嫁さんが目覚まし時計の電池を入れ替えた後に揺すってみたり叩いてみたりしています。
最後は私の方を見て「壊れたみたい」だって。
電池は新品、アラームをONにしてアラームつまみを一回り回してもうんともすんとも言いません。 どうやら時計ユニットの故障というより電池からの線が何処かで断線していと思われますが外から見てもみえません。
早速解体、電線が見えるところまでと思いながら解体していきましたが結局バラバラになってやっと電線が見えました。
予想は的中、電池マイナス側端子に繋がる線が緑青を吹いて断線していました。
修理は断線した部分の被覆を剥いてはんだ付けのやり直しをするだけなんですが内部の銅線が真っ黒けに酸化していてはんだが乗ってくれません。
これは磨いて地を出さなきゃと思ってサンドペーパーで磨いているうちに反対側もちぎれて電線が取れてしまいました。
こうなることは予想していてあまり力が掛からないようにしてたんですけどね。
おかげで新しい電線を使う踏ん切りがつきました。
この黄色い線が新しい電線、両端をはんだ付けして時計ユニットが動き始めました。
よしよしということでユニットを眺めていたんですがベルを鳴らすモーターがぐらついているのに気づきました。原因はモーターを固定している部分のプラスティックの割れでピンセットで突っついたらポロリと外れて落ちてしまいました。
この馬蹄形の部分がモーターの首の部分を押えるようになっていたんですが経年劣化なのか目覚ましを床に落とした時の衝撃で割れたものなのかは判りません。
今までモーターが回る音はするもののベルをストライカーがちゃんと叩いてくれずベルの音が出ませんでしたがモーターがずれてリンクがうまく動かなかったのが原因だったんですね。 これは手っ取り早くモーターをホットグルーで固定してしまいました。
あとはばらした逆の手順で組み立てるだけなんですが針の取り付けの所で思わぬ時間が掛かってしまいました。
針を軸にはめ込む時には何か位置決めのキーが有るだろうと思っていましたが何もなし。適当にはめ込むだけです。
文字盤との位置合わせは軸に対して針を滑らせて行う設計なんでしょうね。
な~んだ、簡単簡単と全部の針を12時の位置に合わせてみましたがこれが失敗、アラーム時刻の設定とアラームが鳴る時刻が合ってくれません。
じゃ、アラームが鳴る位置でアラーム設定の針を12時まで滑らせて長針、短針も12時に合わせればちゃんと設定も合うはずということでドライバーの先でアラーム設定の針を12時の位置まで移動させますがカリカリと音を立てながら軽く移動してくれます。
他の針も12時の位置に合わせてアラームを鳴らしてみますがなる時刻は先ほどと一緒の位置で変化が有りません??同じことをもう一度やってみましたが結果は同じ。
暫くアラーム設定の針を突っついてみて原因が判りました。針を軸に対して滑らせていたつもりだったんですがアラーム設定のつまみを固定していなかったので軸が針と一緒に回ってしまって相対的な位置は変化していなかったんですね。
道理でアラーム設定の針をドライバーで移動させるときにカリカリと音がして軽く動いたはずです。
よしよし、原因は判ったということでアラーム設定のつまみを回してアラームが起動する位置を探し、今度はつまみが回らないように固定して針を12時の位置まで滑らせます。
短針、長針も12時の位置に合わせてテストしますが今度は15分ほど早くアラームが鳴ってしまい12時ちょうどには鳴ってくれません。
時刻設定のつまみを回してアラームが起動する位置と停止する位置を確認してみたら起動から停止まで15分の間隔が有りました。
アラームが鳴り始めたら止めない限り電池が切れるまでなり続けるのではなく15分経ったら諦めて止まるようになってるんですね、偉い。
どうやら私はこの停止時刻を起動時刻と勘違いしていたようで、間違いの原因は起動ポイントを探すつもりがアラーム設定の針を反時計回りに回していたためベルが鳴り始める位置が停止ポイントになっていたようです。
今度はアラーム設定の針が時計方向に回るようにつまみを回してアラームが鳴る位置を探し、ここでアラーム設定のつまみを動かないように固定して針を12時の位置に滑らせて合わせます、長針、短針も12時に合わせてテスト。
設定12時に対してアラームが鳴り始めたのは11時58分でしたが誤差の内でしょう、「ま、いいか」にしてやっと針の取り付けが終わりました。
またしても話が長くなってしまいましたね。
どうしても経験したこと全部を書きたくなるのでこうなってしまいます、ご勘弁ください。
どうしても経験したこと全部を書きたくなるのでこうなってしまいます、ご勘弁ください。
で、針の正しい取り付け手順をまとめてみると
1,アラームが鳴り始める位置をアラーム設定針を時計回りに回して探し、鳴り始めた位置でつまみを固定して設定針の位置が12時になるように調整。
2,長針、短針、ついでに秒針も12時の位置に合わせて取り付け
これで4本の針が正しい位置に取り付け出来ることになります。皆さんも自分でやられるときには参考にしてください。
え、誰もそんなことやらないって、そうですよね、修理するより買い直した方が早いですからね。
やっと針が付いたので後はばらした逆の手順で組立て、
時間は掛かりましたが長年使ってきた目覚まし時計がちゃんと動くようになりました これで暫くは頑張ってくれるでしょう。 よろしくお願いしま~す。
先生はやはりエンジニアなのですね♥わかりやすいご説明ではあったようなのですが・・アラーム辺りから・・途中で呑み込みがついて行かなくなって、半分で脱落しました(´;ω;`)ウッ…。いつもいい記事で楽しませていただいております。カワシマ
返信削除いつも訪問有り難うございます。
削除針のセットの部分は自分でも「この説明じゃ分かり辛いよねと思いながら書いたんでーー、文章力無いですね。