船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/04/21

SB2 シートクッション製作 その1

event_note4月 21, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
SB2に乗っかっていたオリジナルのシートクッション、SB2が我が家に来た時には軽油の臭いが染み付いていて臭くってたまらなかったのですが外皮とスポンジを天日干ししてみたり、雨ざらししてみたりしたおかげでほとんど臭わなくなりました。
キャビネットと床が出来上がったので取り敢えずということで船に戻していますがこのクッションの最大の問題は薄くって底突きがすること。
巨大なお尻の持ち主なら問題ないのかもしれませんが私のお尻では少し長く座ると痛くなってしまいます。
実際、前々オーナーも同じように感じていたらしく一部のクッションにはお風呂マットを追加で押し込んでありました。
同じ問題はキャンピングトレーラーでもあって こちらは中のスポンジを入れ替えています。その時の記事はこちらをクリックしてください。

さらにもう一つの問題は汚れと破れ、せっかくキャビネットと床まで綺麗にしたのにこれだけで全体がみすぼらしく見えてしまいます。

ということでクッションも新調することにして近所のシート屋さんを探していたんですがアメリカに居るときに嫁さんがダイニングの椅子をタッカー(大きなホチキスです)で張り替えていたことを思い出し同じ手法で自分で新調してみることにしました。
板の上にスポンジを乗せ、これを椅子生地で包んでホチキスで止めるという方法です。
この方法だと下地の板の重量分重たくなりますが基板に使う構造用合板の重量をシートの面積からざっくりと算出してみると約40kg程度となりました。
ま、この船、スピードを競えるような船ではないし約3tの船体重量にしてみると1%ちょいの重量増加なので「ま、いいか」で済ませれる値です。
本当は板を使わずにビニールレザーを縫製して中にスポンジを入れるというのが理想なんですが綺麗に縫製する技術も道具も持ち合わせていないのでこの方法しか選択肢に有りません。

さ~頑張って作るぞということで、ホームセンターで国産杉材の構造用合板を買ってきました。 杉合板を選んだのは軽いし値段も一番安かったからですからです。

次はスポンジ、トレーラーで柔らかい高弾性ウレタンスポンジ5cmと少し固めのウレタンチップスポンジ5cmの2層構造を試しましたがなかなかいい座り心地なので今回も同じように2層構造にするつもり。
ちょっと違うのは柔らかいスポンジはオリジナルの物(6cm)を再利用することにして2cmのウレタンチップスポンジを購入、オリジナルの柔らかいスポンジとウレタンチップスポンジ2枚と重ねれば合計で10cmの厚みになります。
柔らかいスポンジは古いものを再利用する予定ですが冷蔵庫の上とバッテリースペース用はオリジナルが無いのと、他の部分でも不足が出た時のために3cm厚みの高弾性ウレタンスポンジを1枚だけ追加で購入しました。2枚重ねれば6cmですからね。
なんで4cmのウレタンチップスポンジと6cmの高弾性ウレタンスポンジを買わないんだと思われるかもしれませんが今回手配したのは(2mx1.2m)の定尺物、クッションの形状が複雑なので自分で切るつもりでネットで手配したんですが、定尺物は最大で厚み3cmまでしか販売の設定がなく仕方がないので6cm=3+3cm、4cm=2+2cmで買った次第。 

実はここまで来てまだ手配していないのが椅子生地、どんな素材と色にするか悩んだんですが 私はなんとなくオリジナルに近い茶色、嫁さんは「どこも茶色ばかりなんで灰色くらいが良いんじゃない」との意見。サンゲツのウェッブカタログで良さそうなものを物色しましたが「やっぱり実物を見てみないと判らないよね」と言うことでサンプルを20種近く送付依頼しました。

ファブリックの物が感じも良く好みなんですが雨漏れとか濡れたカッパ姿でキャビンに入った時のことも考えて合皮の素材を使うことにしました。
ただ、まだ未着分のサンプルもあるのでどれにするか最終決定が出来ずにいます。
いろいろ考えすぎて優柔不断になってしまうんですね、困ったもんです。
ま、最後のサンプルを見て手配することにしましょう。

て、生地の手配は後回しにすることにして出来るところからと見切り発車で製作開始、
先ずは構造用合板をシートスペースに合わせて切り出し基板を作ります、スポンジを少しはみ出させる予定で少し小さめに切りました。船底の局面のため歪な形の部分が多いので材料の使用効率は悪く大量に残材が出てしまいます。 ま、仕方がないですね。
残材は次回キャンプの時の薪にでもしますか。
切ったものを並べてみたところの一部がこれ

基板が出来たら我が家に持ち帰ってウレタンチップスポンジの裁断に掛かります。
基板をウレタンチップスポンジの上に置いてスポンジをカット、上にも書いているようにウレタンチップスポンジは2cmの物を2枚重ねています。後でずれると面倒なのでスプレー式ボンドで所々固定しています。

さて、何で切りましょうかということですがハサミではうまく切れないことは以前経験済み。
プロペラにロープが絡んだ時のために買っったロープカッター、パン切り包丁大、小、を試してみました。
一番切れ味が良いのがロープカッター、ただ一つ弱点があってカッター先端に刃が付いていないので一番下側が切れません。パン切り包丁小は刃渡りが短いので4cm厚みのスポンジを切るには役不足、結局一番使いやすかったのが大きい方のパン切り包丁、切れ味も良く先端まで刃が付いてるので一番下まで切ることが出来ます。
はい、最初のクッションが切れました、基板より周囲を1cm程度大きく切っています。
この後他のシートも同じようにカットしていきますが、唯一違うのが冷蔵庫上のシート。
たわみ防止の補強を入れているのでこの補強分をずらして重ねてカット、

これで椅子生地で全体を包めば補強はクッションの中に隠れることになります。

せっせと作業して全部のシート用のウレタンチップスポンジのカットが終わりました。

今日の作業はここまで、早く椅子生地を手配しなきゃ先に進めません。
またしても段取りの悪さが出てしまいましたね。


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