船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/08/22

SB2 長与花火大会見物で沖泊まり 風が強くって苦労はするし帰りにオートパイロットは壊れるしで散々でした(騒いでいる嫁さんの声付き動画追加しました)

event_note8月 22, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forum4 comments

前回アンカーなどの準備を整えて大村夏越祭りの花火大会見物を目論んでいましたが生憎当日は強風の予報、揺れる船の上では楽しめそうにないし嫁さん初めての船中泊なので揺れに懲りて今後付き合ってもらえないことになったらいけないということで中止。

で今度は長与の花火大会、大村の5,000発に比べると2,000発とかなり規模は小さくなりますが10月にはハウステンボスで22,000発の花火大会も有るので予行演習も兼ねてバーベキュー+花火大会+沖泊まりへの初挑戦です。

お天気は良し、風の予報も凪とは言えませんが2~3m程度でまずまず、ただ気になるのが夜の気温と湿度。 船にはエアコンなんてついていませんから、毎日エアコンの中で寝ている我々が耐えられるかどうかが問題です。 ちぃいと心配ですが寝れなかったら日の出とともに帰港してさっさと家に帰って寝ることにします。
嫁さん「暑いし、寝れるかしら?」なんて心配しながらも食材などの準備をしてくれました。

あまり早くいっても暑いだけなので近くのスーパーマーケットで焼肉の材料を調達して6時頃に出港、あれれ、予報に反して北風が強く白波も立って船はどったんばったん。 こんなはずじゃなかったんですけど先が思いやられます。

波しぶきを浴びながら長与湾に着きましたが予定していた停泊場所は防波堤の外側なので波が高く諦め、長与港の中に錨を下しました。
この時点で岸壁の方は車がいっぱい、皆さんここから見るんですね。

港の中に入ったもののしっかり揺れるので船酔いする前に酒で酔っぱらったほうがよさそうというとで泡の出る飲み物からスタートです。 2重には酔わないというんですけど本当でしょうかね、ま、信用してさっさと酔っぱらいましょう。

コクピットにキャンプ用のツーバーナースタンドを広げ構造用合板製の天板を載せて即席のテーブルを準備、焼肉開始です。
ただ風は強いし揺れも大きいしで滝肉用のコンロがテーブルの上を行ったり来たりしてくれるしコンロの中に張った水は飛び出すしで大変な焼肉となりました。 やれやれ。
(嫁さんの髪は風でぼさぼさ、コンロの脇には飛び出した水対策でタオルを置いています。
ワインのボトルは転倒対策でステアリングペデスタルに取り付けたカップホルダーの中です。)

日が落ちるころには停泊灯を点灯、船検の時にちょこっと点けたことはありますが初めての実使用です。 何だか嬉しい。

おなかも膨らみ気持ちよくなった頃に監視船が来て「規制線近くですからあと10mほど下がってください、ここ風下だから花火のカスが落ちてきますよ」とのこと、はいはいということでアンカーロープを繰り出して風下にバック。

さて花火開始、打ち上げ場所に近いので大迫力と思ってる矢先に火が付いた花火の残骸が船の上に落ちてきて大慌てで消化しました。 あ~びっくり。
花火が開くときの音も山に反響して迫力満点、ここの花火大会は音楽を流さないのが良いですね。 最近は花火を上げるときに音楽を流すのが流行ってきていますが私に言わせるとあんなの邪道です、花火は花火の音だけをたのしまなくっちゃ。 なんでもかんでもアメリカの真似をしてしまう日本人の悪い癖ですね。
大迫力の花火を楽しんでいましたがパラパラと花火のカスが落ちてきて嫁さんは火の粉が心配そうで楽しむどころはなかったようです。

花火が終わったら嫁さんは就寝タイム、私の方は寝酒タイム、ハッチはオープンにして扇風機を回しますがやはり蒸し暑いですね。

揺れも相変わらず大きいので嫁さん寝れるかしらと心配していましたがそのうちに寝息が聞こえてきたので一安心。
私の方も寝ようとしましたが揺れに伴ってキーコ、キーコという音が気になってなかなか寝付けません。 音の原因はコンロのジンバルなんですが養生テープを貼ってみたりしましたがテープが剥がれて直ぐに駄目になってしまいます。

幸い船にシリコンスプレーが有ったのでこれをピボット部分にスプレーしたら静かになってくれ 無事眠りにつきました。

目が覚めて翌朝の船の上がこれ、花火のくずと煤が大量に船の上に落ちていました。 やれやれ掃除が大変そうです。


いつもより早く起きたので少し早い朝食(嫁さんが準備していたサンドイッチです)を取りさっさと帰ることにしました。
悔しいことに嫁さんは朝ビール、私は運転が待ってるのでX。
アンカーを引き上げてエンジンを掛け長与港を後にしました。

さて帰り道、ちょいと楽をしようとオートパイロットをセットしましたが動作が何だか変です。 いつもだったらジーコジーコと左右に舵をきって真っすぐに走ってくれるんですが今日はジーといったまま同じ方向に舵を切り続けてとんでもない方向に進んでしまいます。
嫁さんも変な方向に船が進むので不思議そうな顔をしています。
電源のコネクターを抜いてリセットを試みましたが結果は同じ、どうやら壊れてしまったようです。 仕方が無いのでステアリングを握って港まで帰りました。
港に近づいたら入稿前にアイドリング状態でクラッチを前進と後進にしてエンストしないことをチェック。 2度もエンストのおかげで岸壁にごっつんこしていますからこの確認作業は必須になっています。
この夏の暑さのためかちょっとアイドリングが低くなりすぎて入るようでエンストしてしまいました。
ちょっとだけスロットルレバーを引いた状態でエンジン回転数を上げて着岸、上手くいきました。
この船、オートパイロットの不具合といい、エンジンのアイドリング不安定といい、いつになったら何の心配も無く運用できるようになるんでしょうね。 困ったもんです。

着岸したらさっさと荷物を下ろして家路に着きますが頭の中は壊れたオートパイロットのことでいっぱい。 オートパイロットが無いとこの船シングルハンドのセイリングは難しいですからね。 あ~、どうしよう。
なにはともあれ嫁さんこれに懲りずに今後も付き合ってくれればいいんですが。

<追記>
騒いでいる嫁さんの声付き花火の動画です。



4 comments:

  1. コロナ前に荒川の花火大会に行きましたが川にクルーザーや屋台船が来て羨ましく思いました。次回のハウステンボスが待ち遠しいですね。JT

    返信削除
    返信
    1. 嫁さんがこれに懲りていなきゃいいんですが。
      ハウステンボスでは少し遠くから見物することにします。 22,000発とのことですから今回の11倍ものカスが落ちてきたら堪りませんからね。

      削除
  2. 花火のカスが降り注ぐほどの至近距離での見物。
    船ならではですね。
    その時の、大迫力が伝わってきます。
    色々と不具合が出たとのこと。
    むしろ、やることができて良かったやん。

    返信削除
    返信
    1. ホント、すごい迫力でした。 船が揺れなかったらもっと良かったんですけどねーー。
      やることが出来たのは良いですがオートパイロットは修理できそうにないし新しい奴は30万ほどかかりそうで頭が痛いです。

      削除