船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2023/05/03

SB2 初めて長崎空港北端に到達

event_note5月 03, 2023 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
昨日のこと、「明日はテニスに行くからあなた船出すんだったらサンドイッチ作ってあげるよ」とのこと。
腕痛めててテニスは出来ないし連休後半(ま、私は365日連休ですけど)は天気も崩れそうなので船を出すことにしました。 天気予報では風は2mと出ています。

お弁当と飲み物を準備して港へ、途中のGSで10Lポリタンに軽油を入れてもらい船に到着。
2mとは思えない南からの風が吹いています。
いつものようにジブのセットを終わり舫を解いて船を出そうとしますがお尻半分ほど浮きフェンダーから出た所から動かなくなってしまいました。
いつもはアイドリングで出るんですが回転を上げてみても動いてくれません??なんで??
ロープを巻き込んでも困るのでギアをニュートラルに戻して一旦リリースした舫ロープを引き上げて船を桟橋側まで戻してやり直し、今度はちゃんと出てくれました。
帰港した時点で判ったんですがどうやら南風に押されて船首にあるバウスプリットを下側に引っ張っているワイヤーが浮きフェンダーに引っ掛かって動かなくなったようです。

離岸したら今日は高回転後のアイドリング回転数を見たかったので崎野の鼻あたりまで高回転を維持してまっしぐら、ここでアイドリング回転までスロットルを戻しましたがエンストはしませんでした。 正直燃料噴射ポンプを交換する前に比べて良くなってるのか同じなのか判らなくなってきました。 燃料噴射ポンプを交換してもアイドリングの安定化は微妙だし、交換した後は明らかにエンジンの掛かりが悪くなっているので元に戻すかどうか思案しているところです。

ここでメインセイルを上げるために風上に船を向けます、途中走りながら上げてみようとしたんですが後ろからの風の方が船より早く上手くいきませんでした。
船が5ノットとすると秒速に換算して2.5m/s、風はこれより早かったので3m/s以上吹いてたんでしようね。

さて今日はどこ行きましょうということでとりあえず右斜め後ろからの追い風で長崎空港の方に舳先を向けます。
最初こそ順調に走り始めましたがこの辺の風は気まぐれ、長与沖に差し掛かった頃には風が弱まり方向も一定しません。 北東からの弱い風で何とか二島の方にそろりそろりと上るしかありません。
二島には大きめのモータークルーザーが停泊しているのが見えます。
この頃長与の沖合から虻の羽音のようなブンブンという音を響かせてジェットスキーが2艇出て来てそこいらを走り回っていましたがきっとクルーザーに合流するんでしょうね。
二島に近づいたら音楽が聞こえて来ましたが正直自然の中で音楽を流すのは好きではありません。 ま、楽しみ方は人それぞれでしょうけど。
二島南側の岩礁帯に近づいた頃にやっとましな東からの風がやってきて空港の方向に舳先を向けなおしです。
右斜め前からの風を受けてクローズドホールド、舵をオートパイロットに任せて遅いお弁当タイムになりました。

毎回お弁当の話ですみませんね。あまり話題が無いもんですからーー。
先ずは前回と同じような豚のスモークしたものとキャベツ、(前回スモークチキンと思っていたのは豚のスモークでした)これには前回のちょいと苦い葉っぱ、嫁さんベビーリーフと言ってました、の方が合うようです。

飲み物は泡の出るやつ。怒られそうなので小さな写真にしておきます。
次はハム、レタス、キュウリ、トマトのサンド 泡の出る飲み物は無くなったのでお茶。

もぐもぐしながら臼島の方向を眺めていると白い帆影が1艘、津水湾の出口当たりだったのでH3かなとも思ったんですが遠すぎてはっきりしませんでした。

そうこうするうちに長崎空港北側の長~い埋め立て地に近づき空港北端到着です。
今までも何度かここに来ようとしてみたんですが風に恵まれず今回が初めての到達となりました。


この空港北端を囲むように黄色い3角形のブイが浮かべてあったのできっと中に入ってはダメなんだろうなということでここで反転、帰ることにしました。

ジャイブ(追い風での反転)した後は東からの風で快調に走ってたんですがしばらく走ったところで南西からの向かい風に変わってしまいました。
残念、この風になると港までは上りです。 ルートをどう取るか考えましたがタック(向かい風での方向転換)の繰り返しでジグザグに帰るのは嫌なので一気に大村湾を横切って1回の方向転換で港まで帰ることとしました。
岸から離れて走ったほうが風向きも一定してるだろうとの思いもあります。

このコース、嫁さんが乗ってたら「なんでそっちに行っちゃうの、港はあっちだよ」って言われること請け合いです。 港からどんどん遠くに行ってしまいますからね。
南西からの風を左前方から受けて二島、黒島を左手に見ながらせっせと西に走ると前方にはパサージュ琴海、速度は4ノット前後ですがこの程度の風になるとジブがバタバタとフラッタリングを起こしてヘリコプターのような音を立ててくれます。 かなり大きな音なのでいつも大村湾の上を飛んでいる海上自衛隊のヘリかと勘違いするくらいです。
新しいセイルが来れば静かになるはずなんですがいつになったら納品されるんでしょうね。


この頃には予報通り曇り空に変わり風も冷たく感じるようになってきました。
さすがにTシャツと短パンでは耐えがたく船内に行って着替え、でも傾いた船ではやり辛いです。
パサージュ琴海北側の形上湾入口に近づいたところで港に向けて方向転換、ジャイブですんなりといきたかったんですがジブを引いてるロープがウインチから外れなくなってあたふたしてしまいました。も~、方向転換嫌いだ。
そうは言いながら体制を立て直しヒール20度前後で港へ一直線、
赤灯台付近では風が弱まり速度ダウンしましたがすんなり中に入りここで帆を下して片付け、片づけをしてる時にはぽつりぽつり雨が落ちだしました。
予報ではもう少し遅い時間でしたが海の上で雨に遭わず良かったです。
嫌いな南風の中での着岸も無事に終了して今日のセイリング終了、これが全行程で良く走りました。
諸先輩方から見れば箱庭のようなところで遊んでるだけかもしれませんが素人の私と足の遅いSB2にしてみれば結構長い距離でしっかり満足のセイリングとなりました。
欲を言えば最後までお天道様が顔を出してくれていればもっと良かったんですけどね。








2 comments:

  1. 楽しみに読ませてもらっております。今回もいい線を書かれましたね、腕を上げられました。少々書き回しがくどいのが楽しい。歯形が見えそうなお食事も気持ちがよろしい。ヨットの進行に全く無知そうなお嫁様もかわいらしい。最高のブログです。次回もよろしく。

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    1. 下手なブログ読んでいただき有難うございます。
      嫁さんからは「長い、もう少し簡潔にかけないの」と言われますが沢山説明したいことがあってつい長くなってしまいます。
      今後も「へたっぴ~」と笑いながら読んでいただければ有難いです。

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