SB2はご存知のように舵はティラー(梶棒)ではなくラット(舵輪)です。ティラーであればコクピットに座って押したり引いたりするので自ずとラダー操作角度に制限が出てくるのですがラットの場合はその制限が無くほぼ直角±85度くらいの可動範囲があります。
「舵が利かないな~」なんて思いながらラットを回しているとほぼ直角まで行っていることはしょっちゅう、後進の時はラダーに大きな水圧がかかりますがラットを持つ力を緩めると水圧で勝手に直角付近まで動いてしまいます。ここまで動いてしまうと前進にしても後進にしても方向を変えるという舵本来の役目を果たせなくなってブレーキとして働くだけ。
やはり可動範囲を制限したほうが良いよねと言うことで調べてみると一般商船では±30度くらい、艦艇では±35度くらいらしく、先輩方に訪ねてもやはり±35度くらいの感じとのこと。
上架してラダープーリーを分解した時に「これってストッパーなんだ」というものも発見していたので可動範囲の制限を行ってみることにしました。
前置きが長い割にはやることは簡単ラダープーリーを覆っているカバーを外して2x4材と25x30mm程度の角材でストッパーを取り付けるだけ。
事前に家で材料を準備して船に持ち込みました。
よしよしぴったりなんて思っていましたが、なんとワイヤーなども邪魔して中に
押し込めません。
仕方が無いので2分割することになってしまいました。
2分割したものの写真など撮ったんですが電池がへたっていたせいなのかメモリーに記録されておらず途中の写真がありません。
2分割したものの写真など撮ったんですが電池がへたっていたせいなのかメモリーに記録されておらず途中の写真がありません。
余談ですが船に入った時に3角定規と分度器を持って行くのを忘れてしまい困ったことになってしまいました。 スマホのコンパスアプリを使おうとしましたが船が風で向きを変えるので上手くいきません。
やはりテンプレートが欲しいよねと船に在った要らないA4の紙に長辺(297mm)を基準にして35度の線を引くことにしました。
分度器が無いので297 x tan35=208mmで計算して短辺側に印を入れてみたらほぼ短辺の長さ(210mm)と同じでした。
A4の紙を対角線で二つ折りにするだけでほぼ35度(35.26度)になること発見、知らんかった、憶えておけば何かの役に立ちそうです。
分度器が無いので297 x tan35=208mmで計算して短辺側に印を入れてみたらほぼ短辺の長さ(210mm)と同じでした。
A4の紙を対角線で二つ折りにするだけでほぼ35度(35.26度)になること発見、知らんかった、憶えておけば何かの役に立ちそうです。
この紙製の35度テンプレートを使ってラダープーリーに印を入れてストッパー取り付け。
こんな形で仕上がりました。
こんな形で仕上がりました。
ストッパーを付けてラダーを動かしてみますが今までの動作範囲に比べてすごく狭く感じてほんとうにこんなもんでいいんだろうかと不安になるほど。
目いっぱい切るのは狭い港の中で向きを変える時くらいですから次回の出港時に様子を見ることにします。
コメントを投稿