船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2018/09/25

SB2 YCのクランクシャフトとコンロッドが帰ってきました。

event_note9月 25, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
手直しが終ったクランクシャフトとピストンピンブッシュ(ベアリング)の交換が終わったコネクティングロッドが帰ってきました。

クランクシャフトは両端のシャフトを手直ししてあります。中央のクランクピン部分は傷も摩耗も問題ない程度ということでそのままです。
両側のシャフトは一旦0.1mmほど削って傷を落とした後にクロームメッキを行い最後にもう一度切削と磨きを行って正規のサイズに調整してあります。
傷を見た時にはどうなることかと心配しましたが こうやって綺麗になったシャフトを見ると一安心嬉しくなってしまいます。

挫折したピストンピンベアリングの抜き取りと交換も結局古賀自動車にお願いしました。
持ち込んだ時にはまだ許容範囲で交換はしなくていいとも言われましたが新しいベアリングは手元にあるし、あとで「あの時やっておけば良かった」と後悔したくなかったので思い切って交換をお願いしました。
古賀自動車さんからは「そういうことであればピストンピンも一緒に交換しておいた方が良いよ、中央部分が両端に比べて1/100mmほど摩耗してるから」とのコメントが有ったのでヤンマーさんに電話して早速手配、新しいピストンピンのサイズに合わせてベアリングの加工を行ってもらいました。
やはり新しい物を押し込んだだけでは真円ではないのでピストンピンが入ってくれず加工が必要とのことです。
ちなみにピストンピンとベアリングのクリアランスは0.025~0.048mmが標準で摩耗限度は0.1mmとなっていました。

古賀自動車に行ったときにクランクピンベアリングで気になっていたことも相談してみました。
と言うのもこのベアリングは新しいものに交換して数時間しか運転していないのに角っこだけこんな風に摩耗しています。

何が問題なんでしょうねと質問するとコンロッドの接合面をじーっと眺めて端っこに打ち瑕のようなものが有ってバリがシャフト側にでてベアリングを押しているのじゃないかと言ってオイルストーンで手直しをしてくれました。

自分で見た時にもここになんか変形みたいなものが有るよねと思ってはいましたが確信は持てなかったので対策が出来ませんでしたが「やっぱりねっ」とこれですっきり。
この際ということでコンロッド側とキャップ側の接合面のエッジすべてに軽くオイルストーンを当てて面取りをしておきました。

余談ですが新しいピストンとピストンピンが揃ったので試しにピンをピストンに押し込んでみました。
マニュアルには85℃くらいまで温めて挿入するようにと書かれていますので室温ではどんな感じか見たかったんですが以外にもそのまますんなり入ってしまいました??

え~、こんなに簡単に入ってしまって大丈夫、逆に心配になってしまいます。
ちなみに古いピストンとピンで同じように押し込んでみましたがこちらはつっかえてしまって頭しか入ってくれません。
ま、がたは無いので良さそうですがパーツ製作時の誤差がプラスマイナス合わさるとこうなるのかもしれませんね。







2018/09/23

SB2 シリンダーライナーが入ってくれない

event_note9月 23, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

洗浄はしたものの組み立てが先か塗装が先かちょっと迷っているシリンダーブロック、重要なことを忘れているのに気づきました。
新しいシリンダーライナーがちゃんと入ってくれるか確認していませんでした。どじ!
抜けたのに安心してしまい隙が出来たんですね。
で、新しいシリンダーライナーを突っ込んでみましたがやはり入ってくれません。
お尻が突っかかって先に進まないようです。











錆が邪魔しているんだろうということで最初は#600のサンドペーパーでお尻が入る部分をこすってみますがダメ、この野郎ということで今度は#360で結構しつこく擦ったんですががこれでもダメ。
ちょっと擦れば簡単に入ってくれると思ってたんですが思いのほか手ごわいようです。
ここまでは状態をよく観察せずにやってたんですが敵情観測しなきゃということでクランクケース内に照明を突っ込んでよーく観察。

錆が出た部分が台地のように高くなって邪魔をしています。この錆の塊は硬くてサンドペーパーではなかなか落ちてくれません。
あまり手荒なことはしたくなかったんですが三角形のやすりを引っ張り出しました。
まずはこの先端で高台を突いて一部を壊し、次に尾根の部分で全体をこそぎ落とします。
錆の塊は硬くってサンドペーパーではなかなか落とせませんが脆いので圧力をかけると砕けてしまいます。
例えて言えばガラスにサンドペーパーを掛けてもなかなか削れませんがヤスリの先端で突くと割れてしまうのと同じことです。 え、そんなこと分かってるって、すみません。
この方法だとやすりで結構深い傷も付いてしまいますが余り機械的な精度を要求される部分ではないので「ま、いいか」の世界でしょう。

お尻が入るのを確認出来たら、次は首、顎の入る部分と順番に削っていきやっと収まってくれました。

これでめでたしめでたしと言いたいところですが錆の粉がクランクケースに落ちてしまったので洗浄のやり直しが必要になってしまいました。
我ながら段取りの悪さにはあきれてしまいます。
で、反省しながら1杯。




2018/09/21

SB2 パーツ洗浄変じて錆落としに

event_note9月 21, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
シリンダーブロックをは帰ってきましたがさて何処から手を付けましょうということでシリンダーライナーが抜けてる時にしかできないウォータージャケット内の掃除から始めることにしました。
ここは錆と海水から来た泥のようなものと塩だか防蝕亜鉛の亜鉛だかが混じったものがこびり付いて見た目にはひどい状態になっています。

ここで悩むのはこれ落としておいた方がいいのかそのままにしておいた方が良いのかの選択。
ひょっとしたらこのままそーっとしておいた方が新しい金属面が出ない分錆が進まないかもしれませんし、それとも出来るだけ錆を落として防錆塗料を塗っておいた方が良いんでしょうか?
なーんて悩みながらほじくってみるとぽろぽろと塊が落ちるのでついそのままほじくり続けてこんなに錆の混合物が落ちてきました。

もうここまでほじくったら錆止めの塗装をしておくしかないですよね。
と言うことでこの後もスクレイパーとワイヤブラシでせっせと擦ったらウォータージャケットは少しは綺麗になりましたけどクランク室も粉だらけになってしまいました。
このままでは先に進めませんのでまずは洗浄です。
エンジンパーツの洗浄と言えばすぐに思いつくのは灯油か軽油、でもこれって臭いし廃却も制約が多くて面倒です。
なんか良いものがないかググったらメタルクリーンなる洗浄剤を発見、早速購入しました。臭くないし使った後は下水に流せるとのことで処理も楽ちんみたいです。

翌日には配達されてきたので早速洗浄開始、コンテナボックスの中に50℃のお湯を入れて洗浄剤を溶かしシリンダーブロックをドボン、洗車ブラシでごしごしして汚れを落とします。シリンダーブロックの底面は錆止め塗料も塗ってなく錆が出ていたので後での塗装の時のため念入りに洗って脱脂をしておきます。

気持ちよくごしごし洗っていたら以前塗った錆止め塗装が剥がれてきました。
ま、脱脂も水での洗浄もろくすっぽやらずに塗ったので密着が悪かったんだろうとやり直すつもりで洗車ブラシをワイヤーブラシに持ち替えて錆止め塗装を剥がします。
こんなことだったら塗るんじゃなかったと思いますが塗った時点ではオーバーホールの計画は入ってませんでしたから仕方ないですね。
時間を掛けてこすり続けたら粗方の錆止め塗装は落ちてしまいました。

これに気を良くして塗装が必要だけれど油まみれで脱脂をしていない台板(足です)の洗浄に入りましたが錆がひどくってこれまたワイヤーブラシでごしごし。
結局洗浄脱脂のつもりで始めたのに錆落としがメインになってしまいました。

お蔭で洗浄液は錆で土色に、これでは洗浄してることにならないだろうとまた新たに洗浄液を作って濯ぎを行いました。
ここまでは順調だったんですがーーー。
で、翌日乾燥したパーツを見てみると なんと新しい赤さびが出ています。
この洗浄液、防錆の効果もありと書かれていたんですが話が違います。
全体の再組立てが終ってから塗装をやるつもりにしていましたが作戦変更が必要なようです。
やれやれ。




2018/09/18

SB2 ピストンピンベアリング交換 抜き取りで挫折しました

event_note9月 18, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ピストンピンベアリングも交換しようということで抜き取りにチャレンジ。
整備マニュアルにはプレスを使うようにと書かれていましたがとりあえず工具を自作してチャレンジです。
幸いベアリングを押すコマはシャーシーパンチの抜きコマがサイズ的にぴったり。
で、こんな工具を作ってみました。


中央に通したボルトを締めあげると木材に開けた穴の中にベアリングが押し出されるという仕掛けなんですが、さてうまく行きますか?
コンロッドをセットして抜きコマの位置を合わせてナットを締めていきますがコマは動かずに木材の方が音を上げてしまいました。
残念、シリンダーライナーの時と同じです。
こうなったらさっさと諦めてプロにお願いすることにします。

2018/09/16

SB2 シリンダーライナーとピストンピン

event_note9月 16, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
シリンダーライナーが外れたシリンダーブロックが帰ってきました。

2018/09/13

SB2 YCのパーツ沢山買いましたでもーー

event_note9月 13, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
再組立てに必要なパーツの準備が出来ました。
この際ということで消耗が考えられるパーツは出来るだけ交換しておくことにします。
ただ当初交換を予定していたシリンダーヘッドアッセンブリーは現物の状態が良いので交換は止すことにしました。

主だった交換部品は
ベアリング類(メイン、クランクピン、ピストンピン)、ピストンとピストンリング、シリンダーライナー、カムシャフト、ガスケット類沢山
クランクシャフトの手直しをしてこれだけの部品を交換すればかなりの若返りになるはずです。主要な部品は全部新しいものに変わりますからね。
すぐにでも再組立てに入りたいのですが古賀自動車からシリンダーブロックとクランクシャフトが返ってきません。 どうなっているんでしょうね?
「急ぎません」とは言ってますがこう音沙汰がないと気になります。明日にでも電話してみますか。


2018/09/02

SB2 YCのシリンダーライナーが外れてくれません。<9/3 追記あり>

event_note9月 02, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
カムシャフトの余勢をかってシリンダーライナー(以下シリンダー)の取り外しに挑戦、錆びだらけなのでダガーボードのときと同じような苦戦が予想されます。
末續さんからお借りしたシリンダー抜きの工具をセットしてネジを締めこんでいきます。
 
ガシガシと締めこんでいくとピキッピキッと音が聞こえてきます、シリンダーが動き出したのかなと思いながらさらに締めこんでいくとパキッと言う音がしてネジが緩くなりました。 でもシリンダーは元の位置のまま。