鹿児島クルーズから帰った後にエンジンルームをチェックした際に今までからからに乾燥していたビルジ溜りに少し水が溜まっていました。
結露とかPSSからの若干の漏れが原因だと思われます。この際だから一度海水を追加で入れたあと排出してビルジ溜りを綺麗にしようと海水を入れたんですがいざ排出とスイッチを入れてもポンプが回りません、あら、なんで?
私のビルジポンプはダッシュボードとエンジンルーム内2か所にスイッチがありますがどちらを押しても動かないのでポンプ部分に問題がありそうです。
この時にはクルーズで積み込んだ荷物が邪魔するし帰りも遅くなりそうなので後日チェックとしました。
トレーラーのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー化も終わったところでビルジポンプの修理に取り掛かります。
エンジンルーム脇の扉をはずして配線をチェックしたら接続に浸かっていたギボシ端子が海水で腐食してボロボロの状態になって断線していました。
古いPSSの時にスリップリングから飛んだ海水でやられちゃったんですね。
この接続部分のメス側もちょっと引っ張ったらポロリと端子が破断してしまいました。
オスの断片が残っていますが判りますかね?
オスの断片が残っていますが判りますかね?
断線した部分以外もチェックするとほぼ全滅状態、そのまま使えそうなのがオスのギボシ端子2個だけと言う悲惨な状態です。
こんな沢山のギボシ端子は手持ちが無いので近くのYHatに行って購入、後は古いのを切り取って新しいものを圧着するだけなんですが電線の被覆を剥くと中の銅線はどれも真っ黒、そのまま圧着してみようかとも思いましたが参加した銅は導電性が無いのでちょっと躊躇してしまいます。」
仕方無しにニッパーの刃の部分で黒くなった部分を出来るだけそぎ落としましたが中心部分はなかなか落とせません。
結局この作業が一番時間を食ってちゃっちゃっとやってしまうつもりだった作業が長く掛かってしまいました。
ギボシ端子の圧着を済ませた後にそのまま使うことにしたオスの端子に接点復活剤を吹きかけ綺麗にして、ついでに防錆効果もあると書かれていたので新しくした端子にもすべて吹きかけておきました。
配線を繋ぎなおしてテスト、はいちゃんと動いてくれます。
あまり変わり映えはしませんが修理後の状態。(接続状態が見えないのであまり意味有りませんがせっかく撮ったのでーー。)
この際だからと言うことでPSSから海水を入れてビルジが溜まった時のフロートスイッチがちゃんと働いてくれるかもテストしておくことにしました。
じょぼじょぼと海水が溜まっていくとビルジ溜りに設置したフロートスイッチが浮いてビルジポンプがON, 排水を始めます。
ただ排水が終わってビルジ溜りが空っぽになってもポンプは動いたまま。
どうやら浮き上がったフロートが元に戻らずにスイッチがONのままになっているようです。
フロートを突いたらやっとポンプが停止してくれました。
フロートを突いたらやっとポンプが停止してくれました。
きっと長い間動かずにいたんでピボット部分の汚れが固まって動きが悪くなったんでしょうね。
もう一度海水を入れて浮いた状態を棒の先で押して浮き沈みを繰り返してちゃんと動くようにしておきました。 あ、この時は自動運転はOFFです、でないとポンプが回って排水してしまいますからね。
最後に自動運転をONにして排出、今度はちゃんと自分でOFFになってくれました。
これで正常になってくれましたがやはり運航前後の動作確認はやっておく必要が有りますね。 やることはスイッチ押すだけですし。
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