徒労に終わった竹重ね張り作戦、
次の手はガラステープとエポキシでの補強がありますがこれとてどこまで効果が出るのか全く持って未知数。
やはり基本的に強い材料を選ぶのが先決のようです。
そうなるとアルミが安全策ですが ここまで竹にこだわってきたのでもう一踏ん張りしたいところ。今度は竹の種類を変えてみることにしました。
今まで使っていた竹は家の近くにある真竹、これは材が薄くて粘り強いため竹細工には適しているとのこと。
でも、帆柱に適しているなんてどの資料を見ても書いてありません。
これに対して以前から気になっていたのが孟宗竹、これは材が厚く粘りにかけるがその分剛性は高く構造体として利用されることが多いとのこと。
霞ヶ浦の帆引き船の帆柱には大きな孟宗竹が使われていたとの記述も見つかりました。
気になってはいたのですが孟宗竹林の持ち主を知らないし、太さも大きすぎて使えないと思い半分諦めていました。
お昼のランニングの途中に孟宗竹の林がありますが様子を見に足を踏み入れてみると細いものも中にはあるようです。
幸い持ち主も判り「切っていい」との許可をもらうことが出来ました。
ということで週末を待って切り出しに行ってきました。
写真は以前切ってきた真竹と今日きってきた孟宗竹の比較です。材の厚みが判ります。
竹はたくさん生えていましたが太さ、長さ、直線性の3拍子揃ったものはなかなか無く妥協できそうなものを3本ほど切り出してきました。
家に着いたら早速ダンベル曲がり計測、さて2X4並の数値は出るでしょうか。
で、結果は3本とも現行青竹マストより強くて1本は2x4を上回りました。
2X4 33.5cm
現行青竹マスト 38cm
頭が一番太い竹 34cm
根元が一番太い竹 32cm
一番白い竹 35cm
上の結果は根元1mから上の曲がりですがついでに途中の部分の強さを測るために頭から2.5mの曲がりも計測してみました。
現行青竹マスト 23cm
頭が一番太い竹 19.5cm
根元が一番太い竹 20.5cm
一番白い竹 21.5cm
当然でしょうがこちらは上のほうが太い竹のほうがいい成績がでました。
頭が一番太い竹か根元が一番太い竹かどちらを使うか曲り具合と重量で決めることにします。
今日は暗くなったのでここで一旦終了。
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