船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/12/31

SB2 ラダー再取付、これも大変でした

event_note12月 31, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ペラも付いたし次はラダーの再取り付け、ただこのラダーとっても重たいんですよね。重量は計っていませんが20kgに近いような気がします。
一気にデッキ側まで貫通とはいかないとおもうので下に脚立を準備して少しづつ休みながら持ち上げる作戦を取ることにしました。  
持ち上げて長いシャフトの先を軸受けに差し込むのがまず大変、角度がずれると入ってくれません。入ってくれてもこれまた角度がずれると先に進みません。
最後の難関がデッキ側の軸受けに通すところ。ガイドが無いので下から手探りです。
こんな時上で先っぽを持って軸受けに入れてくれれば簡単なんですが一人作業ですからね。
やっとの思いで差し込み脚立をサポートにしたデッキに上がってみると、あらら、今まで付いていたホースに通すのを忘れていました。



このホースは船の建造時点では船底側軸受けとデッキ側塾受けの間を繋いでいて海水が船内に入るのを防ぐとともにデッキ側から軸受けを通して侵入した雨水は海に流れるようになっていたものを前々オーナーがティラー(梶棒)からラット(舵輪)に改造した際にプーリー取り付けのため途中を切ってしまったものと思われます。
そのためデッキ側軸受けから浸入した水はプーリーの上に落ちることになってねじ類を固着させたのかもしれません。
雨水を海まで流す役割は果たしていないので有っても無くても大して変わらないということで「ま、いいか」にしました。 持ち上げ直しは勘弁してほしいですからね。

一応デッキまで通ってくれたので下側軸受けの固定、ここでも悩みが1つ。
今までは固定ナットの緩み防止のため溶接されていましたが取外しの時にグラインダーで削って外しましたが再取り付け時にナットの緩み止めをどうするかが課題。
直ぐに思いつくのはダブルナットですがボルトの長さが足りません。
ならばと新しくM10のボルトと緩み防止ナットを買ってきましたが今度は軸受け金具の穴に通ってくれません。 取り付けに使われていたのはW3/8のインチねじで穴はこれに合わせてあったんですね。
この厚いステンレスの穴開けは大変なので最終的に出した答えがこれ、ねじロック剤の使用です。

これをたっぷりボルトに塗ってしっかりねじ締め。

ま、ねじが緩んだとしても防触亜鉛取り付けねじも含めて3本ありますから全部が一度に落ちることは無いでしょう。
防触亜鉛取り付けねじは今まで一度も緩んだことはありませんしね。

防触亜鉛と言えば去年は付属していたゴム板を挿んで取り付けましたがラダー受けのステンレスとの接触が無かったようでほとんど目減りしていませんでした。取付ボルトは穴に通っているだけなので電気的な接触が悪いんでしょうね。

今回はゴム板を外して取り付けです。

これで船尾回りの作業は終了、


船尾回りの作業が終わったところでデッキの上に行きラダー軸受けの取り付け。
へたっていた軸受けに変わって新しいものを作ってもらったんですがこれが25mmシャフトに対して25.5mmという穴径でスカスカ、

今まで以上にがたつきが出そうなんですが年の瀬で(今日は大晦日です)作り直しもままなりません。 内径を指定をしなかったのが悔やまれます。

仕方が無いので今までのものをへたった部分が出来るだけラダーシャフトに当たらないように上下をひっくり返しさらに90度回転させて取り付けることにしました。

で、古い軸受けを上から叩き込んでみたんですが半分ほど入ったところで全く動かなくなってしまいました。

叩き込む際に下側になる部分をサンドペーパーなどで少し小さくしておかなければいけなかったようです。 下から叩き出すのも難しいし困ってしまいましたね。

ただこの状態だと軸受けのすり減っていない部分でシャフトのすり減っていない部分を受けることになるのでがたつきは全くありません。(ラダーシャフトも0.1mmほど摩耗していました)
ちなみにティラー取付金具をくっ付けてみるとこれでも問題無く取り付けが出来ます。

う~ん、しっかり叩き込んでおくべきかこのままで「ま、いいか」にしておくのか悩みますね。

結論が出ないところで今日はというか今年は時間切れ、明日は正月ということでお屠蘇と一緒に考えることになりました。 皆さんだったらどうします?





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