船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/06/26

SB2 迷走だらけのセイリング

event_note6月 26, 2022 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

朝の間雨が落ちたものの朝食が終わりゆっくりしている頃には 日差しも出てきました。天気予報を見ると今日は晴れ、風も2~3m/sと出ています。 これは船を出さない手はないということになりました。 ここしばらく走ってませんからね。「船を出す」と言ったら嫁さんがサンドイッチを作ってくれました。 感謝!

港に着いたら予報に反して結構強い南風が吹いています。
「ま、いいか」でいつものように港でジブだけセットして出港、赤灯台の内側でメインセイルをセットしましたが風が強いので苦労しました。 この風では操船に自信が無いので最初っからワンポイントリーフ、ジブもインナー1枚です。

これからの話を分かりやすくするために前もって本日の航跡をアップしておきます。

赤灯台の外に出ところから南からの追い風、クローズリーチで北に進路を取ります。
今日の目標は出来るだけ北の方まで行ってみること。
黒島の近くまで近づいたところでフルセイルにしてみることにしました。
リーフを解消するには一旦ガフのスライダーを下げてまた上げるという作業が必要になりますが新しい奴は以前より素直に動いてくれて、よしよしということになりました。
当然ジブも2枚に変更、コースはそのままでクローズリーチです。
これで順調に走ってくれれば良かったんですがーー。

迷走1
さてお弁当タイムと言うことで舵輪から離れたところで勝手に船が向きを変えてくれてアビーム状態、大きくヒールしてキャビン内では物が落ちる音も、さらにウェザーヘルムで風に立って止まってしまいました。
一度止まってしまうと舵が効かず思った方向に船を向けることが出来ません。
走り出しても私の腕の悪さも手伝って行きたくない方向に走り出すしで右往左往。
風が強く船の動きに対処出来ないのでもう一度ワンポイントリーフに戻すことにしました。
ここはエンジンとオートパイロットのお世話になって風に立ててリーフ作業完了。

やっと落ちつきましたが北へ向かうと帰りが大変になりそうだったのでいつものように黒島と二島を回って帰ることに方針変更。
二島の方に向かっている時に空港方向から来たヨットとすれ違いましたが向こうさんはフルセイルでふんふんと鼻歌交じりで走っているような(聞こえませんけど)感じでした。
う~ん、腕の差感じますね。 
この間の右往左往がこれ、



二島まではアビームとクローズリーチの中間くらいで落ち着いて走ってくれてやっとお弁当、今日はハムサンドと鴨のローストサンド。

サンドイッチはコンビニ弁当と違っていろいろやりながら食べるには都合が良いんですよね。

二島を回った所から堂崎の方に向けての上り、クローズホールドです、風が強いのでリーフしてるとは言え5ノット近くでの走り。私にはこれでも十分です。



迷走2
堂崎に近づいたあたりで時津方向に向けてタッキング、舵を聞かせて船の向きが変わったところでジブの入れ替え、ジブシートを引いているうちに舳先が元の方向に戻ってしまい速度ゼロ、タッキング失敗です。
舵は効かないし「え~い面倒だ」ということでエンジンを掛けて方向転換、やっと向きを変えることが出来ました。その後はクローズホールド4ノット近辺で鷹島の方向に向かいます。 フルセイルだったら5ノット越えるんでしょうけど安全運転です。

迷走3
鷹島近くまで来て港方向に上れそうなところでタッキングーー、一旦向きを変えて走ったものの何故そうなったかよく思い出せないのですが(多分ヒールがきつくなって風に立てたのがきっかけかも)ヒーブツー状態になって止まってしまいました。
ちょっと疲れたのでちょうどいい機会と言うことでコーヒータイム。
ヒーブツーとは言っても横流れしながらもゆっくり前に進んでいるのでどうやったら完全に止まってくれるのかちょいと実験。
ガフを下ろしてこんな感じに思いっきり面積を減らしてみたらやっと前に進まずに横流れだけになってくれました。

暫くこの状態で漂いながら長崎大学ヨット部が前島沖で練習しているのを眺めていましたがこの日はスナイプ1艘と支援艇1艘、ハイクアウトの練習なのか沈起こしの練習なのか判りませんが時々横倒しになっていました。
風速も測ってみましたが4~5m/s、時折6m/sのブローが入るという状態、天気予報とだいぶ違います。

この間の航跡がこれで急に向きが変わっているところで勝手にヒーブツー状態になり斜めに流れガフを下した後は南西の風に真っすぐ押されて北東に流されています。


迷走4
ヒーブツー状態で30分ほど休憩した後は港へむけて走り始めます。
しっかり上ってくれれば真っすぐ赤灯台の内側まで行けるんですがぎりぎりの上りなので速度は出ず3ノット台、ま、ワンポイントリーフ、ジブ1枚ですから仕方ないですね。
赤灯台のすぐ近くまで来たところで定置網に寄り付きそうだったのでちょっとコースを修正しようとタッキング、またしても失敗。
もたもたしてると網に掛かりそうなのでエンジンの力を借りて方向転換そのまま赤灯台の内側まで帰りました。


赤灯台の内側で帆を片付けて港に戻りましたが強い南からの横風の中で着岸、とっても緊張しましたが何とか無事着岸出来ました。

それにしても今日の走りはタッキングはほぼ全部失敗、どうやりゃいいんでしょうね?
まだまだ勉強することばかりのようです。 あ~疲れた。

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