうことにしました。 
つやつやになるのを期待したんですが塗り終わっても若干半艶ぎみ、たっぷり塗ったことだし 「ま、いいか」と塗装完了。 

この後マスキングテープを剥がしますが終わった時点でも無風、暇なのでラダーを動かすことで船の向きが変えれるかどうか試してみました。
ディンギーでは船の向きを変えたいときにはラダーを早い速度で引くことで船首が回ってくれます。 この船はラット(舵輪)なので上手くいきますでしょうか。
頭を向けたい方向の逆側にラットをゆっくり目いっぱいまで回して、今度は向けたい方向に出来るだけ早い速度でラットを回します。 これを何度か繰り返してみると少しは向きを変えてくれているようですがディンギーのようにはいきません。 ロングキールに対して舵が小さいんで仕方ないですね。
この遊びにも飽きて風も来そうに無いのでセイルを畳んで帰ろうかとジブ(前方の3角形の帆)の所に行ったとたんに「ちょっと待った」と言わんばかりに風が出てきました。 不思議なもんですね。 今度は西南西くらいからの風です。
いきなり走り始めて詩島方向に向かいますが4ノットオーバー、この航跡でループを描いているところが無風で漂っていたところ。


詩島まで行こうかとも思いましたがすぐ近くの岩礁地帯を敬遠して黒島に向かいます。
ここは左後ろから風を受けてのクローズリーチ、速度感はあまりありませんがヒール(傾き)も少なく気楽に走れるので私は好きです。
真後ろからの風と違って3枚の帆が風を受けるので効率は良いと思うんですがレースのようにA点からB点に向かうときには距離が長くなるので総合的にどちらが早いのかは良く判りません。 風の強さによるんでしょうね。 遊びで走るんであればクローズリーチを選びます。


黒島に近づきますがこの島もお馴染みになりました。 初めてディンギー初代Spring Beautyで行ったときには遥か沖合の島だったんですけどね。
一度岩場に着けて上陸しましたが海に落ちてしまいました、古い記事ですがその時の記事はこちら
SB2ではこんな遊びは出来ません。

黒島の北側まで来たらジャイブ(追い風での帆の入れ替え)し、ちょっと走ってアビーム、クローズホールドと進路を変えて帰港のコースを取りました。


帰るには少し早いんですが漁船のアンカーロープのこともあり上手く着岸出来なかったときのことも考えて早めに帰ることにしました。

赤灯台内側まで順調に走りここでセイルを片付けて港へ、またロープに引っ掛かったらヤダなと心配していましたが潮が低くなっていてロープがたるんでいるせいかすんなり着岸、ほっと一息と言うところです。
それにしても今の係留場所は今まででもやり辛い場所だったのにkの漁船が入ってますますやり辛くなってしまいました。
引っ越しも考えなきゃと思いますが桟橋の準備、アンカー打ち直し、船までのアクセスを考えると億劫になってしまいます。 
さてどうしたものか1杯やりながら考えますか。



2 comments:

  1.  困ったもんですね。写真では、しかも、スターンの一番高いところからアンカーロープをとっていますね。モニターをつけているようでもない。漁船なら、アンカーロープをあのようにとることは考えにくいですがね…。
     アンカーは、横にひいてこそ意味があります。だから、チェーンを使ったり、モニターを使ってロープを沈め、横にひくような工夫をしています。
     海面近くにロープがあれば、その分、船の可航領域が狭くなる=港が狭くなります。普通の漁港でそんなことしていれば、まず、そのロープは切られてしまいます。周りが大迷惑するからです。
     プロの仕事ではないようです。長与港でも、こんなアンカーロープのとり方をしているプレジャーボートがたくさん。長与の場合、広いからまだいいですが、本来はあってはならないことです。
     その船の持ち主に、きちんと注意すべきですが、トラブルといけないので、管理者に申し出て、係留方法を変えるように求める必要があると思います。

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    1. 確かにモニターは使われていないようです。 モニターが付けられていれば今回みたいなことにはならなかったんでしょうけどね。
      直接話してトラブルになるといけないので港を管理している町役場→漁協→船主で指導していただくことになりました。 しばらく様子見です。

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