船に行ってエンジンのご機嫌取りをやっていたら同じ港に長年係留されたままで動いたところを見たことが無いヨットに二人の人影が。
2週間ほど前の強風であおられて隣の船と岸壁の間に挟まって身動きできない状態になっていたので何とか動かそうと相談されている様子。
半分はお手伝い、半分は野次馬根性で傍に行って見ました。
話を聞いてみると多分このトラブルがきっかけだとは思うのですが船を処分するとのこと。一人はこの船のオーナーでご病気で入退院を繰り返してまた3ヶ月ほど入院しなきゃいけないとか、お気の毒です。
もうお1人はどうやらこの船を解体業者のところまで引っ張るのを請け負った方のようです。
遠目からもこの船の傷みは判りますが近くで見るとひどい痛み様でした。
メインセイルは破けてるし、テイラーハンドルは腐って粉々になったのか形が有りません、キャビン入り口の差し板も腐ってボロボロ、当然キャビン内部もここからの雨漏れでボロボロ、物好きな私でもこれをレストアしようという気はおきません。
やはり解体するしかなさそうです。
お二人といろいろと話している中で「解体するんだったら滑車類を譲ってもらえませんか?」と問い合わせたところ「勝手に外して使ってください」との有難いお返事。
原始的なSB2のリギングを改良したいと考えていたところなので遠慮抜きで有難く頂くことにしました。
どうせ残していても切り刻んだ船体のFRPと一緒に産廃として処分されるだけでしょうからね。
結局甲板に有ったほとんどの滑車を取り外していただいてきました。
これがその滑車類。
中でも有難かったのがメインシート(メインセイルを引っ張ているロープです)用のダブルの滑車セット、写真の中で一番大きいやつです、SB2のやつは古くなってシーブ(滑車の車)が割れてしまっているので何とかしなきゃと思っていたところ。頂いた滑車に交換すれば無事問題解決。
この他にもメインセイルとジブセイルの上げ下げなどもコクピットから出来るようにしたいのでこれだけの滑車があればロープの引き回しが楽に出来そうです。
先ほど原始的といいましたがSB2の現状はメインセイルはマスト下、ジブセイルの場合は舳先まで行かないと上げ下ろしが出来ず揺れがひどいときなどは大変です。
全てコクピットで操作できれば安全、快適になります。
SB2もキャビン内の模様替えばっかりやらずにたまには風で走らせてあげないといけませんね。
それはさておきこのヨットがいなくなるとこの港にあるヨットは私のSB2とこれまた動いたのを見たことが無いヤマハの19フィートの2艘だけになってしまいます。
私がここに来た時にはマストが4本は立ってたんですけどね。
ヨットってこの忙しいご時世の中では足が遅いのが人気が無い原因なんでしょうか?
デイセイリングでは毎回同じ景色しか見ることが出来ませんから飽きちゃうのかも。
私はお弁当とビールが有ればそれでじゅうぶんなんですがーー。
おめでとうございます。私はそのような滑車類を今ヤフオクで入札中です。羨ましい!ところで、デイセーリング、飽きる?ほかの人はともかく私には無縁です。弁当とビールなしでもです!私への当てつけでしたか?(笑)
返信削除当てつけだなんてとんでもない。
削除折角こんないい海があるのになんで乗らないんだろうとの単純な疑問です。
それにしても周りのヨットがだんだんいなくなる、ちょいと寂しい。
まったくラッキーでしたね。ブロックは、ハーケンみたいだから買えばうん万円?ヨットはヤマハ26Cでしょうか。船内機ならヤンマーYS8でしたらYCに互換のある貴重なパーツもあるのですが!
返信削除確かにラッキーでした。これでメインシートのブロックはOKになりました。
削除ただ他にもガフ用のブロックもシーブが割れているし頂いたものだけでは対処できないものもあります。
ヨットは型式は判りませんがヤマハで19~21フィートくらいらしいです。
船内機で1GMが載っていました、2GMだったらダブルのラッキーだったんですけどね。