水夫の足さんから頂いたYCエンジンのシリンダーヘッドに使うために穴が開いて使えなくなった旧SB2のシリンダーヘッドからアンチチャンバーを取り外しました。
ここでアンチチャンバーって何と言う方のためにちょっと説明を。
英語では anti-chamberと表記して意味は前室(広い部屋へ通す前に待機してもらうための小さな部屋)と言う意味を持っています。
YCの場合は主燃焼室の上に在ってこの中に燃料を噴射し濃い燃料の状態で着火、ここから火炎が伸びて主燃焼室で燃焼する仕組みです。
良い絵が見つからなかったんですがこんな感じ、
英語では anti-chamberと表記して意味は前室(広い部屋へ通す前に待機してもらうための小さな部屋)と言う意味を持っています。
YCの場合は主燃焼室の上に在ってこの中に燃料を噴射し濃い燃料の状態で着火、ここから火炎が伸びて主燃焼室で燃焼する仕組みです。
良い絵が見つからなかったんですがこんな感じ、
下の写真の吸排気バルブの上に在る小さな穴が開いた部品がそれでこの穴から3つの溝に向かって火炎が吹き出します。
ヤンマーさんのパーツリストではこの部品です
アンチチャンバーの説明がくどくなってしまいましたね、ごめんなさい。
このパーツ、ヤンマーさんでは製造中止していて新しいものを買うことが出来ません。
このパーツ、ヤンマーさんでは製造中止していて新しいものを買うことが出来ません。
旧SB2のシリンダーヘッドから移植するしかないんですけこれがど簡単に外れてくれないんですよね。
旧SB2のシリンダーヘッドは末續さんの所に置いてあるので水夫の足さんから頂いたヘッドを持って訪問、そこで旧SB2のアンチチャンバーを外してみようということになりました。
最初はこうやって大きなクランプで始めたんですが、
これだけでは外れてくれずクランプで圧力をかけた状態でハンマーで叩いて見たりでほんの少し動き始めました。
この後も圧力をかけてみたり、棒を当ててハンマーで叩いて見たりしながらやっと取り外すことが出来ました。
途中の苦労してるところは残念ながら写真がありません。
ま、苦労はしましたがこれで水夫の足さんから頂いたシリンダーヘッドの整備を続けることが出来るようになりました。
<追記>
これが外したアンチチャンバーです。燃焼室側(右)燃料噴射ノズル側(左)二つの部品が銅パッキンを挿んで構成されています。
内側は空洞になっていて噴射された燃料はまず最初にこの空洞で燃焼することになります。で前の方のこの小さな穴から主燃焼室に火炎が吹き出す仕掛け
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