船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/12/29

SB2 ガバナーリンク再調整、でもトラブル解決ならず

event_note12月 29, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
燃料噴射ポンプとレギュレーターのアッセンブリー交換をしても直らなかったエンジン高温時のエンスト、いくら考えてもこれだと言う原因も対策方法も思いつきません。
それでもここをいじってみたらどうなるかなと言う案も出てきたので試してみることにして船へ。

何でだろうと不思議に思っていることがクラッチをつないだ時の回転数の低下、アイドリング回転数が90回転程低下します。
本来なればガバナーがちゃんと働いていれば低下してはいけないはずなんですけどね??
逆を言えばクラッチをつないでもアイドリングが変わらない設定が見つかれば問題解決となるのかもしれません。

いじれるところはこのガバナーからレギュレータにつながっているぶぶんくらいしかありません。 写真を撮らなかったので組立図で代用しますが判り辛いですかね。



この中で一番先にやってみたのが上の図で23となっている連結ねじの設定。
ちょっと大写し過ぎましたけどこれです。

このねじの下にはオフセットされた角が付いていて回転させることでレギュレーターレバーの位置が変わるようになっています。
説明が難しいので下の図が判りやすいかも、

これを既定の位置(上の図の右端)から更に90度回してガバナーレバーが少し大きく動かないと燃料が絞れないようにしてみました。

ここをいじると当然ながらアイドリング回転数が変わりますので再調整、740rpmに合わせてクラッチをつないでみましたが650rpmまで回転低下、やはり90rpmの低下であまり効果は有りませんでした。 残念

次のアイディアは太いレギュレータースプリングと並列に弱いスプリングを追加してみること。
太いレギュレータースプリングは少しの伸縮で大きく力が変わりますのでアイドリング付近での微妙な動きには追従出来ないのかもと言うことで少しくらいの動きでは引っ張る力が変わらない長くて弱いばねを加えれば低速部が安定するかもとの考えです。
リンクにほぼ一定のプリロードを掛けることになると思います。
ばねに何を使おうかと考えて輪ゴムを使ってみることにしました。
本数を変えれば引く力簡単に帰ることが出来るのでテストには好都合です。

これでアイドリングを調整してクラッチをON/OFFしてみると800rpmが740rpmに落ちて60rpmの変化、これって効果が有ると言えるんでしょうかね?

輪ゴムをさらにもう一本増やしたらアイドリングが930rpmに上がってクラッチをONした時には910rpm、20rpmの低下になりました。
お、これはいけるかもと思いながらアイドリングを調整して780rpmまで落としてクラッチをつなぐと、あれれ、710rpmまで落ちちゃいました。 なかなか解が見つかりませんね。

あ~だこうだと色々試してアイドリングを見ているうちにプス、プス、プス、スットンとエンジンが止まってしまいました。
「え、何が起きたの?」と再起動しようとしても掛かってくれません。
はい、原因を調べたら燃料タンクが空っぽになっていました。
満タンにしてたと高を括っていたんですが思いのほか消費していたようです。 ドジ!
予備用ポリタンクから軽油を補充しましたがそれだけでは不十分で燃料系統のエア抜きをしないとエンジンはかかってくれません。
燃料フィルターの所で抜き、燃料噴射ポンプの所で抜き、さらに燃料噴射ポンプから噴射のずるまでの配管をセルモーターで回して一杯にしなきゃいけないんです」、あ~面倒。
こんな時には以前取り付けたエア抜き用のバルブが役に立ちます。参照はこちら

セルモーターを暫く回してエンジン再起動、テスト再開したものの思うような結果は得られず輪ゴムも外して連結ボルトだけ90度余計に回した状態でアイドリングを800rpmほどに調整して今日の所はお仕舞いとなりました。
次回走ってみるまで効果のほどは判りませんがなんだかこのトラブルは迷宮入りしそうな感じです。 あ~困った。


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