SB2 オートパイロットテストセイリング

花火の帰りに動作がおかしくなったオートパイロット、何とかしなきゃということでeBayその他で中古の出物とか修理をやってくれそうなところとか探してみましたがさすがに古い機種でまともなものは見つけることが出来ませんでした。

代替えの新しいものとしてはLaymarine社からでているEV-100が主流のようですが25万円程とちょっと買ってみるかと言うには程遠いお値段。

う～んどうしようと悩みますが　この船、　原始的なリグなのでオートパイロット無ではシングルハンドはちょっと辛いところ。　

新規購入もやむなしと思い始めたところですが念のため、オートパイロットのテストをしてみることにしました。　今日は風も程よくテストには好条件です。

オートパイロットのテストだけであれば機走でも事足りるんですがそれでは面白くないので帆をセットしてセイリングすることにします。

いつものように桟橋でジブだけをセット、桟橋を離れて赤灯台を目指しますが早速オートパイロットをセット。　ジーと連続的に回ってとんでもな方向に行くんじゃないかと思っていましたが今日はおとなしくセットされた方向にジーコジーコと小刻みに舵を取ってくれます。　正直、嬉しいような困ったような複雑な心境。

理由も判らずに動作がおかしくなって、また理由も判らず正常復帰、こういうのが一番困るんですよ、いつおかしくなるか判らないので信用出来ませんからね。

ま、暫く様子を見ようということで今日１日オートパイロットのお世話になることにしました。

今日は風もほどほどなので赤灯台を通過したところでオートパイロットで船を風に立ててメインセイルをセット、ジブも上げて帆走開始です。

さてどこに行こうかなということで久しぶりに空港を目指すことにしました。

オートパイロットを空港方向にセットしてランチタイム、今日は嫁さんに「サンドイッチの材料無いよ」と言われたのでビッグマックを買ってきています。

飲み物は苦労してシートの下に仕込んだ冷蔵庫の中、この暑い夏冷蔵庫は重宝しています。

舵はオートパイロットに任せてビッグマックを頬張りながら走ります。　ここでもオートパイロットは文句も言わず正常に働いてくれます？？

風は北東の風なので上りです、クローズホールドで３ノット近辺で長与沖を通過。

じわじわと風向きが変わり堂崎をかわせそうにないので一旦タックして北に逃げて再度空港を目指します。

堂崎を過ぎて空港が近づいてきましたがC-MAPを見ると現在の速度では1.5時間ほどかかると出ています。

港に帰って日除け製作の作業もやりたいしということでここで諦め、ジャイブ（追い風での方向転換）で反転して帰ることにしました。

このC-MAP海図の上に現在の進行方向とか20分、１時間、１時間半後の予想到達位置の半円を表示してくれる優れものです。　（カメラが映り込んでて見辛くてすみません）

反転した頃には風は北からに変わりアビーム（真横からの風）で走りはじめますがだんだんと風が弱まり堂崎のあたりでは漂流に近くなってしまいました。

これだは帰り着くころには日が暮れてしまうということでエンジンを掛けて機帆走に変更、オートパイロットに舵を任せて走りながらジブを片付けてしまいました。

赤灯台に近づいたところで走りながらメインセイルも片付けてしまいそのまま港まで走って無事着岸。

今日の航跡はこれ

今日１日オートパイロットを使ってみましたが何の問題も無く働いてくれました。
花火大会の時の動作不具合はいったい何だったんでしょうね？？

このままでは信頼出来ないので一度家に持ち帰り中を覗いて見ることにします。

何が原因だったのか分ればいいんですがーーー。