船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/09/08

ヨット先輩お二方に同乗いただいてお勉強しながらのセイリング

event_note9月 08, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

今年の2月頃に海の上でお知り合いになったヨット先輩の竹村さんをお誘いして船を出すことになりました。せっかくなので橋口さんにも同乗をお願いして3人でのセイリングです。

竹村さんとお近づきになった時の記事はこちら「6艇の隠れ家的入り江訪問」

予報では1~2m程度の風で漂流もやむなしというお天気でしたが、ま、それはそれでゆっくりお弁当タイムを楽しめるよねと言うことで船出し決定です。
港で落ち合って乗船、いつものようにジブをセットして出港、この時点ではそこそこいい感じの北からの風が吹いてたので赤灯台に向かいながらメインセイルをセットして上げ、外に出たあたりでジブも上げて帆走開始と言いたいところでしたがーー。
ここでメインセイルをセットするために下ろしていたレイジージャックを上げようとしたら「あら動かない」はい、またしてもレイジージャック一番上のブロック(滑車)をガフ(上側のブーム)の根元で挟んでしまったようです。 またしてもと言うのはこれが初めてではなく以前にも同じことやらかしてしまったということで注意してたんですけどね。
ガフを一旦緩めて下ろしたら上からブロックの破片が落ちてきました、やれやれ。

挟まっていたブロックが外れたのでレイジージャックを引き上げようとしたら今度はレイジージャックのロープにガフのスライダーを上げるロープとガフを上に引き上げるロープが絡んでお祭り、今までこんなこと無かったのに~、竹村さんに操船をお願いして絡んだロープを解きましたが結構時間がかかってしまい先輩方にみっともないところを見せてしまいました。

ロープの絡みも解けたところでエンジンを止めて本格的に帆走開始、鷹島の向こう側に長崎大学ヨット部の学生さんたちが練習しているのが見えるのでそちらに行ってみることになり弱い風でそろりそろりと進みます。
ここで私の新しいおもちゃの出番、KNOTSTICKという商品名の対水速度計です。
水中に抵抗板を沈めて走る速度で起きる引っ張る力をばね測りで測定して対水速度を測るという単純なものです。
何か外付けで対水速度を測るものが欲しいとネットをほじくっていたらヤフオクで発見してポチッとしたもので2,3日前に配達されてきました。



ただこの時点では船の速度は最低メモリの1.5ノット以下で目盛りを読むことすらできません。

そのうちに益々風が弱まり走ってるんだか漂ってるんだか判らない状態。
「こんな時にはどうすりゃいいんでしょうね?」と尋ねてもお二方の返事は「ティラーだったら梶をパタパタして進むこともあるけどラット(舵輪)じゃ無理かな」なんて会話もありましたが要はなすすべ無しってこと。
で、時間も丁度お昼なのでお弁当タイムとなりました。



嫁さんがサンドイッチとハンバーガーを準備してくれたんですがハンバーガーの方の写真は撮り忘れました。 めったに無い献立だったのの残念。

サンドイッチもぐもぐしながら次の新兵器、ちょっと大げさかな、コクピットタープ搭乗です。
風もあまり無いしミニビミニでは出来る日陰も限られているので停泊中だけでもと作ったものですが引っ張り出して使ってみました。

これ思った以上に快適で操船の邪魔になるかもと思っていましたが邪魔には違いないんですが何とかなるレベル。

タープの下で会話を楽しんでいるうちにやっと風が出て来て走り始めましたが岸に近づいてきたのでタックして二島方向に向かいます。

走り始めたと言っても風が弱いので走りもそこそこ。
KNOTSTICKもやっと目盛りが読めるくらいの状態ですがGPSの表示と比べてみると0.5ノットほど速い数値を示しています。 う~ん、潮流の影響があるってことでしょうか?

この間は竹村さんのセイルトリミングのレクチャー、メインセイルのブームバン(メインのブームを下側に引っ張っているロープ)を緩めて見たりガフを少し下げて見たりしてメインセイルリーチ(後端)開き具合調整。
今まではリーチは目いっぱい引っ張っていましたが何でも目いっぱ引っ張りゃいい んだということは無いこと勉強しました。 
それにしてもガフリグの四角い帆はスループの三角形の帆に比べて変化要因が多すぎてトリミングは難しいです。

北風を受けてゆっくり上りながらも二島を越えたところで午後3時も回り反転してして帰ることになりました。


二島の北側を回って帰ろうかとも思いましたが先に進むと真追っ手になるから止めた方がいいよとのアドバイスもあってさっさと反転して右舷後ろから風を受けるクローズリーチで帰ることになりました。

速度の出やすいクローズリーチですが風が弱いので2ノット台でそろそろ帰って赤灯台内側へ、ここでセイルを下ろして港に帰ります。
さほど風も無いのでデッドスローで無事着岸、メインセイルを畳むのを手伝ってもらいいろいろ勉強したセイリングが終わりました。

これが本日の全行程、距離は短いですが風が弱く速度が上がらなかったので時間は掛かりました。 ま、一日中漂流よりはうんとましですけどね。



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