電気配線をどうするかに興味が有るんでついそっちの方向に向かっていたんですが我に返って途中までやりかかっていた電気関係の作業は中断してエンジンを戻す準備に掛かりました。
先ずはエンジン吊り具(横持治具)の改造から。
補強のため2段重ねにしていた上側の2x4材がエンジンルームの部材と干渉するのでこの端っこを切り取ります。弱くなるといけないので方づえを追加して補強をしておきました。
エンジンルームの下側を取り外してしまい。
エンジンが留守をしてる間はエンジンベッドは物置になってしまっていましたのでここに置いてたものを撤去してお掃除。
これで受け入れ準備は終わりましたがクレーンの手配がまだです。
船から下ろしたときにお願いした運送屋さんに頼めばいいんですがちょうど我が家の庭木をお願いしていた植木屋さんがユニック車を持っていたんでこちらにお願いして吊るしてもらうことにしました。
ユニック車が到着したらクレーンでエンジンを吊り上げるんですがこの時にクレーンのフックの先に我が家から持参したチェーンブロックをぶら下げてこの先にエンジンを吊るしました。(作業に加わっていたので写真を撮りはぐれてしまいました、滅多にないイベントだったのに、😢)
こうやっておけば船内で細かい微調整がやり易くなります。
キャビンの入口幅よりエンジンの幅が大きいのでエンジンを傾けながら通します。
この時にせっかく取り付けた燃料エア抜きコックが引っ掛かってちょっと肝を冷やしましたが無事通過、船内に降りてチェーンブロックを操作してキャビンの床に無事下ろすことが出来ました。
排気エルボーは邪魔になるので取り外しておきました。
次はキャビンからエンジンルームへの横持ですがその前にプロペラシャフトを後方に押しやっておかなきゃいけません。
これをやっておかないとカップリングのボルトが引っ掛かってしまいます。
エンジンを降ろすときにもプロペラシャフトを後ろに押してカップリングを外したんですがうしろに押し出されたプロペラシャフトにフジツボがついて戻せなくなるのが怖いのでエンジンを降ろした後に正規の位置に戻しています。(外した時の記事はこちら)
この時に使ったスペーサーと楔を取っておいたのでこれを使って再度押し出しました。
ここで横持冶具の出番、12mmの長ボルトをエンジンのアイボルトの取り付け穴に取り付けて上側のナットを眼鏡レンチでぐるぐる、130kgのエンジンがじわじわと上がってきます。
エンジンが一番上まで上がったところでキャビンからエンジンルームへコロを使って移動、ころは19mmの塩ビパイプです。
お尻の方が重たくてバルクヘッドに引っ掛かかるのでエンジンルーム側に潜り込んでもちあげながら引いたらすんなり乗り越えてくれました。
後は下ろすだけなんですが今度はコクピットの出っ張りが邪魔するんで眼鏡レンチはぐるぐるとは回せません、回しては付け替えと手間がかかります、眼鏡のラチェットを買っておけば良かったと思いながらもせっせと作業を続けて無事所定の場所に収まりました。
エンジンを降ろしたのが去年の7月ですから10ヶ月ぶりのご帰還です。
降ろしたときにはチャカチャカとベアリングを交換してすぐ帰す予定だったんですが結構以上に手間取ってしまいました。
ま、何はともあれ帰還を祝って1杯。
長い間お疲れ様でした。次回試運転を楽しみにしてます。JT
返信削除最初の予定より大幅に長い時間が掛かりました。
削除船検が切れているのでエンジンを回せるようにして灯火類をちゃんとしないと走れません。
先ずはエンジンを回してみるのが第一ステップです。