船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/10/26

東北旅行 23日目 文学探訪(宮沢賢治の世界と、柳田国男の遠野物語)

event_note10月 26, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
朝起きて宿泊している「道の駅とうわ」の写真を撮ったのでご紹介。

こじんまりした道の駅本館

車中泊組の車とその奥にレストラン、

我々は大型車枠に、

すぐ傍には温泉施設、

温泉だけだと700円、月替り定食と組み合わせで1,500円、昨日はちょっと引かれたんですが嫁さんがお弁当準備してたのでお風呂だけ頂くことになりました。なお、朝風呂は7:00~8:30で400円、顔を洗う代わりに今日も浸かりました。車中泊でこの温泉を目当てに来る人も多いようです。 
我々は温泉のことなど知らずに宮沢賢治記念館と遠野物語の舞台である遠野市にも近いということで選んだんですがラッキーでした。

朝の用事も全て済ま出発、駐車場で苦労したくないので尻尾は切り離して頭だけで出発です。

まず訪れたのは宮沢賢治イーハトーブ館、道の駅からは10分程度の距離なのですぐに到着、駐車場はさほど広くなく尻尾を置いてきて正解でした。

この施設のコンセプトは宮沢賢治の作品をモチーフにしたほかの作品の展示などを行う空間のようでこの日は彼の童話のイメージを描いた画家・イラストレーターのカイズケンさんによるイラストのパネル展示が行われていました。
文学、美術と言うものにあまり縁のない私には初めての名前でしたがふんわりとした感じのイラストが並びそれなりに楽しめました。
そうそう、イーハトーブって何だろうと思っていましたが岩手をエスペラント語で言ったものだそうです。
次は宮沢賢治記念館、イーハトーブ館から歩いても行けますが長い階段を上らなきゃいけないし雨も降ってるので車で移動。

猫さんが受付、実際にはなかで入館料支払いです。

館内には膨大な量の賢治直筆の原稿とか手紙、その他にも彼の宇宙観によるものなのか宇宙に関する展示もありました。

彼が教壇を去るときに生徒たちに宛て書いた激励文とか友人に彼の思いをつづった手紙なども在りましたが文章が抽象的で凡人の私には理解できませんでした。
この展示された資料を端から端まで読むには丸一日でも足りそうになく早々に退散、遠野に向かいます。

ここで訪れたのは伝承園、

園内に入った直ぐの所に佐々木喜善記念館があって柳田国男が遠野物語をまとめるまでのエピソードなどが展示されています。平たく言うと昔話の収集をした佐々木喜善の口述を柳田国男が文章にまとめたものが遠野物語なんだそうです。 恥ずかしながら私読んだことがありません。

園内には遠野物語時代の生活を実感できる建物(重要文化財)などが展示されています。

重要文化財岩手の曲がり屋

中ではおばあさんが東北弁で語る昔物語を聞くことも出来ます。

おばあさんが語る物語の中に「オシラサマ」という神様が出てきますがこの信仰にまつわるオシラ堂なども在って私も祈念、



実はこの祈念の時には100円をお賽銭として収めなきゃいけなかったようなんですがこの記載に気づかずに未払い、嫁さん「効果ないよ」だって。100円PayPayで送れればいいんですけどね。ごめんなさい。

この後は雨の中カッパ伝説で出てくるらしい(読んだことが無いので)人気スポット「カッパ淵」へ向かいますが残念ながら熊が目撃されたとのことで立ち入り禁止になっていました。

これで本日の観光終了、道の駅に戻って夕食。
実は今日は私たちの結婚記念日、何処かしゃれた店でワインで乾杯っと行きたいところですが少し高めのサイコロステーキのり弁なるお弁当と焼酎で乾杯で済ませてしまいました。
ちょっと手振れが激しいですが仲良し写真、

サイコロステーキ弁当も入れたつもりでしたが上手く入ってないですね。
この後焼酎も進んでお休みなさいとなりました。

2025/10/25

東北旅行 22日目 田沢湖と角館武家屋敷 おまけの小岩井農場

event_note10月 25, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
休暇村乳頭温泉郷キャンプ場での宿泊は3泊を1泊だけに変更したので今日はチェックアウトですがその前にすぐ近くの大釜温泉で朝風呂、この温泉は乳頭温泉郷7つの湯のうちの一つだということで元あった建物が火災で焼失した際に校舎の建て替えのため取り壊されることになった秋田県由利本荘市の子吉小学校を建築資材として譲り受け、再建したものだとか。
事後勉強のため建物の写真は撮っておらず看板のみ、残念。

朝風呂から戻る途中に駐車場に駐めてあった大型トラックベースのキャンピングカーらしきものの写真を撮ろうとしたらオーナーさんと目が合ってちょっと立ち寄り、中を見せていただきました。

自分で設計されたとのことで流石に内部は余裕の広さ、

後部にはロッキングチェアまで、こんなのでゆっくりしたらいい時間んが過ごせそうです。

コーヒーでもとお誘い受けましたがチェックアウト時間が迫っているので辞退してお暇しました。

キャンプ場に戻ったらトレーラーをつないで出発、今日の予定は角館市の武家屋敷訪問ですがせっかくなので田沢湖も見物することにして寄り道。
この湖日本一深い湖とのことで水深は420mほどとのこと世界でも17番目の深さだそうです。
湖畔には白い砂浜の遊泳場も在りましたがここで溺れちゃったら拾ってもらえなさそうですね。


嫁さんここでパン屋さんを見つけてクロワッサンあんぱんをゲット、すぐに食べたかったんですが後でのお楽しみとなりました。

先に進んで11時頃には武家屋敷駐車場に到着、大型車料金を支払いバス用の枠に駐車しました。観光バスが何台も停まっていたのにはびっくり。
家屋敷と言えば島原とか知覧とか萩などのような細い静かな通りをイメージしていたんですがこんな広い通りで大勢の日本語をしゃべれない観光客でにぎわっています。



屋敷も1軒の土地面積が1200坪程度と大きく位が上の武家屋敷が並んでいた通りみたいです。
我々も公開されている1軒「青柳邸」に入ったんですがさすがに広い、大名屋敷だったらもっと広かったでしょうから赤穂浪士討ち入りの時に吉良上野介を探し回るということが納得できます。 我が家だったら入ったとたんに見つかりますけどね。
こういった所には昔の武具とか生活用品だとか展示されているのが常ですがそれはここも同じ、ただこの家に関係あったのかなかったのか判りませんが幕末の写真(多分コピーです)が展示されていてその中に侍がスフィンクスの前で写っている1枚がありました。
遣欧使節団の一行とのことですがこの時期にエジプトまで行ってたなんて初めて知りました。

武家屋敷通りを端から端まで歩いて、

通りの少し先に在った蕎麦屋の旗に釣られてアユ天蕎麦を食べ、これ美味しかったです、


最後はもう少し先にある老舗の味噌醤油醸造元で味噌を買って、

これで角館の観光はお仕舞い。駐車場を出て今夜の宿泊先「道の駅とうわ」へ向かいます。

予定は真っすぐ道の駅に行くことにしてたんですが途中に「小岩井農場」との看板が目に入りちょっと寄ってみることにしました。ただすでに4時近くになってるのでゆっくりする時間は無さそうです。
受付では「ガイド付きツアーはもう終わりましたが牛舎などは見ることが出来ます。牛舎へは白い牛の足跡をたどってください」と言われて入場。
で、取敢えず証拠写真。

嫁さんは売店の前も目もくれずに足跡をたどって急ぎ足で通り過ぎ、

牛舎エリアに到着、実際にはここから入城ではなく脇にある自動改札でチケットのQRコードをかざしての入場です。

で、牛さんたちとご対面、

乳を搾っているところなどは見れませんでしたが本当の見所はここの建物、牛舎、倉庫などほとんどの建物が明治時代に建てられて現役、しかも重要文化財に指定されているんだとか。
搾乳牛舎、TV撮影中でした

ここで一番古いという倉庫、現役です

小牛用牛舎、中には月齢別に小牛が


この他にも資料館などがあり日本の酪農黎明期からの歴史を知ることが出来ます。
資料館入口にはこんな張り紙も、

急ぎ足でしたが予定外の小岩井農場見学も出来て満足、売店で買い物を済ませた後は既に暗くなり広場外には銀河鉄道の機関車のイルミネーションも点灯されていました。
軽トラが近くにいましたから何かのイベントの準備中なんでしょうね。

寄り道で遅くなりましたが道の駅とうわに到着、大型車の枠の中に車を入れて途中のスーパーで買ったお弁当で本日は終了となりました。



2025/10/24

東北旅行 21日目 八幡平経由で次の休暇村乳頭温泉郷キャンプ場へ

event_note10月 24, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
今日は次の予定地休暇村乳頭泉温泉郷キャンプ場への移動ですが途中で紅葉が綺麗だという八幡平経由で行くことにしました。
出発の準備を済ませ出発前にこの宇樽部キャンプ場の写真を撮っておくことにしました。
我々のサイト

電源無しオートキャンプサイト、ただしキャンピングカーは不可

電源無しオートキャンプサイトは湖畔にテントを張れます

管理棟

管理棟前に在るカヤック教室受付

写真を撮ったら出発、八幡平ビジターセンターを目指しますが途中の道の駅かづのあんとらーでお昼、何を食べようかと見て回った所に鹿角市がきりたんぽ発祥の地と書いてる店を見つけてきりたんぽ鍋とくるみみそ焼きを注文。
昨日は冷えたきりたんぽだったので今日は本来の味はどんなものかと暖かいものを食べてみたかったんですよね。


昨日食べた冷えたきりたんぽよりは美味しかったですが正直食レポ番組みたいに一口目から「んめ~」と目を見張るような味ではなく地味~な味です。

お腹もいっぱいになったところで八幡平へのドライブ再開、30分ほどでビジターセンターに到着です。


このビジターセンターの前が大沼、なかなか綺麗な景色です。

この大沼を一回りする遊歩道が整備されているとのことなので歩いてみることにしました。
ただ、最近熊の目撃情報があったとのことでちょっとうるさいですが熊除け鈴を鳴らしながらの散策です。

手前側湖畔の葦と向こう岸の紅葉、なかなかいい絵になります。

「東北に来た甲斐があったね」と嫁さん、全く同感です。

あとはとっとと次のキャンプ地へ向かうだけです。

乳頭温泉は田代湖畔から駒ヶ岳方向に登った所に在りますが登っていくほどに山の中、途中にはスキー場なども在りました。
到着して休暇村乳頭泉温泉郷のホテル受付でチェックインしますが何とキャンプ場の水は使えないのでこれを使ってくださいと2Lペットボトルの水を渡されたそうでさすがに我慢強い嫁さんでも3泊の予定の所を1泊に変更してしまいました。 チェックインは嫁さんに任せています。

ホテル玄関脇にある水栓の水は飲めるとのことでここでトレーラーの水タンクを満杯にしておきました。たく~!
キャンプ場入口はホテルから2km(多分)ほど離れたところにあり入場、管理棟もありますが今は無人だそうです。
オートキャンプサイトには他の宿泊客が居ないので好きなとこ使ってくださいと言われていましたが我々の選択はトレーラーをつないだまま置けるこのサイト、サニタリー棟とも近く電源付きです。

一旦トレーラーを切り離し食料調達に出かけますが一番近いスーパーマーケットでも片道20分以上掛かります。
何はともあれ食料が調達できたので夕食の準備、真っ先にやるのは電気ケトルでの湯沸かし。 焼酎お湯割り用です。
トレーラーの電源ケーブルを100Vコンセントに接続して電気ケトルのスイッチを入れたんですが暫くしたら通電中を示すランプが消えてしまいました。
湧き上がって切れたにしては早すぎます。 どうやら電源のブレーカーが落ちちゃったようです。幸いブレーカーは給電コンセントの所に在りますからリセットして電子レンジを動かしてみますがこちらもダメ。 これでは夕食の準備が出来ません。
バッテリー✙インバーターで準備すれば問題無いんですが電源利用料は払っているのでホテルフロントに電話して許容電流を聞いてみました。
1500Wとの返事が返ってきました。電子レンジを使うと落ちると言ったら「電子レンジ使ったら落ちますよ」との返事。ん? 電気ケトルも電子レンジも消費電力は1300Wですからこれで落ちるのはおかしいですよね。

「それでは食事の準備が出来ない」と食い下がると「とにかく来て見ます」とのこと、来てもらってもなにもできないけどな~と思いつつ待つこと暫し。
係の方が来て「1500W使えるはずなんですけどね」と言いながらブレーカーをいじっていましたが付いていたブレーカーは10A,これでは1000Wまでしか使えません。会話の途中経過は割愛しますが結局電源は使わず自前のバッテリー✙インバーターで対処することにしてサイトの料金は電源無しサイトの料金として差額を返金してもらえることになりました。
事務所とキャンプ場は車で3分ほどと離れているので「後で差額を持ってきます」と言って係の方はは一旦ホテルへ戻りました。
我々が食事の準備を済ませて食事を取ってる最中に再び来られて「差額とご迷惑かけたのでお詫びの品です」と言ってお金と4合瓶の日本酒を渡してくれました。ラッキー!

食事が終わってブログを書こうとしても電波が弱く不安定、次に行くところの調べものも出来ません。 楽天さんもっと頑張ってねと言いたくなります。 
水無し、100V電源使えず、電波も無し、やれやれ、で焼酎飲んでお休みなさいです。