SB2 機走ですが出港しました。

梅雨の合間の晴れ間に（曇り空でしたが）SB2を出しました。
今日は風が無いので予定は機走のみ、エンジンのご機嫌伺いがメインです。
ついでにいつも着岸時に苦労してるので少し広いところで操船の練習もすることにしました。



レギュレータスプリングを交換してから初めての出航になるのでスロットルレバーの位置とエンジン回転数も少し気になるところ。
1/4スロットルくらいで港を出てしばらく走ったところでフルスロットル、速度は6.5ノット
ただ結構黒煙が出ます。　これ以上の速度は出ないようです。
黒煙が出ない所までスロットルを絞ってみましたが2/3スロットルくらいで煙が見えなくなりました、この時の速度はやはり6.5ノット近辺。
それではとハーフスロットルまで落としてみると6.0ノット、エンジンの振動と音を考えるとハーフスロットルで6ノット近辺で走るのが一番気持ち良さそうです。

沖合に出たところでお弁当タイム、エンジンを止めて漂泊。
泡の出る飲み物とお弁当おいしく頂きました。

波に揺られていると二島の方に船体が黒いヨットが見えたので行って見ることにしました。　ひじゅんⅢかしら？
ここでエンジンを掛けたら冷却異常のランプが点いてブザーもなりっぱなし。
暫く走ったら冷却異常は消えてくれました。
エンジン停止後余熱で水温が上がったようです、巡行した後はいきなり止めるのではなく暫くアイドリングしてエンジンの温度を下げたほうが良いんでしょうね。
二島に近づいてみると桟橋に3艘のボートが係留されていて島では団体さんで盛り上がっているようなので遠慮して桟橋の近くで反転、でも桟橋に係留されていたヨットは船体が白かったので黒い船体のヨットはどこに行っちゃったんでしょうね。

見間違いだったんでしょうか？

この後二島と黒島をぐるっと回って港の方に向かいます、ダガーボードを固定してから初めて凪の中を機走しましたが以前に比べると直進性が良くなって細かくラダーを調整しなくてもそこそこ真っ直ぐ走ってくれるようになりました。
（ボートステーションから帰る時は海が荒れてて波で右に左に流されて直進性の確認なんて出来ませんでした。）

港近くに戻ったところで操船の練習。
長崎大学の漕艇部がタイム計測用に置いている旗を立てたブイを利用して前進からの停止と後進からの停止の練習をやりました。
（今思えばビデオか写真を撮っておけば良かったんですが何にもなしです。）
ここでエンジンに変調発生、アイドリングが低すぎるしダダダ、ダッダーのハンチングも。
取り敢えずこれは無視して練習、何度も前進でブイの所で停止と後進でのブイの所で停止を練習しましたが改めて後進では全く舵が効かないことを実感。
前進の場合は目標より少し離れたところで一旦停船してその後はアイドリングで目標に近づいたところで回転を上げずに後進に入れるのが一番良さそう。
後進の場合は停船したところで後進に入れますが全く舵が効かないのでこれはダメと思ったら一旦離れてやり直すしかないようです。

前進だったらある程度と目標の所で停船が出来るようになったんで帰港、今後の作業のことを考えるとどうしてもお尻から着けたいので後進での着岸にトライ、何度もやり直しましたが何とか着けることが出来ました。全く舵が効かないのでやはり難しいです。
キャビンの改装が終わったら頭から着けることにします。

着岸したところでエンジンチェック、ハンチングが再発した理由が分かりました。
原因はレギュレータスプリングを押さえていたスポンジが外れて落ちていました。
15Φのスポンジチューブを使っていましたが17Φのスプリングのため切れ目を入れていたのでグイッとフルスロットルにしたときにスポンジを抑えていた金具から引きずり出されて落ちたようです。
船の中に18Φのスポンジチューブが残っていたので長いやつを被せておきました。
これで引っ張られても抜け落ちることは無いでしょう。
何でアイドリングが低くなったのか理由は判りませんがアイドリングの再調整をして本日終了。

何はともあれ帆走はしませんでしたが固定のダガーボードのお陰で直進性が良くなったことの確認と着岸の練習が出来ました。
めでたしめでたしで１杯。