バーナー加熱で5mmほど開いたもののその後なかなか分離してくれないラダープーリー、原因はボルト穴に析出している物質がボルトをがっちり掴んでいるからに違い有りません。これを溶かしてしまえば何とかなるかもということでトイレ洗剤のサンポールを嫁さんの買い物ついでに買ってきてもらいました。 これ、主成分が塩酸なので析出物を溶かしてくれそうです。
ラダープーリーを立ててねじ穴にサンポールを垂らしてみます。
待つこと暫し、泡が出てきました、これは効果ありそうです。
穴に注入したサンポールを時々新しくしながら2日間待ちました。
もうぼちぼち良かろうとバールの先を隙間に入れてハンマーで叩いてみると3mmほど開いてくれましたが残念ながらここまで。 サンポールは奥まで浸透した訳では無さそうです。
これは気長にやるしかないよねということでサンポールを垂らしては翌日ガツンを繰り返して徐々に広げて行ってバールの厚みを越えてしまったら適当な金属板を挿んでさらに広げます。
最終的にはここまで広げて、
これだったら取れてくれそうということでボルトを差し込んで頭を叩き
ここまで何日かかったんでしょうね、でもこれがゴールではありません。 次はこの頭の無いボルトの取外しが待っています。
1本だけ残っていた側はパイプレンチで咥えて何とか取外しが出来ました。
2本残っている側はボルト間の距離が短くパイプレンチが使えないので別の作戦。
グラインダーを使ってボルト頭をI型に加工、
グラインダーを使ってボルト頭をI型に加工、
これをモンキーレンチで咥えて力いっぱい回したらグニュッという感覚で回りましたが2度目の力を掛けたら、はい、折れちゃいました。 なんてこったい(;´д`)
その下に在ったボルトを取り外そうとしたらこちらも同じようにポキリ。 結局2本が折れ残ってしまいました。
さてどうしましょう、最初は機械加工屋さんに頼んで折れ残ったボルトを削り飛ばして1つ上のタップを立ててもらうしかないと考えていたんですが ふと何も本体にねじを切ることにこだわらず貫通穴にしてボルトとナットで締めればいいんじゃないとの考えが浮かびました。 これだったら自分で何とかできそうです。
折れ残っていたボルトサイズはインチ規格のW5/16、mmに直したら9.6mmのサイズですから開ける穴は10mm、幸いこのサイズまでのドリルビットは手元に在ります。
で、ボートステーションのボール盤を拝借して折れ残ったボルトを削り飛ばして貫通穴にしてしまいました。
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