プロペラシャフト
新しい止めねじとキーも付属していましたがエンジン側のカップリングフランジを止める十字ナットは以前の右ねじから逆の左ねじに変更されていました。
回転するシャフトには回転方向と逆の方向で締まるねじを使うのが一般常識ですからね。
YCはプロペラ側から見て反時計回りなので止めねじは逆ねじになります。
カットラスベアリング
古いものはスタンチューブの奥に10mmほど押し込まれていましたがこの奥まった部分にフジツボが付着して落としづらいのでスタンチューブから少し出っ張る形にしたかったので以前の85mmより15mmほど長くして100mmの長さで拵えてもらいました。
ラダーシャフトベアリング
古いものの材質は不明ですが新しいものはカットラスベアリングと同じ素材となっています。
さて何から手を付けましょうということで最初にやったのがカットラスベアリングの取り付け。
先ずは船尾に出ているスタンチューブの側面に穴開け、相手がステンレスなので手ごわいです。ステンレス用のドリルビットを買ってきて4mmの穴を開けました。
穴が開いたところで新しいカットラスベアリングを差し込んで先ほど開けた穴から3mmのドリルで止めねじの下穴を開けます。
一旦4mmのタッピングスクリューをねじ込んで外し、多少カットラスベアリングが摩耗してもプロペラシャフトに触らない長さに短くします。
再度短くしたタッピングスクリューをねじ込んでカットラスベアリングの固定完了です。
再度短くしたタッピングスクリューをねじ込んでカットラスベアリングの固定完了です。
これで抜けたり回ったりすることは無いはず。
今回はカットラスベアリングをスタンチューブ後端より3mmほど出して取り付けました。
飛び出ているスタンチューブ部分は松尾さんにお願いしてFRPで巻いて整形してもらうことにします。
松尾さんがいつでも作業が出来る準備も終わったので船底塗装に移ります。
今日は新しくSeajet 033 PREMIUMを塗るために古い塗装の上にバインダーSeajet 015を塗るところから作業開始。
バインダーの蓋を開けたら、あら、予想に反してシルバーの塗料が入ってます。 透明を予想してたんですがこれは意外でした。 きっと塗り残しなどを見やすくするための配慮なんでしょうね。
ローラーを使って辛抱強く塗装作業を進めて船体を支えている部分を除いてすべて塗装し終わりました。
この塗装作業に要した時間は3時間ちょい、この作業をまた2回も繰り返さなきゃいけないかかと思うとちょっぴり気が滅入ります。
さて、外したパーツの再取り付けもありますし年内にすべての作業完了出来るんでしょうか? ちょっと疑問ですね。
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