船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/03/31

ホンダリード110 バッテリー交換ついでに他もメインテナンス

event_note3月 31, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
嫁さんのテニスコートへの足ホンダリード110、週に2度ほどしか動かさないので買ってから14年半経つのにまだ7900Kmほどしか走っていません。滅多に動かさないのでメインテナンスもさぼりがち。
ある朝テニスに行こうとしていた嫁さん「なんか変な音がしてエンジンがかからない」と言ってきました。確かにスイッチを入れると前の方からジジジジと変な音がしてセルモーターも回ってくれません、どうやらバッテリー電圧が下がって電磁リレーが騒いでるようです。
仕方が無いので嫁さんを軽トラでテニスコートまで送った後にトラブル解析。
ブースターケーブルで車庫に残しているBMWから外したバッテリーに繋いでみるとちゃんと起動してくれました。ただ起動してもブースターケーブルを外すとエンストしてしまいます。
4輪車みたいにアイドリングで必要な電力を賄う能力は無さそうです。
それではと言うことでバッテリー充電器を引っ張り出してきて充電開始、コーヒー飲んでゆっくりしてたらFULの表示が出て充電完了となってました。
よしよしとスイッチを入れるとヘッドランプが点灯しますが(今どきのスクーターは常時点灯です)スーッという感じで消えてしまいセルモーターを回す力はほとんどありません。
1週間前にはちゃんとセルモーターを回してくれたのに急にこんなふうに変わるなんてちょっとびっくり。

最近新しいバッテリーに換えたばかりと思っていたんですが購入履歴を調べてみたらなんと買ったのは2017年、8年も前でした。 光陰矢の如し、Time flies, あっという間に月日は流れるんですね。 歳食うはずだ。
で、バッテリー交換しかないよねと言うことでネットで購入、ついでにエンジンオイルもポチッ。こちらも長く交換していません。

前回は台湾ユアサのものを使いましたが今回購入したバッテリーは中国製、さてどれだけ持ってくれるでしょうか。 値段は半分くらいなので半分の持ちでもコスト的には同党と言うことになりますしもっと持ってくれればコスパ最高と言うことになります。
ピンポーン、宅急便ですと配達されてきたので早速交換作業開始。
フロントカウルを外し、バッテリーの配線を外して取り出します。


新しいバッテリーと交換して配線を繋ぎますがこの車にはプラス側とマイナス側両方にフロフロント物入内端子までの電線を追加していて万が一バッテリーが上がった時にはカウルを外すことなくジャンプスタートが出来るようにしてあります。
丸端子が付いた電線がそれです。


余談ですが、このホンダ・リード、バッテリーをうっかり上げてしまうとキックスタートは無いし、遠心クラッチなので押し掛けもだめ、ジャンプスタートをしようにも工具が無いとバッテリーにブースターケーブルを繋ぐことも出来ないという不親切設計。 
こんな時のために物入内にブースターケーブルが噛みつける端子を追加しています。
このときのことはこちらをクリックしてください、困った時の記事端子追加の記事

±おのおの電線を共締めしてバッテリー取り付けは完了。

充電済の新バッテリーですが念のため追加しているブースター端子に充電器を繋いで帆充電しておきます。

バッテリーが片付いたので今度はオイル交換、使うのはこれ、

リードの取説にはJASO T903:MB、SAE:10W-30、API:SL、これら3つの規格を満たしているオイルを使えと書いてありますが前回使ったのはULTRA G1というJASO T903:MAのオイル、今回はちゃんとMBと書かれたものを使います。
ちなみにこのMA,MBの差は摩擦係数にあるとのことでMA:摩擦係数大、MB:摩擦係数小となっています。湿式クラッチの通常のオートバイはMBを使うとクラッチが滑るのでMAを使わなきゃいけないとか。

前回交換時、といっても2017年ですが、には上抜きでは抜ききれないことが判っているので今回は下から抜くことにして直接廃棄用の紙製猫砂で受けることにしました。
量的にはたかだか0.7ℓと少ないので小さな箱で十分です。


ドレンプラグを戻して今度は注入ですが注入口の位置関係で手持ちの漏斗が使えません。

これといって使えるものも無かったので100均灯油ポンプを使いましたが正直これは失敗でした。どれだけ入れたか判らないので何度か抜き差しするうちに回りがオイルでべとべとになるるし手もべとべと。 で、写真無。

最後はこの大きなスポイト(これも100均灯油用)で量を調整して終了。

結局オイル注入にとんでもなく苦労してしまいました。
教訓、事前に計量してちゃんとした道具で注入しましょう。

今度はこれまた久々に冷却水のチェック、シート下物入内にリザーブタンクがあります。
見てみると、あら、空っぽ。 下限以下まで減っていたので軽トラに浸かった残りを補充しておきました。


ホンダのマニュアルには冷却水の定期交換が必要との記載はなく減ったら補充しろと書かれているだけです。
BMWも定期交換はやってないし4輪車って本当に定期交換の必要性あるんでしょうかね?

最後はブレーキオイルのチェック、このリードにはブレーキオイルタンクが2個あります。
1個は左側ブレーキレバー・コンビブレーキ用のリザーブタンク、左側は以前は後輪用でしたがこのモデルから後輪だけでは利きが悪いということで前後同時にブレーキがかかるようになっています。 おばさんライダーなどは後ろブレーキしか使わない(使えない)人が多いですからね。私が以前乗っていたSR500は前後別々でしたが最近のロードバイクなどには足ブレーキペダル(後輪用)でも左手ブレーキレバー(前輪用)でも前後連動してかかるような奴が出てるらしいし、さらにはABS(アンチロックブレーキシステム)付きのものもあるとか。 おっと、横道にそれそう、元に戻りましょう。
このコンビブレーキようのリザーブタンクはフロントカウル内に在るのですぐに確認できます。 レベルがLowのほんの少し上になっていて補充しておきたいところですが手持ちのブレーキオイルは無いし、必要量は20mL も無いくらいですから一缶(500mL)買うのもなんだかもったいないような気もするしで、とりあえず「ま、いいか」にしておきます。
どこかバイク屋さんで分けてもらいますかね。


2個目は左側前輪ブレーキ用のリザーブタンク、これはハンドル側についていて点検窓も開けられているのですが中は暗いしどうやってもレベルを見ることが出来ません。

懐中電灯で照らしてみたりしましたがタンクの窓はみえるものの液面の判断が出来ず駄目でした。

悔しいなと言うことで引っ張り出したのがこの小型カメラ、以前水没したボートフックを回収するときにかつやくしてくれたやつです。
これだったらカメラレンズ周囲に照明が付いてますから何とか見えるかも

ハンドルの点検窓に突っ込んで映像はパソコンで確認、

これでやっと液面を見ることが出来ました。
近すぎて少々ピンボケですが泡が見えるのでオイルはたっぷり入っているようです。

これでバッテリー交換に端を発した一連の点検整備作業は終了、暫くは元気に動いてくれるでしょう。
ただブレーキオイルが下限に近付いているのでもう少し頻繁に点検してあげないと行けませんね。 前回から7年も間が開いたので反省。

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