船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/05/04

硫黄島までクルージング 8日目 甑島バス縦断+ちょっとだけチャリ

event_note5月 04, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

 薩摩硫黄島までのクルーズが途中取り止めになったので表題と合わなくなってしまいましたが計画時の名前を残すことで「ま、いいか」にしておきましょう。

今日は目を覚ますとマストを通過する風の音が大きく聞こえます。 やはり予報通りの強風です。

朝食を終えたらトイレ特急で武家屋敷通りに在る休憩所トイレへ、ここ綺麗に整備されていて洗浄便座も取り付けられています。 嬉しいですね。

朝の用事がすべて終わったところで自転車を折りたたんで輪行バッグに収納、ま、輪行バッグと言っても100均で買った大きなバッグですけどね。
背中にお弁当と飲み物、汗拭きにタオルなどを入れたリュックを背負い輪行バッグを持ってバス停で手打港行のバスを待ちます。今日はここからバスに乗り甑大橋の向こう側の鹿島港まで行ってそこから自転車で甑大橋を渡りかえって雇用との計画です。
時刻表ぴったりの時間にバスが来て出発、渋滞とは無縁の島のようですからよほどのことが無い限り遅れることは無さそうです。

走るバスの窓から帰りのための地形を観察しますが予想していたように里から反対側の中甑港に行くには山越えがあって結構急な上りが続きます。う~ん、やはり私の変速機無しの自転車では無理かも。
せっかくの手打港行きのバスだから終点まで行けば甑全体が見れるなと思い予定変更。
この時点で立て直した計画は手打ち港まで行き近くの食堂でお昼を済ませて次のバスで甑大橋手前で戻って降りるというもの。
バスの窓から外を眺めながら手打ち港到着、予想に反してターミナルビルも何もなく閑散としています。 1軒だけ少し前まで営業していたと思われるレストランの入った建物が在りましたがすでに閉鎖されていました。
フェリー桟橋は錆びて痛みが激しく使われていないようです。


ということで手打港での食事は諦めて乗ってきたバスで折り返すことにしました。
⋆後で調べて判ったんですが手打港は街はずれで街の方まで行けば数軒の食堂があるようです。 バスの窓からでは判りませんでした。
また以前は「ニューこしき」と言うフェリーが寄港していましたが2012年4月で寄港取り止めになったそうです。

再び同じバスに乗車して甑大橋手前の鹿島港で下車、


この港も閑散としています。
フェリー待合室が在った建物も閉鎖されていました。


中を覗くと鹿島港閉港の張り紙が、

いったいいつの3月31日よと思ってこちらも調べたら2023年となっていました。
バスの運転手さんに話を聞いたらそれ以降この桟橋も岸壁も全く使われていないとのことでヨットをつけるには良さそうですね。
ただ岸壁が高いので乗り降りと町が小さいので商店が無く買い物には苦労するかも。

閉鎖されたフェリー待合室の脇には綺麗に整備された公園があり最新の洗浄便座付きのトイレも、このトイレの外壁にはシャワーも水栓も設置されていて捻ったらちゃんと水が出ました。


さてここでお昼ご飯、上の写真のベンチに座り持ってきたあんぱんを一口、次に飲み物を一口、この瞬間に頭の上でバサバサッと大きな音がして思わず手にしていたペットボトルを落としてしまいました。頭の上の方から公園側に飛んでいくトンビの姿が見え、手の持っていたあんぱんが消えていました。 やられました!
幸い、もう1個あんぱんを持って来ていましたからお昼抜きは免れました。よかった。
残りのあんぱんも盗られたら困るので待合室建物に場所を変え、壁を背にしてあんぱんを頬張り食事終了。

さて出発と言うことで自転車を組み立てますがここで次の問題発生、何と後輪の空気が抜けています。 朝のトイレ特急の時には何の問題も無かったんで空気入れは船に残してきましたから補充が出来ません。 やれやれ困りました。
このまま次のバスを待つ手もありますが次のバスは2時間後、「え~いままよ」とくうきが抜けたまま乗っていくことにしました。 ちょっとぐにゅぐにゅして乗り辛いですが何とかなりそうです。 タイヤとチューブが痛むかもと思いましたが仕方ないですね。

鹿島港を出発したらすぐトンネル、トンネルを抜けるとすぐ甑大橋です。

空気の抜けた自転車を一生懸命漕いで中央の一番高い所まで、

ここから両端を見ると両端はトンネル、
鹿島港川

中甑島側

甑島大橋の上からは素晴らしい景色が楽しめます。

甑大橋を渡り中甑島を走り抜けると(長いトンネルが彫られていて急な上りは少いです。)さほど大きくない「鹿の子大橋」


この先の小島を抜けると甑大明神橋


ここから対岸に中甑港が見えます。

甑大明神橋を渡り中甑港に到着したところでチャリの旅は終了です。
この港から人気の観光船「かのこ」が出ていますが今日は強風のため運航中止の札が下がっていました。
何故かこの港の写真を撮っていませんがここにも手打、鹿島と同じ桟橋が在りましたがフェリーは手打港と同時に帰港取り止めになっているそうです。

この港でしばらく時間をつぶして次のバスを待ち船に戻って甑島縦断の旅終了、自転車での登り坂は汗をかきました。
さてお風呂と言うことで自転車に空気を入れようとバルブをチェックすると虫ゴムが劣化して弾力が無い状態、これで抜けちゃったんですね。
で、自転車は諦めて歩いてお風呂に行き汗を流してさっぱりしました。

この夜は各自の船で夕食、明日は6時出航です。
私たちは牛深行きに決めてますからさほど早い出港は必要ありませんが一番外側の船ですから私たちが出ないと内側の船が出れないということで同時出港です。

2025/05/03

硫黄島までクルージング 7日目 いちき串木野から甑島里港まで お風呂(ホテル)の写真追加しました

event_note5月 03, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
串木野で2日間足止めを食った後やっと風が落ち着いて出港できる状態内なり今日は甑島の里港を目指します。 ただ午前10時以降は再び風が強まり明日も1日強風の予報のため早朝5時出航。
いちき串木野から里までは約20マイル、5ノットで走れば4時間の距離ですから10時前には到着する算段です。

2025/05/02

硫黄島までクルージング 5日目、6日目 フィッシャリーナ串木野で足止めです マイバイク水没のアクシデントも

event_note5月 02, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
5日目、
今日は出港の予定が無いので朝から船でのんびり、嫁さんが持たせてくれた食材で朝食を済ませました。
船から出て空を見上げるとこれなら出ても良かったのかもと思える空模様。
空を見上げていたら上川さんが「朝から釣り船が出て行ったけど、今日は無理だと言って帰って来ました、判断は間違いじゃなかったと気が楽になりました。」との言。

2025/04/30

硫黄島までクルージング 4日目 牛深からいちき串木野へ

event_note4月 30, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
 朝7時半牛深出港で今日はいちき串木野まで、距離にして約35マイル、時間で7時間前後と私にとっては程よい距離です。
牛深入港時は東側から通天橋とハイヤ大橋の下をくぐって海の駅牛深に着けましたが今日は西側から出てハイヤ大橋を背にしていちき串木野を目指します。

2025/04/29

硫黄島までクルージング 3日目 野母崎から牛深へ

event_note4月 29, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
何んと寝坊助の私が朝6時に目が覚めました。
まずやったのは昨日やってなかった燃料の補充、私の船の燃料タンクの容量は24ℓしかないのでこまめな補充が必要です。燃料ゲージがちょうど半分を示していたので12ℓほど使ったんでしょうね。 この後嫁さんが持たせてくれたコールスロー、ゆで卵それとパンの朝食、コールスローもゆで卵も苦手な末續さんはカップ麺での朝食となりました。
7時半になったところで離岸出港、ところが奥の方の岸壁組が動く気配が有りません。
とりあえず沖に出て待つことにして港を出ました。

滝川さんが無線で連絡を取って岸壁組も動き始まましたが私たちは少し先行しますということになりました。
薩摩硫黄島に行くために登録母港を三島村に変えているので野母崎から牛深までは沿岸5マイルを守ると直線コースで行けず一旦野母崎を回って樺島沖から橘湾を東に進んで途中で南に進路を変えることになります。

野母崎を回った海域は何時も有れるということなのでメインセイルを2ポイントリーフで上げてローリング防止としました。
案の定前回の口之津行きと同じように東からの向かい風でどったんばったん、ただメインセイルを上げているのでローリングは少ないです。
どったんばったんの中を進んでかなりスプラッシュを浴びてしまいました。
ナビ役のタブレットとスマホも海水まみれです。

東に進むこと約2時間、

意地でも航行区域違反はしないぞと言うことで進路変更地点まで到達、青い線がいい加減に引いた予定コース、赤い線が実際に走ったコースです。


ここで進路を南に取ると左からのアビーム、ジブも上げての機帆走となり潮流も手伝ってくれるのか瞬間風速ですが対地速度7ノット越えの走りとなりました。
ただオートパイロットがなかなか風の影響を補正出来ないので任せることが出来ません。
仕方が無いので私と末續さん交代でステアリングを握ります。

この後も順調に走り牛深港の入り口近くでセイルダウン、風が強くなっていて風に立てるのも一苦労、苦労はしましたが無事セイルをまとめて西側の港口から入り通天橋の下をくぐりハイヤ大橋の下を走って午後3時半頃に海の駅牛深に到着です。

私がどん尻だったので浮桟橋のお尻に泊めていた植松さんのお隣に横抱きで着岸しました。


着岸したら早速桟橋正面にある事務所で停泊の手続き、手続きが終わったら停泊料金の支払いですが何と25円とのこと。書き損じじゃないですよ、本当に25円/1艇です。
 安いのは有難いですが逆に申し訳なくなってしまいますね。

暫く皆さん思い思いに過ごした後に上川さんが探して予約してくれた居酒屋「味松」で皆で1杯、ここ、どの料理もおいしかったです。


大満足で船に戻った後に窓の外を見たらハイヤ大橋に灯りが入っていました。

この後船の中で〆の1杯をやってお休みなさいとなりました。
本日の全行程がこちら。


2025/04/28

薩摩硫黄島までクルージング 2日目 面高→野母崎

event_note4月 28, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
今日は寝坊助の私も少し早起きして7時に起床。
生憎昨夜からの雨が朝まで残り雨の中の出港準備となりました。
今日の出航予定時間は7:30と言うことで皆さん合羽を着て出港準備、各艇雨除けのタープが貼られています。
私も本来は日除け用として準備していたタープを引っ張り出して雨除けとしました。
前方からSpring Beauty(私、末續さん)、Parantica Sita(崎坂さん)
 
前方からAdvenchers(岡、上川さん)、LonShen(滝川さん)、Murrelet(植松さん)

7:30、5艇連れだって泊地の面高港を後にします。

雨除けを張っての航海ですが前方が開いてるので完全防備とはいきません、それでも在ると無いではかなり違います。
ただ視界が遮られてうっとうしいです。


雨の中を大島大橋を通過、
先行するMurelet

この頃に前方から30フィートくらいのヨットとすれ違いましたが何と猪平さんのChidoriだったと後で判りました。
はい,
天幕の中で良く見えませんでした、気づかずに申し訳なかったです。

大島、松島、池島と通過して角力灘を過ぎた辺りで雨も小降りになってきたので雨除けタープを外してセイルを上げて機帆走としました、ただメインセイルは少し風が強かったのでワンポイントリーフとしました。それでも潮流の助けもあるのかもしれませんが6ノットオーバーの走り、やはりヨットはセイルを上げなきゃね。
他の艇もジブを上げての機帆走です。

伊王島手前では海保さんの3本線が引かれた船がでんと構えて漂泊中、連休に向けて睨みを効かせているんでしょうか?


この後は軍艦島辺りでセイルを下ろして野母崎港に入港です。
末續さんは着岸に備えて早めに船首でスタンバイ。

目的としていた温泉施設「のもん湯」脇の桟橋は左側だけが使用可能と言うことだったので5艇の停泊は無理で私と滝川艇「LonShen」の2艇が着岸、他の3艇は野母崎港奥の岸壁に着けることとなりました。

着岸後にのもん湯で風呂に入った後、大村湾ヨットクラブのメンバーで野母崎にお住いの中島さんが宅で焼肉パーティと全員を招待してくださるいうことで奥の岸壁に泊めた3艇の場所で待ち合せとなりました。

15分程度歩いて3艇の所まで行ったら上川艇「Advenchers」がこの頃に強まった港口からの横風と波を受けて大変な状態、フジツボと蠣だらけの岸壁に押し付けられてハルが傷だらけになりそうです。


上の写真では大丈夫そうに見えますが船が前後に動いて押し付けられるとフェンダーが利かずに船体が直接岸壁のゴム製の蠣だらけの防舷材に直接擦れてしまいます。
大急ぎで滝川艇が準備していたスチロバールと私が準備していた構造用合板製防舷材を持って来て対策、ベニヤ板は岸壁と防舷材の間に挟む形です。

これでやっと安心して船を離れることが出来るようになり迎えに来ていただいた中島さんの車でお宅へ。

焼肉はガレージでやると聞いていましたがそのガレージの大きさと置いてあるものにびっくりもとバイク乗りの私の目に入ったのはこれ、

ホンダのワルキューレというゴールドウィングと同じ水平対向6気筒1500ccエンジンを積んだバイクです。私はこれを見るのは初めて凄い存在感でした。
この他にも中型のバイク、電動アシスト自転車等が置かれていました。

焼肉パーティ会場はこのガレージの中です、中島さんが食材とコンロなど準備してくださっていました。
左から滝川さん、私、植松さん、崎坂さん、末續さん

左から岡さん、上川さん、お世話になった中島さん、滝川さん

宴会が進んだ頃お腹の具合があまり良くない私はトイレにちょっと長居、外に出たら岸壁泊組の姿が見えず後片付けが始まっていました。
何でも水位が上がって船の横に吊るしているフェンダー(防舷材)が利かなくなっているとの情報が入って慌てて船に戻ったとのこと。
入れ違いで竹村さんのブリスと同じ郷ノ浦をベースにしているBigJoyの岡野さんがお嬢さんの運転練習を兼ねてと言うことで顔を出されました。
岸壁組のフェンダーが利かないとの情報発信源は岡野さんでしたが「写真を送った後に手直ししておいたから慌てなくても良かったのに」と全員に逢えずにちょっと残念そうでした。

残っていた私達温泉横組みと岡野さん親子は戻ってきた中島さんの案内でガレージ2階のアトリエを見せていただきました。


ペイントの他海岸で拾ったシーグラス(砂でもまれて丸くなった割れガラス)でアクセサリーの小物を作られているそうです。岡野さんのお嬢さんはイヤリングをゲットしてプレゼントしてもらって嬉しそうでした。 絵心の無い私には真似できませんね。

この後中島さんに車で船まで送っていただき1日が終わりました。
風は相変わらず強いので岸壁組はちゃんと寝れるでしょうか。



2025/04/27

薩摩硫黄島までクルージング 1日目 時津→面高

event_note4月 27, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
 リアルタイムのレポートでは無いので悪しからず。

午後1時船の上はこんな状態、今日から大村ヨットクラブの3艇と一緒に薩摩硫黄島に向けてのクルージングのための荷物の積み込みです。
この荷物は2人分、末續さんに声かけてダブルハンドで行くことになりました。