船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/09/17

キャンピングトレーラー 電動ホイールジャッキ

event_note9月 17, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
中国からこんなものが届きました、電動式のホイールジャッキです。

キャンピングトレーラーは庭(駐車場)の隅っこに押し込んでありますがキャンプから帰った時にはヘッド(牽引車)から外してこの位置までは人力で押し引きして移動させる必要が有ります。 家の前の道路が狭いので牽引車で押し込むのは無理。
1人では動かせないので嫁さんの手を借りて2人で動かしていましたが歳を重ねるごとにこれもしんどくなってきました。ましてや嫁さん不在の時に一人で動かすなんて不可能。
何かいい方法が無いかと船で使っている滑車を利用できないかと試してみたこともありますが上手くいきませんでした。

なんとか電動で動かせないかと考えてジャッキホイールのタイヤに電動キックスクーターのインホイールモーターとか台車用の電動アシスト装置を使えないかと考えてネットをほじくっていて見つけたのがこの製品。
インホイールモーターを使うにしろ台車補助のモーターを使うにしろそのままでは使えず何かしらの改造が必要になりますがこれだったら何もせずに済みそうです。
国内サイトでも売っていましたがAliexpressの方が安かったのでポチッとしてしまいました。

パッケージを開けれ見るとこれ専用に成型された発泡スチロールの緩衝材も使われているしジャッキホイール本体もアルミダイキャストのパーツが使われていて製造メーカーの本気度が伝わります。
で、最初に気になるのはトレーラーへの取り付け、今使っているジャッキホイールの取り付け用クランプがそのまま使えれば新たな取付金具の必要が無くなります。
ノギスを使ってジャッキ部分の径を測ってみたら両方とも48mm台で差は0.2mm程度、問題無く使えそうです。
きっとヨーロッパタイプのトレーラーを意識して設計したんでしょうね。

取付に問題無いこと確認したところで先ずは動作確認、中華製ですからね、初期不良が無きにしも非ず。
配線を繋いで電源はX3から取り外してまだ処分していないバッテリーから取りました。


前進後進のスイッチが付いていますからこれを押して初通電、問題無く動きました。
でも結構うるさいです。


ちゃんと動くことが確認出来て返品の必要が無くなったので先に進めます。
先ず電源の確保から、外付けのバッテリーを準備するのは嫌なのでトレーラーのサブバッテリーから取ることにしましたが思いつくのはヘッド(牽引車)とトレーラーの間に着いてる電源カプラー、ここにはサブバッテリーに常時繋がっているピンも在るしグラウンドピン(0V)も在ります。
使用するのは12V:9番ピン、グラウンド:13番ピンです。

で、ここで登場するのが以前買ってみたもののほとんど出番がないこのカプラー間延長ケーブル。 このメス側のコネクターを取り外して使うことにします。

カールーケーブルを取り外してジャッキホイール付属の電源線を接続、これは簡単ですが使用するピンを間違えないように。
カールケーブルを外して

付属していた電源ケーブル

圧着端子を切ってコネクターに変更

電源ケーブルの準備が出来たので実際にトレーラーに取り付けてちゃんとトレーラーを押し引き出来るかのテストです。
ジャッキホイールのクランプは今使っているのがそのまま何の問題も無く使用できました。
電源ケーブルをトレーラー側のをカプラーに繋いで、「電線長すぎるけど、まいいか」です。

さて牽引テスト、電源スイッチをONにして前進ボタンを押して、車輪は回りますがスリップして進みません。 「あらら!」と思ったんですが、はい、サイドブレーキを解除するの忘れてました。

で、前進後進のテスト。
先ずは前進、駐車場の水勾配のため下りですからちゃんと下ってくれます。
確認すべきは停止した時にトレーラーのブレーキを使わずに静止してくれるかどうかですがこれもOK。
最後は後進、今度は上りですがちゃんと上ってくれるでしょうか? 製品の仕様的には2200kgのトレーラーを上り角度5度までは押し上げれると書かれていますが中華的スペックですからね。
順調に後進してたんですが途中でスリップして進まなくなりました。


原因は駐車場に芝生のために切ってある溝、トレーラーのタイヤの前に在る溝です。
ここは低くなっているのでトレーラーのタイヤが落ちてとっても重たくなります。
実際、嫁さんと二人で押す時にもここは勢いをつけておかないと止まってしまい越えることが出来ません。

ま、力不足で回転が止まって動かなくなるわけではなくスリップして動かなくなるだけなので上から重量を掛けて摩擦を増やしてみることにしました。
上に乗ってとも思いましたがちょっと難しかったので腰を下ろしただけです。
さてどうでしょう? 結果は動画で。

この動画で分かるように車輪のグリップが確保できれば我が家のトレーラーを押し引きするには十分なようです。
左右に後首を振るテストもしましたが何の問題も無し、車輪の接地面がジャッキの真下に在るので取っ手で簡単に回転できます。

テスト結果から我が家の庭でトレーラーを動かすときには強力な助っ人になってくれて一人でも動かせそうですが大きくて重いのでキャンプ場に持って行くのはちょっと考えてしまいますね。
下が砂利だとか芝生のような滑りやすいところでは使えませんと説明には記載されていますからなおさらです。
兄弟キャンプのような男手が確保できる場合は家に残しておいて嫁さんと二人だけの時には積載場所を考えなきゃいけませんが出来れば持って行くということになるんでしょうね。
ま、これでもう少し年をとってもキャンプが楽しめそうです。




2 comments:

  1. 小集団活動ですね。お見事です。学生の時FFのレンタカーが急坂で前輪がスピンして登れずバックでエンジンフードに2人載せて登った事を思い出しました。JT

    返信削除
    返信
    1. 私も同じような経験があってFRサニーを下り坂の縦列駐車から出そうとしてバックさせようとしましたがスリップして上れないどころか前の車の方に近づくばかり、トランクを開けて近くにいた人に乗ってもらってやっと出したことがあります。(やはり乗るなら4WDですね。)
      この電動式ホイールジャッキが上手く動いてくれれば嫁さんの手伝いはジャッキ部分に座っておくだけになりそうです。

      削除