船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2025/08/02

帆を上げたけど全く風吹かず

event_note8月 02, 2025 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
暑い、こんな日は冷房の効いた家でじっとしているのが一番かもと思いつつ海の上で風が有ればなんとかなるかと船を出してみることにしました。「海天気」の予報では大村湾では午後は4m程度の風となっています。
港では2mを超えたあたりの風でしょうか北からの風が吹いていて近くの旗もしっかりはためいています。
「お、これはいいや」と思いながらいつもの手順で船を出して赤灯台に向かいながらメインセイルもセット。
1000回転程で走りながらメインセイルをセットしたので帆走開始は崎野の鼻近くになってしまいました。
エンジンを止めていき足が落ちるとあらら風が無くなっています。 港での風は何処行っちゃったんでしょうね。
走り始める気配も無いまま漂流開始、そんな折にどこからやって来たのか判りませんが大きな音を立ててモータークルーザーとジェットスキー3艘の集団が走り過ぎていきました。
彼らにとってはこの凪は好都合でしょうね。

暫く待っても風は来ないしお昼のチャイムが遠くから聞こえてきたのでそのままお弁当タイムになりました。
今日は嫁さん創作のセロリ、にんじん、ソーセージ炒めのサンドと定番パストラミサンド。
飲み物は辛口などと記載のある泡の出るやつ。



もぐもぐやってても全く風の気配はしないし空港連絡船が近くを通りますが引き波がちょっとうっとうしいです。

お弁当タイムが終わっても風は来ず、暇なので最近購入した双眼鏡で遊んでみます。

いままでは安い双眼鏡(10x50)を使っていましたが色収差が大きく遠くのヨットなどを見ても輪郭がはっきりしないのでちょっと奮発してケンコーの8x35を買い直しました。
この双眼鏡小さい割には視野角も広く見え方も明るくくっきり、なかなかいい見え方です。
今までの双眼鏡は安物買いの銭失いの見本だったようです。
で、これってカメラにくっ付けてみたらと望遠レンズ代わりになるかもと思って二島桟橋に船が停まっているようなので写真を撮ってみましたがこんな感じの写真が撮れました。

普通に撮るとこんな距離ですからそれなりに働いてはくれるようです。

暫く同じ場所に漂っていましたが風も来ないしプロペラへのフジツボ付着防止も兼ねてもう少し沖までエンジンで走ることにしました。
まだ今の時点ではさほど汚れていないようで6ノットで走ってくれます。

去年の暮れに上架整備したんですがこの時に初めて使った船底塗料シージェット033プレミアムとちゃんとしたニューペラクリンPLUSが効果を発揮して秋までこの状態が続いてくれれば嬉しいんですが、さてどうなるでしょうか?

崎野の鼻と黒島の中間あたりまで来たところでエンジン停止、再び風待ちです。
C-Mapの速度表示は0.07ノットと全く動いていません。


お弁当は終わってしまったしやることも無いので昼寝でもと思い日陰を選んで寝っ転がっても既に焼けている甲板では岩盤浴と同じ状態になってしまって昼寝どころではありません。
後で考えればさっさと諦めてエンジン掛けて帰る手もあったんですがこの時はそういう気にならず船の上で1時間半ほどうだうだ。
エアコン付きの船だったら涼しいキャビンでゆっくりなんてことも出来るんでしょうけどね。

午後2時頃にやっとさざ波と一緒にそよ風がやって来たのでこの風で帰ることにしました。
とはいっても速度は1ノットちょい、HTBレースの時に這うようにしてゴールした時のことを思い出してしまいました。

微風時のセイリングのお勉強と思いながらいろいろセイルトリミングを試してみますが風を孕まないのでジブシートもメインシートも力なくぶら下がっているだけで長さを変えてもどれほどの効果があるのか判りません。
舵もこの速度ではあまり効かず不安定な風向きと相まって反対方向に行ってしまう場面も。
勝手にしろと思っていたら再び港の方に走りだしてくれました。 やれやれ。

その後は北からに変わった風に押されて赤灯台へ向かいながらジブを仕舞い、メインセイルを下ろしますが風が弱いので船を風に立てる必要も有りません。
メインセイルを下ろした頃には赤灯台のかなり内側、ここでエンジンを掛けて港まで戻り着岸。 ゆっくりゆっくりの走り?だったので着岸したのは午後4時、崎野の鼻と黒島の中間辺りから帰るのに2時間も要してしまいました。 ま、暇ですからいいですけどね。

着岸して舫を取った後にエンジンアイドリングが低めだったので調整、家で回転数を算出するためにスマホで録音しておきました。
(家で音響解析で回転数を算出したら調整前が670回転、調整後は730回転でした。)

メインセイルを桟橋脇の通路に広げて畳む頃になって重しが必要なくらいの風がやって来て邪魔してくれます。 世の中上手くいきませんね。
メインセイルを仕舞って今日のセイリング(漂流かな?)は終了となりました。
本日の全行程はこちら、ほとんど走っていません。
ま、こんな日もあるんでしょうね。






2 comments:

  1. ひじゅんⅢ2025/08/05 6:29

    そうでしたか、そっちでは風無かったんですね。この日大村沖から、堂崎のずーっと先まで見通して見たんですが、その陰の域を出られなかったのですね、帆影がなかったのも道理です。いい双眼鏡買われましたね。その仕様はほどほど明るく使いやすいですね。
    こちらへのコメントありがとうございました。スマホ充電の件理解しました。熱くなってました。またのお出かけ期待しています。

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    1. そうなんです、漂ってる場所から双眼鏡を使って空港の方を見てみたんですが堂崎の陰で誘導灯辺りは見通すことが出来ませんでした。もう少し沖まで行くことが出来たらお互い見えたんでしょうけどね。 船長時代は大きな双眼鏡を活用されていたんではないでしょうか。

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