船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/06/25

ミュンヘンからウィーンへ 「あ~飛行機が飛ぶ」から始まったまたしても長い一日 前編

event_note6月 25, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
予めおことわり、長い一日との表題だけに文章も長いです。

昨日は少し飲み過ぎたようで重たい頭での目覚め、予想に反して全く何も置いてなかった部屋で持参の10得ナイフとフロントで借りてきたコップで朝ごはんの準備。
テーブルも小さいので二人一緒に食べるのも難しく交代で食べることになりました。
まずは嫁さんからということで私はその間に昨日途中で終わっていてフライトの事前チェックインを済ませてしまうことにしました。

最初からやり直しになるのでパチパチと入力していくと、あれ 「フライトのステイタスのためチェックインできません」と出てきます? 「通常は24時間前からチェックインが可能になるのでーーーとの説明も」 24時間前??
「え、今日何日?」 嫁さん「25日だよ」、慌ててフライトスケジュールを確認すると「出発 6月25日 8:15」と書かれています、でも嫁さんの予定では明日がウィーンへ移動の予定日。
「え~、どこで間違ったのよ? 飛行機が飛んじゃう」慌てて時計を見ると 7:50、出発まで25分しかありません。どうあがいても間に合わないのは明らかです。
あまりの出来事に気が動転してしまっているので「落ち着け落ち着け」と自分に言い聞かせて深呼吸。とりあえず朝食を済ませることにしました。

さてこの状況どう対処しましょう、考えられる手は
  1. オーストリア航空の窓口に行って乗り遅れたと泣きついて次の可能な便に乗っけてもらう。
  2. 発券元のANAに相談。
今までの経験から言うと1案のほうが次の可能な便に潜り込める確率は高い気がしますが便の確定が出来るのが空港になるので宿の手配などほかの処理が面倒そう。
(今までの経験というのは、「あ~、飛行機が飛んじゃうとか飛んじゃった」はこれが初めてではないんです)

2案のANAに相談はうまいこと今日と同じ明日の便に潜り込めれば嫁さんの立てたスケジュール通りに事が運ぶベストの結果が期待できます。

で、さっそく日本のANA窓口へ電話。幸いなことに私たちの電話は楽天なので通話アプリ”Link”を使って日本に電話をする際には通話料はタダ、長々と音声自動案内で待たされる時にも料金の心配をする必要がありません。
案の定長い待ち時間の後にやっとつながって「今日のご用件は?」「実は予約していた便に乗り遅れちゃったんです」「あら、それは大変ですね」から始まりました。
「No Showということで今後のフライトがすべてキャンセルになる可能性があるので変更手続きが可能かやってみます」とのこと、
「できれば明日の同じ時間の便がいいんですけど」とちょっと厚かましくお願い。
暫く間を置いて返ってきた答えは「明日の同じ便はあいにく満席、今日の夕方の便だったら3便ほどに空きがあります」とのこと、「じゃ一番早い便でお願いします」と答えると「やってみます」ーーー「今やってみているんですがうまくいきません」「え~」「ちょっとこのまま待って時間をください」ということで待つこと暫し。待ってる時間が長く感じました。
心配しながら待っていると「何とか予約の取り直しが出来ました、新しいアイテナリー(旅程表)をメールで送ります」と天使の声、あ~よかったこれで一安心です。

次の課題はホテル、Googlemapでウィーン中央駅近くの宿を調べてここが良いかなというホテルを選択、Googlemapはホテル予約サイト毎の価格も出してくれるので一番安かったホテルのオフィシャルサイトに進んで予約を取りました。 これで今晩の宿も確保。

最後の仕事は今泊ってるホテルのキャンセルとすでに払い込んでいる宿泊料金のリファンド。2泊の予定だったのでチェックイン時に2泊分支払ってますからね。
フロントに行って事情を話すと「Booking.comで予約されてるからそちらがキャンセルOK出してくれればリファンドしますとのこと。
で、部屋に戻ってBooking.comに電話を入れて「これこれこういうことでそちらがOK出してくれたらリファンドしまうとのことなんですがーー」 「分かりました、先方のホテルにキャンセル要請出しておきます」 何とかうまくいきそうです。
「よしよし」と思い再びフロントに行き経過説明、フロントの係が「うちの予約部門に確認するからちょっと待ってね」と電話、 しばらくドイツ語で話してましたが受話器を置いて「申し訳ない、Booking.comがOKでもうちの予約管理部門がNGと言ってる、私にはこれ以上どうしようもない」と申し訳なさそうな表情での回答。
ま、フロントの一存では決めれないでしょうから1泊分が無駄になるのは諦めるしかなさそうです。

ま、何はともあれ1泊分のホテル代は無駄になりましたが旅行継続の目途は着きました、ほんとびっくり、やれやれでした。

新しく取れたフライトは15:30なので少し部屋でゆっくり事前チェックインを済ませボーディングパスはメールでスマホに送ってもらいました。はい、ちゃんとスマホにボーディングパスが表示されるか確認もしましたよ。 ただ座席指定がウェイティングとなってるのが気になりましけどね。

昼食は空港で取ることにしてチェックアウト、タクシーを呼んでもらいました。
10分も経たないうちにタクシーが到着、ロビーにいたご婦人もタクシー待ちをしていたようでフロントの係が何やら運転手と話してこのご婦人と相乗りで空港まで行くことになりました。 このタクシー、10人乗りくらいの大きなミニバンなので3人乗っても余裕です。
車に乗り込むと「いつもは25ユーロなんだけど各々20ユーロでいいよ」とのこと、全員ハッピー、こんなのをウィンウィンの関係というんでしょうね。

空港では大きな荷物を持ってうろうろしたくないので先ずは荷物を預けることにしてオーストリア航空のカウンターを探しますが見つかりません、え~何処なのよと思っていたらルフトハンザ航空のカウンター入り口にオーストリア航空の表示があるのを発見。 ここで荷物を預けることが出来そうです。 入り口の係にスターアライアンスのゴールドメンバーであることを伝えるとファーストクラスの受付に案内してくれました。
ここでスマホのボーディングパスを見せて荷物を預けようとするとかかりのおばさんが怪訝な顔をして「これウェイティングになってるみたいだけど?」だって、ドキ!!
その後しばらくキーボードをたたいていましたが、「座席が決まってないだけみたいね、搭乗ゲートで確認して」と言いながらこっちが使いやすいからと言って紙のボーディングパスを印刷してくれて手渡すときに「Gゲートだけどゲートナンバーはまだ決まってないみたい、ただセキュリティチェックして中に入ったらラウンジが使えるよ」だって。
朝からバタバタしていてラウンジのことなんて全く忘れていたのでこの一言がなければ空港内のカフェか何かで時間をつぶすところでした。

で、この長~い顛末の後座っているのがここルフトハンザ航空のラウンジ、おかげでビール付きの昼ご飯にありつくことが出来ました。


ミュンヘン観光を1日分棒に振ってしまいましたが、その分ラウンジでゆっくりできました。
嫁さんには「ミュンヘン観光はノイシュヴァンシュタインとビアホールさえ押さえておけば大丈夫」と言ってたんですがその通りになってしまいました。

さて時間が来てシートも割り振ってもらい搭乗、オーストリア航空なんてめったに乗ることもないでしょうからパチリ、

これで無事搭乗出来ましたがこの先も長いです。
あまり長くなりそうなので2部構成にして続きは別途、こうご期待。

つづく



2 comments:

  1. 当日ミュンヘン入りできて良かったです。日本のお城のプラモデルのように欧州のお城のプラモはあるのでしょうか。JT

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    1. ウィーンに着いた時には正直ほっとしました。ま、この後もハプニングは続きましたけどね。
      お城のプラモデル、おもちゃ屋は覗いたことが無いのでよくわかりません。

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