船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2026/05/19

九州一周 24日目 姫島から門司・田野浦港へ周防灘を1直線 エンジントラブル付きでした

event_note5月 19, 2026 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
5月19日

昨夜はどうしようかと思いながら寝ましたが早く目が覚めたので細心の風具合をチェック、今日の目的地門司までは風は6m時折7mほど吹きそうですがず~っと追い風、これだったら行けそうということで出港決定です。
朝食を済ませ7:00頃に出航、港を後にしますがさほど走らないうちにエンジン回転が落ちて止まってしまいました。 エンジンを再起動しようとセルモーターを回してみますが再起動する気配なし。あらら、昨日燃料タンクを外した時にエア噛んだんでしょうか?
エンジンルームの前板を外してエア抜きしようとすると燃料ポンプが動きません。YCの燃料ポンプは外付けの電磁ポンプなのでテスターを引っ張り出して12Vが来てるかチェックするとちゃんと電圧は在ります。今度はコイルの導通チェック、導通無し。はい、コイル断線です。

そうこうしているうちに船が流されて港の堤防のテトラポッドに近づいてきたのでとりあえずジブを上げて沖に出すことにしました。ついでにメインセイルもワンポイントリーフで上げて走らせるとこれでも4.5ノット程度で走ってくれます。
いっそのこと走らせながら修理とも思いましたが6mの追風では工場長では無理ということでヒーブツーで修理することにしました。修理出来なければあまり港から遠くに行かないところでアンカー打って118番、救助待ちですかね。

幸いなことにこの船は燃料タンクがエンジンより高い所に在るので燃料ポンプをバイパスすれば重力で燃料供給が出来そうです。
たしかこんな時のためにエンジンオーバーホールした時に使ったフュエールラインサイズ変換アダプターを積んでいたよねと予備パーツボックスをごそごそ、よかった~ありました。
こんなやつです。

燃料タンクからのホースは内径6mm、ポンプ出口からエンジン(フュエールフィルター)までのホースは内径8mmなのでこれが必要です。
燃料ポンプからホースを外す前に燃料タンク出口のカプラーを外しておきます。燃料ポンプから外した時に止めどもなく流れてくれるとこまりますからね。
燃料ポンプの両端からホースを外して2本を接続、
写真を撮っていれば良かったんですが無いのでこれで代用、判りますかね?


こんどはカプラーを燃料タンクに接続しなきゃいけないんですが簀子の間から船底に落ちてしまいました。やれやれ困ったもんです、仕方がないので燃料タンクと予備燃料ポリタンクを全て取り出してやっと拾い上げました。カプラーをつないで残るはエア抜き、さて上手く流れてくれるでしょうか?
フュエールフィルター上部のエア抜きバルブを開けますがすぐには燃料は出てこずやっぱりダメかと思い出した頃にゆっくり流れ出てきました。ここで泡が出なくなるまで燃料を抜いて、次は燃料噴射ポンプ入口のエア抜き。両方とも抜いた軽油は紙コップで受けてポリタンクに戻しました。
さてエンジン起動、はい1発で起動してくれてそのまま回り続けています。よかった~一安心です。

安心したところでお手洗い、やれやれと思いながらマリントイレに腰かけてたら外から聞こえる風の音が変わりました。何事かなと外を見て見ると工場長の姿が見えません、海に落ちたのかと大声で呼ぶとマスト付近から返事が返ってきました。良かったちゃんといました。
ただ船はヒーブツーから外れて収拾のつかない状態になっています、どうやら工場長がエンジンも直ったしということで自分でコースに乗せ直そうとしたみたいです。
流石にこればっかりは「勝手に動かさない、動かすなら一言言ってから」と激しく怒ってしまいました。危ないですからね。
もう一度ヒーブツーに戻す間に大きくヒールして部屋の中は工具、予備パーツ、その他が散乱してカオス状態、足の踏み場もありません。

ヒーブツーに戻したところで部屋の片づけ、結構時間が掛かりましたが片付けも終わりやっと走れます。
帆を上げたまま走ろうとしましたが後ろからの風が強く制御が難しいのでセイルを下ろして機走としました。今考えるとジブだけ上げて走る手も有ったんですけどね。

ここからは周防灘を一直線に突っ切って門司を目指します。周防灘の真ん中は沿岸5マイルでは走れない海域が在りますが今回は臨時航行区域変更の許可証が在るので違反せずに走れます。ただこのコースは本船用の航路と同じようなところを走るので大型の船の往来も多く見張りも気が抜けません。

16時を少し回った頃には関門海峡の潮の流れを示す潮流信号灯が見えてきました。
東(E)流れ

8ノット

逆潮(こっち向き)

次についに関門橋が見えて来て、

直ぐて前のコンテナ埠頭の先が田野浦港です。

え、本当にここ港なの?と思えるような入り口から大きな船の横を通って奥へ行くと使われていなさそうな船を見つけてそこに横抱きです。



この船はさほど古くなさそうでしたが船検の有効期間をしますラベルはすでに期限切れだったので動く可能性は無さそうです。

今日は船から出ずにここで夕食、ちょっとドタバタした1日が終わりました。
あ~疲れた。

ちなみに今日突っ切った周防灘のコースはこちら、緑が予定ラインで赤が実際の航跡です。


<追記>
今回はヒーブツー状態での修理でしたが賢明な船長だったらすぐにアンカー落としての修理とするんでしょうね、ちょっと反省。