船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/03/03

北へ北へ、気まぐれな風に泣かされたひな祭りセイリング

event_note3月 03, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
昨日JB3(June Bride 3 )の橋口さんから明日は船を出すけどと連絡があり私も一緒にお付き合いすることにしました。
楽しみにしていたんですが朝目を覚ますと雨、天気予報は曇り時々晴れの予報だったんですけどね。 今日は諦めかなと思いながら朝食を済ませる頃に雨も止み日が差してきました。
で、嫁さんにサンドイッチを作ってもらい港へ。

今日のコースは西風の予報だったので行きも帰りもアビームで走れるだろうと真っすぐ北に向かって琵琶ノ首あたりまで行ってみようとの計画になっています。
港に着いたら予報に反して北風、とにかくいつもの手順でジブをセットして出港、赤灯台の外辺りでメインセイルを上げたあたりで風が無くなってしまいマスト天辺の風見はYCエンジンの強烈な振動でこんな状態に、

風が無いのに加えて雨まで降りだしてしまいました、やれやれです。
海面に落ちる雨粒の波紋判りますかね?

こんな時にはサンルーフが小さいとはいえ役に立ってくれます。

暫くしたら雨も上がり今度は弱い南風が吹き始めました。
まだJB3の姿が見えませんがとにかく計画の通りに北へ向かいます。
ただ風は真後ろ、ボートフックを使って観音開きを試してみたりしながらそろりそろりと北へ。

そうこうするうちに長与のみなとからJB3が出て来ました。 何やらカラフルなスピンネーカーと思われるセイルが上がっています、カッコイイ。(後で聞いたらジェネカーだそうです)

ただこの日の風は気まぐれで風向きがころころ変わるのでこのジェネカーも開いたり萎んだりで操作の苦労が遠目にもうかがわれます。

私の方はこんな飛び道具は持ってないし、観音開きもボートフックの長さ調整が効かなくなってちょうどいい出し具合が出来ないしでクオーターリーで斜め後ろから風を受けてのジグザグ走りに変更。

JB3がそのうちに追いつくよねということでお弁当にすることにしました。
本日はホウレンソウ+魚肉ソーセージ+チーズのサンドイッチと卵焼き+スイートピクルスのサンドイッチです。
いつも一口かじった写真ばかりなのでかじる前の写真も撮って見ましたが中身が判り辛いのでいつものようにかじった後です。

卵焼きサンドは写真を撮る前におなかの中の納まってしまいました。

後から来ているJB3を眺めながらもぐもぐやってましたが黒島を過ぎてしばらくした頃に形上湾から出て来たと思われる船がテンダーボートを引きながら横切って行きました。
私の所からは船名は分かりませんでしたが先日土井の浦におじゃました時に手を振っていただいたBig Joyさんだったそうです。 大村のボートパークにでも向かわれていたんでしょうかね。
遠景で写りがいまいちなので画像処理してみましたが色が不自然ですね。

黒島を過ぎた頃にはまたもや北風に変わり今度は上りです。 いったい予報の西風はどこにいっちゃったんでしょうね。
橋口さんのJB3はジェネカーを下して通常のジブに入れ替え、暫く上りが続きましたがまたもや南風、JB3は再びジェネカーに変更、私は選択の余地がない分気楽です。
そろそろと目標の琵琶の首に近づいてきましたが到着前に時間切れで反転することに。


この白いサイロが2本立っているところが琵琶の首みたいです。

反転した後、帰りは上りだよねと思っていたら東からの風に変わりいきなり走り始めてあれよあれよという間にジェネカーからジブに入れ替えているJB3を追い越してしまいました。
黒島手前では4.5ノット、JB3が遠くなり過ぎたのでここでヒーブツーをして待ってみることにしました。
「まってますよ~」と電話を入れたら向こうは風が無く1ノット台の走りだとのこと。
「待たずに先に行ってくれ」とのことで帆走再開、黒島の風上側を通るか風下側を通るか少し考えましたが風下側を選択、出来るだけ風裏にならないように少し離れた場所を通ることにしました。
順調に走るかと思っていたら黒島を通り過ぎる頃になったら風が無くなり走ってくれません。あらら、やはり風下は選択ミスだったかなと思っていたらパタパタと1GMの音をさせて機帆走に切り替えたGB3が追い越して行きました。


島影で風が無いのかなと思っていたらやっと予報どおりの西風が来てセイルを左舷に入れ替えての走りになりました。 この風結構強くって最速時は5ノットオーバー、4ノット近辺の走りで赤灯台内側まで快走してくれました。

快調に走って赤灯台内側まで入りここでセイルを下しますがまだ西風が強く、船を風に立てるために行ったり来たりしながらの片付けとなりました。

メインセイルはデッキの上に乗っけた状態で無事接岸、陸の上できちんと畳んでセイルバッグに仕舞い本日のセイリング終了です。
最後に全航程、

2022年7月以来の北へのセイリングでしたが記録を見てみるとこの時の北端には及ばなかったようです。 ただこの時には機帆走でずるしていますから純粋な帆走では最も北まで行ったことになります。 2022年7月の記事はこちら
やはり1艘だけで出るより仲間の船がいると断然楽しいですね。 バイクを降りて長いですがソロツーリングよりグループでのツーリングが楽しかったのと同じです。
JB3さんまたご一緒お願いします。

2 comments:

  1. ひじゅんⅢ2024/03/06 8:00

    いやいや驚きました(;^_^A。週に2回もセーリングですか!本当にお好きなんですね、ヨット。本物のヨットマンとは思っていましたが、筋金入りです。あの天候不安定の中で、全天候型になられました、感激です。こちらは暖かく風のない日を待っていますがまだまだです。それにしてもまた今回記録を伸ばされましたね!毎回進歩されておられて目が離せません。ともに行動されるヨット仲間がいらっしゃることも後押ししているのでしょうか。ますます楽しみです。ひじゅんⅢでした。あ、もしご希望なら古いジェネカー差し上げます。もらいものですが、19~21フィート用のようで我が艇には小さすぎるものですから。

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  2. 直ぐ近くにヨット仲間が出来たのが大きいですね。 私1人でしたら「あら、雨だ」と言うことで出港取りやめています。
    ジェネカー、私の船で使えるかどうか??ですがトライしてみたくお譲り願えれば有難いです。

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