船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/08/08

マスト上り用縄梯子 孫たちと一緒にお試し上り成功

event_note8月 08, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum6 comments
前回のテストで木製ステップの縄梯子は何とか使えそうだということになりましたがマストの上まで上ってみるにしても安全装置が無いと安心出来ません。
落下防止用のフルハーネスは船に準備していますがこちらは嫁さんにアシストしてもらう背面吊のもので一人作業には向きません。
一人作業用として登山用のアセンダー、カラビナ、スリング、下半身ハーネスの4点をAmazonでポチッ。
これらが配送されてくる間に縄梯子のステップ間隔を約25Cmほどに縮めておきました。
穴の開いた3x2㎝の桟をロープに通して結び目を作って留めるだけの作りですから結び目を解けば簡単にステップ間隔を変更できます。

上記4点まとめて配達されてきましたがアセンダーには何の説明書も無いし小さくて頼りなく見えるので車庫の梁からロープを垂らしてぶら下がってみることにしました。
結果は良好、簡単な構造ですが荷重がかかるとロープに噛みついてしっかり体重を支えてくれます。
試した後の抜け殻写真ですがーー、
(背景がごちゃごちゃしてて見辛くてごめんなさい)

アセンダー、カラビナ、スリング

準備が整ったところで後は天気待ち、ここんとこお天気悪いですからね。

お天気が良くなったので今度は船で実際に上ってみることにしました。
家に来ている孫2人もお供です。

船では縄梯子の引き揚げは2番ジブ用ハリヤード、命綱用には1番ジブハリヤードを使います。 ジブが2枚あるのはこんな時には便利ですね。

足元は動かないように固めて、命綱用の1番ジブハリヤードも先端をここに繋いでしっかりテンションを掛けておきます。

これで命綱にアセンダーを取り付けて準備完了

後はハーネスを着用してお試し上り、アセンダーを上にずらしながら上っていきます。
やはり落下防止用の装置があると安心して上れます。
短くしたステップ間隔も功を奏して足の短い私でも上り易いです。

はい、無事スプレッダーまで到着、ここからさらに上に行くにはマストにステップを取り付ける必要があります。

上ってみると中間付近で縄梯子がくるくる回るので中間付近にも左右に張り綱を引いて出来るだけ左右に逃げないようにしてみました。

ジイジの試しのぼりが終わって安全が確認出来たところで今度は孫たちが上ってみることになりました。

アセンダーが上手く使えるかなとちょっと心配でしたが教えたとおりに上手に使って上り下り。 アスレティック感覚で楽しかったのか2人で代わりばんこに何度も登っていました。
で、ハーネスでぶら下がって記念撮影。


ま、子供たちは元気で身軽ですね。

私の方もせっかく上るので以前からやりたかった作業を二つほど、一つはマストキャップに1つ空きになってたブロックハンガーがあったのでここに滑車を付けて6mmのロープを通しておきました。特にこれと言った目的は無いんですが象形物を揚げるとか何かの役に立つだろうくらいの考えです。

もう一つは壊れている風見の修理、インディケータタブが外れてプラプラになっているのでこれを接着したかったんですが残念ながら手が届かず根元から外して持ち帰りとなりました。
下ろすときには先ほど取り付けたロープが早速役に立ってくれ袋をくっ付けて下ろしました。

ここまでやったところで雨が来て本日終了、引き上げた縄梯子は後日のためにそのまま残して帰宅となりました。

今回のお試し上りで手製の縄梯子でも十分に役立つことが確認出来ました。
今までは家から長梯子を持って来て嫁さんに命綱を頼んでいましたがこれで一人作業が可能になりました。
荒天の時は無理としても何時でも上れる手段が準備できたのは心強いですね。



2025/08/05

マスト上り用縄梯子 中華製と自作2種の3種を類試してみました。

event_note8月 05, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum4 comments
今まで何度かマストに上りましたが全て長梯子を使っての港内での作業、海の上での作業経験はありません。
 港の外でマストの上の方でトラブルが発生した場合には今は上に上って対処するすべがありません。

2025/08/02

帆を上げたけど全く風吹かず

event_note8月 02, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
暑い、こんな日は冷房の効いた家でじっとしているのが一番かもと思いつつ海の上で風が有ればなんとかなるかと船を出してみることにしました。「海天気」の予報では大村湾では午後は4m程度の風となっています。
港では2mを超えたあたりの風でしょうか北からの風が吹いていて近くの旗もしっかりはためいています。
「お、これはいいや」と思いながらいつもの手順で船を出して赤灯台に向かいながらメインセイルもセット。
1000回転程で走りながらメインセイルをセットしたので帆走開始は崎野の鼻近くになってしまいました。
エンジンを止めていき足が落ちるとあらら風が無くなっています。 港での風は何処行っちゃったんでしょうね。
走り始める気配も無いまま漂流開始、そんな折にどこからやって来たのか判りませんが大きな音を立ててモータークルーザーとジェットスキー3艘の集団が走り過ぎていきました。
彼らにとってはこの凪は好都合でしょうね。

暫く待っても風は来ないしお昼のチャイムが遠くから聞こえてきたのでそのままお弁当タイムになりました。
今日は嫁さん創作のセロリ、にんじん、ソーセージ炒めのサンドと定番パストラミサンド。
飲み物は辛口などと記載のある泡の出るやつ。



もぐもぐやってても全く風の気配はしないし空港連絡船が近くを通りますが引き波がちょっとうっとうしいです。

お弁当タイムが終わっても風は来ず、暇なので最近購入した双眼鏡で遊んでみます。

いままでは安い双眼鏡(10x50)を使っていましたが色収差が大きく遠くのヨットなどを見ても輪郭がはっきりしないのでちょっと奮発してケンコーの8x35を買い直しました。
この双眼鏡小さい割には視野角も広く見え方も明るくくっきり、なかなかいい見え方です。
今までの双眼鏡は安物買いの銭失いの見本だったようです。
で、これってカメラにくっ付けてみたらと望遠レンズ代わりになるかもと思って二島桟橋に船が停まっているようなので写真を撮ってみましたがこんな感じの写真が撮れました。

普通に撮るとこんな距離ですからそれなりに働いてはくれるようです。

暫く同じ場所に漂っていましたが風も来ないしプロペラへのフジツボ付着防止も兼ねてもう少し沖までエンジンで走ることにしました。
まだ今の時点ではさほど汚れていないようで6ノットで走ってくれます。

去年の暮れに上架整備したんですがこの時に初めて使った船底塗料シージェット033プレミアムとちゃんとしたニューペラクリンPLUSが効果を発揮して秋までこの状態が続いてくれれば嬉しいんですが、さてどうなるでしょうか?

崎野の鼻と黒島の中間あたりまで来たところでエンジン停止、再び風待ちです。
C-Mapの速度表示は0.07ノットと全く動いていません。


お弁当は終わってしまったしやることも無いので昼寝でもと思い日陰を選んで寝っ転がっても既に焼けている甲板では岩盤浴と同じ状態になってしまって昼寝どころではありません。
後で考えればさっさと諦めてエンジン掛けて帰る手もあったんですがこの時はそういう気にならず船の上で1時間半ほどうだうだ。
エアコン付きの船だったら涼しいキャビンでゆっくりなんてことも出来るんでしょうけどね。

午後2時頃にやっとさざ波と一緒にそよ風がやって来たのでこの風で帰ることにしました。
とはいっても速度は1ノットちょい、HTBレースの時に這うようにしてゴールした時のことを思い出してしまいました。

微風時のセイリングのお勉強と思いながらいろいろセイルトリミングを試してみますが風を孕まないのでジブシートもメインシートも力なくぶら下がっているだけで長さを変えてもどれほどの効果があるのか判りません。
舵もこの速度ではあまり効かず不安定な風向きと相まって反対方向に行ってしまう場面も。
勝手にしろと思っていたら再び港の方に走りだしてくれました。 やれやれ。

その後は北からに変わった風に押されて赤灯台へ向かいながらジブを仕舞い、メインセイルを下ろしますが風が弱いので船を風に立てる必要も有りません。
メインセイルを下ろした頃には赤灯台のかなり内側、ここでエンジンを掛けて港まで戻り着岸。 ゆっくりゆっくりの走り?だったので着岸したのは午後4時、崎野の鼻と黒島の中間辺りから帰るのに2時間も要してしまいました。 ま、暇ですからいいですけどね。

着岸して舫を取った後にエンジンアイドリングが低めだったので調整、家で回転数を算出するためにスマホで録音しておきました。
(家で音響解析で回転数を算出したら調整前が670回転、調整後は730回転でした。)

メインセイルを桟橋脇の通路に広げて畳む頃になって重しが必要なくらいの風がやって来て邪魔してくれます。 世の中上手くいきませんね。
メインセイルを仕舞って今日のセイリング(漂流かな?)は終了となりました。
本日の全行程はこちら、ほとんど走っていません。
ま、こんな日もあるんでしょうね。






2025/07/19

大村ヨットクラブ訪問 空振りでした

event_note7月 19, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
昨夜 嫁さん「明日船出す?」 私「あまり風無さそうだし」 嫁さん「あさってはもっと無さそうよ」私「じゃ~、掃除の手伝いで船出す」なんて会話が有って今日の船出し決定。
はい、私が居ると掃除の邪魔になるんです。

2025/07/17

SB2 5W国際マリンVHFハンディトランシーバー 外付けアンテナ取り付けてみました

event_note7月 17, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
去年5月に大村湾ヨットクラブの皆さんと一緒に五島クルーズの時に導入した5W国際マリンVHF、今年5月の薩摩硫黄島クルーズの時も僚船との連絡に使いましたがハンディ機の悲しさか見通し距離なのに通話が出来ないことも度々。

2025/07/14

キャンピングトレーラー 今度はトレーラー側走行充電電線追加 30A走行充電が可能になりました

event_note7月 14, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
牽引車X3側の電線追加は終わりましたので今度はトレーラー側の番です。
プラグに追加するのは5sqの電線、

元々アメリカ規格の7Pコネクターを13Pに変更して電磁ブレーキの線などを追加していますのでオリジナルの7芯キャプタイヤケーブルの外に3本の線が有りますがこれが4本目となります。

ここから引っ張って床下のジャンクションボックスまで、電線をばらしてカオス状態のジャンクションボックスです。

ジャンクションボックスまで追加の電線は来ましたがここからバッテリーまでの電線も最短距離に手直ししておくことにしました。
と言うのもタンウェイト対策でバッテリーを後部に移動した際にキッチンシンク下にあった元のバッテリーケースから延長して電線を引いていたので遠くまで行ってUターンしてジャンクションまで戻ってそれからバッテリーまで行くというなんとも無駄な配線になってましたからここを短縮。
プラス側マイナス側合わせると4mを超す短縮になったと思います。30Aも流すと4mでも電圧ドロップは大きいですからね。
言葉での説明難しいですね下の図で解りますでしょうか?

配線追加と変更も終わってカオス状態だったジャンクションボックスの電線も何とか中に収まってくれました。

ジャンクションボックスに蓋をして完了、床下の狭いところで上向いての作業なので疲れました。おまけにやぶ蚊に耳の下あたりをかまれて痒いったらありゃしません。 やれやれ。

トレーラーの配線追加が終わったのでこの勢いを借りてX3の走行充電器も20Aから30Aに変更してしまうことにしました。 30A走行充電器は端子台ではなくリード線接続になっていたので外側に端子台を準備して接続しました。
20Aと30Aでは大きさがかなり違います。

大きくなった30A走行充電器も何とかポケットの中に収まってくれ交換作業も終了です。

さて今度の電線追加でちゃんと30A流れてくれるでしょうか?
X3とトレーラーを接続して、

エンジンを掛ける前の充電電流を見ると2.6A、これはソーラーパネルからの充電です。

この時にX3のバッテリーは車内に約8Aの電流を供給しています。結構大きいですね。

さてエンジン起動、トレーラーへの充電電流はーー、やったね!、32.7A流れています。
30Aが走行充電器から2.7Aはソーラーパネルからの充電と言うことになります。

気になるX3バッテリーへの充電は、なんとこちらも30A近く充電しています。

アイドリング状態の時にX3のバッテリーが身を削って30A供給するのではないかと心配でしたが全くその心配は全く要らないようで安心してアイドリングでも充電できます。
20Aが30A充電になりますから充電に要する時間は2/3,この差は大きいですよね。

と、30A充電が確認出来たところで今回のLFPバッテリー化プロジェクトは完結です。
たっぷり電気が使えるようになったんで小型のコーヒーメーカーでも買おうかな。
あ、小さな1.5合炊き電気炊飯器をすでにメルカリで買ってしまいました。
次のキャンプ、旅行が楽しみです。



2025/07/13

キャンピングトレーラー X3側走行充電用電線追加

event_note7月 13, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
回路図など皆さんあまり興味ないかもしれませんが私の備忘録も兼ねてますので悪しからず。

前回の走行充電器のテストで30A走行充電器を使っても配線がそのままでは20A以上は流れてくれないことが判明。ケーブルを追加したいところですがX3のトランク(ヒューズボックス近く)からコネクターまでは通線スペースが限られていて現状より増やすことは不可能です。

「う~ん、何とかならないか」と回路図と睨めっこ。
トランクからコネクターまで行ってる太い電線(3.5sq)は走行充電1本、電磁ブレーキ1本、グラウンド3本の合計5本。
このグラウンド3本の内1本を走行充電の追加に回して代わりにコネクターの近くでシャーシに直接グラウンドを取れれば何とか走行充電用の電線が増やせそうです。
毎度汚い回路図でごめんなさい。
今度はコネクターのピン配置を見るとヨーロッパ規格では充電用に使われている10番ピンが空いていますのでここを使えば電線が追加できます。

このことから13番ピンにつながっている黄色の電線を追加の走行充電用に回して空いている10番ピンに接続、13番ピンには別の線を追加してコネクター近くでグラウンドに落とすことにしました。
この変更を回路図に描くとこうなります。


このアイディアを実現するためには先ずはコネクター近くに利用できるシャーシーアースポイントを探さなきゃいけません。
テスターで電線端子が共締め出来そうなねじの頭を探しますがリアバンパー回りは全てプラスティックパーツで導通が有るねじが見つかりません。結局アンダーカバーを外して探す羽目になってしまいました。

アンダーカバーを外したらシャーシーに直接つながっているねじが1個くらいは見つかるだろうと期待していたんですそれも期待外れ。唯一使えそうなのがマフラーを吊るしている金具の止めねじ。

これは車体から直接出ている訳では無くシャーシーに取り付けられているバンパービームから出ているので導通はあるものの「どこで繋がってるんだろう?」ってな感じです。
導通に対する保証は有りませんがやむなくこれを使うことにしました。
ま、グラウンドの線は3本ありますからここの導通が無くなっても何とかなりそうです。 

ここに追加の5.5sq電線(緑)を接続して、

コネクター側は電線の入れ替え、追加の緑の電線を13番に接続してここに在った黄色の電線は10番に引っ越しです。

この後トランク内でシャーシーに接続されていた端子も走行充電器に引っ越してX3への走行充電用電線追加が実現。
アンダーカバーカバーを元に戻して終了となりました。

この時点では20A走行充電器はそのままで電線だけの追加で30A走行充電器への変更はトレーラー側の配線変更後になります。


2025/07/12

久々に凪男さんと臼島まで 雨と一緒に凪と強風の繰り返しでした

event_note7月 12, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

 今日は久々に凪男さん同乗での船出し、2人で出るのは去年の6月以来ですからほぼ1年ぶり。さて凪男さん同乗での風具合はどうなるでしょうか。

2025/07/05

SB2 船のLFPバッテリー化効果のほどは

event_note7月 05, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments

さて、要不要の細かい検討無しで「やってみたい」でやってしまったLFPバッテリー化、どれほどの効果が有るのか事後検証してみることにしました。

2025/06/30

キャンピングトレーラー 走行充電再考察

event_note6月 30, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
船へのLFPバッテリー導入時に30A走行充電器を使ってみましたがアイドリング時など発電量が少ないときにはエンジン起動用のメインバッテリーがわが身を削って30Aを供給する事態になってしまうことが発覚、結局30A走行充電器の使用は諦めた経緯があります。

2025/06/28

梅雨明けセイリング Chidori(猪平さん)が一緒に走ってくださいました (6/29追記あり)

event_note6月 28, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum6 comments
今年の梅雨明けは記録的な速さとのことで7月を待たずに梅雨明けになってしまいました。
今日は梅雨明け宣言2日目、風もそこそこと言うことでお弁当持って久々の出航です。
港に着いてさっさとジブのセッティングにかかりますが暑くって汗が流れ落ちます。
濃紺のTシャツを着ていたんですが白にすれば良かったとちょっと後悔。
出港前に改修されたnew pec smartの使い勝手を確認したいこともありnew pec smartとC-Mapを起動しておきました。
出航したら北からの風で赤灯台に向かいながらメインセイルを上げましたが久々なのでちょっともたもたついてしまい崎野公園のあたりまで来てしまいました。

セイルを上げたらとりあえずクローズホールドで黒島の方に上ります。

風に向かって走り始めると港で準備中に感じた暑さはかなり和らいでくれました。
小さなミニビミニもそれなりに役に立ってくれています。
梅雨が明けて暑くなった言ってもまだ6月真夏の空ほどではありません。久々の青空で写真を数枚。

振り返って岩屋山

空港の向こうに多良山系

黒島と二島
ついでに長崎大学ヨット部の練習風景、

ここでちょっとC-Mapとnew pec smartの比較、
まずはC-Map、速度と進路の表示が見やすいです。

次にnew pec smart、
そのままでは速度表示が小さくて眼鏡無しでは読めなかったんですがタブレットの部分拡大機能を使う裏技を見つけました。

new pec smartも回収された後は現在位置と進行方向の更新が早くなったので使いやすくなりました。速度と進行方向の表示を大きくしてもらうともっと使いやすくなるんですけどね。 リクエストしてみますか。

C-Mapとnew pec smartで遊んでいるうちにお昼過ぎてしまったのでお弁当タイムとしました。
で、恒例のお弁当写真、キャベツと卵焼き。


これをもぐもぐしながら長与方向に目をやると帆影が見えます。 どなたの船なんでしょうね? 

様子を見ていたら向こうが速く徐々に近づいてきます、こちらに向かっているようなのでヒーブツーで船足を止めてちょっと待てみることにしました。
暫くしたら船尾方向を通り抜けて北の方向に行っちゃったので「あら、知らない船が北に向かってるだけだったのかな?」と言うことになってしまいました。
写真はズームして撮ってるので大きく写っていますが肉眼では船名などは読めません。

知らない船だったんだということでヒーブツーを解消して帆走再開な空港まで行くことにしました。風は弱く速度が出ないんですがこの時期は日が長いので何とかなるでしょう。

空港に向けて走り始めてふと後ろを見たら先ほどの船が同じ方向に向きを変えて走ってきます。結構な速度差でどんどん近づいてきて肉眼ではっきり見えるようになったら猪平さんのChidoriでした。 Chidoriの帆走風景を見るのは今日が初めてなので遠景では判らなかったんですね。

結構な速度差ですぐに遠くなったと思ったら先の方で反転して戻って来てまた近くまで、



こちらも少しでも速くと一生懸命セイルのトリムをいじってみますが速度差はいかんともしがたいです。 ま、輓馬とサラブレッドの差はどうやっても縮まることは無いでしょうから諦めですかね。

Chidoriが先行する形で空港方向へ、どんどん差が広がりますが空港手前で船足を止めて待っていただきました。
この間私の方はお弁当の続き、今度はローストポークのサンドイッチです。
実は船の上ではチキンと思ってたんですが帰ったら「あれ豚さんさからね」とのこと脂身が無いと豚も鶏も一緒に感じる味音痴でした。

合せるのは泡の出る飲み物2種、

そうこうするうちに空港近くの津水湾入口までやって来ました。 津水湾の方にはもう一艇がセイルを上げていますが船体が白く見えるのでH3ではないようです。
Chidoriはこの辺りで反転して帰港となりました。


私の方はもう少し空港誘導灯に近づきたいとそのまま進路キープで空港誘導灯近くまで。
小型のプライベートジェットのようなものがタッチアンドゴーを繰り返すのを見たところで反転帰港としました。

反転して暫くは遅いなりにも帆走できてたんですが徐々に風が無くなってしまい、遠くを見渡しても何処にも風が見えません。
風を待ってもいいんですが時間も気になるしこの間取り付けたLFPバッテリーの充電もやりたいので風が来るまで機帆走としました。

エンジン回転数が上がっているので20A程度は充電してると思いますが電流計を持ってきてないので測定は出来ません。ただ電圧計の表示が13V台だったものがそのうちに14Vまで上がってきたので満充電に近くなってきたようです。
「よしよし」と思いながら電圧計を眺めていると今度は14.4Vをオーバーして16V程度まで上がったかと思えばまた下がりといったり来たり、なんなんでしょうね???
ソーラーパネルからの電圧が悪さしてるんでしょうか、でもソーラーパネル充電コントローラーは14.4Vでカットオフするはずなんですけどね? う~ん、不思議。
LFPバッテリーセル自体はBMS(Battery Management  System)が保護してるはずとセル電圧を測ってみるとこちらは13.75Vで安定していて問題は無さそうです。 BMS,偉い!

結局崎野の鼻近くまで来てしまいましたが風が来ずここで走りながらジブの片付け、皮肉にもメインセイルを下ろす時点で後ろから北東の風が来て船を風に立てるために反転する羽目になってしまいました。
港近くになったところからはいつものようにエンジン回転をアイドリングまで落としてクールダウン、着岸時のエンスト防止です。
無事着岸してメインセイルを畳み本日のセイリング終了。
今日は海の上で猪平さんとご一緒出来たし楽しいセイリングとなりました。

今日の全行航程はこちら。黒島の北側でくねくねっとしている部分がヒーブツーで船を止めた部分です。


<追記>
猪平さんからSB2の写真を送っていただきました。自分の船の帆走風景はめったに撮れないですから貴重な1枚です。
クラシカルでなかなかいい風情ですが足が遅いのが玉に瑕、宴会仕様艇と割り切りましょう。