捨てようと思いましたが何が悪いのかちょっとばらしてみました。
ばらしてみるとモーターで直接駆動するのではなく遊星歯車を使った減速機構が使われていて内歯車はプラスティック製になっていました。 多分減速比は4、5倍くらいの感じです。 最近のセルモーターは軽量化のためモーターを小型化して遊星歯車を使う方式が多いようです。
確かにオリジナルの日立製セルモーターに比べるとかなり軽く感じます。で、中に使われていたパッキンはこの黒いゴムパッキンのみ、これはエンジンから上がってきたオイルをシールする役目は無く遊星歯車機構のグリースの飛散を防止する目的のようです。
え~、リングギアから上がってきたオイルはどうやってシールするのよ?なんて思いながらハウジングの中を見てみますがオイルをシールしようなんて意図した部分が全く見当たりません。
それどころか中に入ってきたオイルを外に排出するための溝が彫られていてドレン穴さえ準備されています。
要するにはなっからここにオイルが上がってくるのを想定した設計ではなくドライクラッチを使っていてフライホイールが空気中にあるようなエンジン用の設計になっているようです。
ということはこのセルモーターは基本的にYSやYCのようなフライホイールがオイルに浸かっているエンジンには使えないということになります。
確かにギアとか取り付け穴などの寸法はちゃんと合っていますがなんでこんなものをヤンマーのSB,YC用として売ってるんでしょうね。
DB Electronicsは自分では作らずに中国製を売ってるんだと思いますが確認の手抜きをしてるのかもーー、使えないよと問い合わせでもしてみましょうかね。
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