単純な直線だったら簡単なんですが 90度曲がった曲線のレールが必要だし、天井側には支えも無いし、おまけに錆びない材質じゃなきゃいけないしーー。
嫁さんと一緒にホームセンターにカーテンを物色した時に見つけたのが12.7mmのステンレスパイプ。これを曲げて使えば何とかなりそうだということで買ってしまいました。
ただ買ったはいいもののどうやって曲げるかが問題、こういったパイプは道具無しで曲げるとペコっと潰れて折れ曲がってしまいます。
パイプの中に砂を詰めて曲げれば潰れ防止が出来ることは知っていますが綺麗なRに曲げれるかどうか自信はありません。
(かなり昔、アルミパイプに砂を入れて曲げたことは有りますがこの時はRの出来栄えは無視できました)
やはり工具が必要だよねということでボートステーションの松尾さんに尋ねてみましたが手持ちは20mmが最小でこんな細いパイプ用は持ってないとのこと。
じゃ、買うしかないかとネットで工具を調べてみましたが3,500+送料で一度だけ使うにはもったいなくって二の足を踏んでしまいます。
え、早く本題に入れって、いつも前置きが長くなってすみません。m(__)m
結局自前のパイプベンダーを作って曲げてみることにしました。
市販のパイプベンダーは曲げRが固定ですが自作すれば好きなRに出来るメリットも有りますしね。
先ずはベニヤ板の端材を使って曲げるためのRをこしらえます。
コンパスで線を引いてジグソーで切り出し、
曲げるのは90度までなんですが弾性で戻ることも考えて90度以上のRにしています。
あ、線が2本あるのは最初125mmRの線を引いたんですが150mmRが良いかなと引き直したためです。
ここでパイプを置いて余分な部分が曲がらないようにパイプ押さえの板をねじ止め。
ここで直線部を確保します。
今度はRの中心にボルト穴を開けボルトを通します、ここでは8mmのボルトを使いました。 これで固定側完了。
可動部側のパイプを押さえていく板をパイプにぴったりに置き、
曲げレバーになる板にボルト穴を開け、ボルトに通してこの押さえ板の上に置いたところで上からねじ止めして2つを合体。
曲げた後に撮った写真ですがこんな風になっています。
この押さえ板がRに沿ってパイプを押さえつけて曲げて行くことになります。
これで工具は出来ましたが念のためパイプの中に砂を詰めておくことにします。
うまく行かず何処かでペコっと潰れても困りますからね。
砂は流れが良いように朝から新聞紙に広げて乾燥させてあります。
パイプの口に漏斗をセットしてしっかり詰めたら口を閉めてパイプベンダーにセット、
いよいよ曲げ作業の開始です。
こんな風にパイプに板を当てて少し引きながらレバーを引いて行きます。
レバーを引くだけでも良かったのかもしれませんがこれはうまく行きました。
90度まで曲げたところでレバーを戻してみましたがやはりパイプの弾力で少し広がってしまいます。
準備したRの最後のあたりまで(120度くらいでしょうか)曲げて戻したらいい感じになりました。
ただ150mmのRで計画していましたが弾力で伸びた分計画より大きなRで仕上がってしまいました。 ま、ここはどんなRでもいいのでドンマイです。
これでカーテンレール完成。
さて、カーテンレールは出来ましたが両端をどうやってしっかり止めるか具体案が出来ていません。
今夜もいつものように1杯やりながら考えることにしましょう。
バイクの手曲げ集合管ですね。両端だけの固定では支えられないので真ん中辺りで上からアームで支持してカーテンは2枚開きですかね。JT
返信削除今回は細いパイプなので木製の工具でも曲げれましたがバイクのエキパイは油圧が必要でしょうね。
削除取り付けは何とか中間の支え無しで1枚カーテンにしたいと思っています。
さすがエンジニアですねー♥感動しました。私は10㎜のアルミ棒で、手曲げでした。ゴツゴツ曲がって・・。そのうち気が向いたら真似して再トライしてみようと思いました。いつも思います。トミマツさんは大したお方だ、と。
返信削除ひじゅんⅢは何を使ってるのかなと思いながらやったんですがアルミの無垢棒は思いつきませんでした、無垢材だったら曲げても潰れませんね。
削除お手本が有ったのでL字形のカーテンレールを作れましたが無かったらどうやってカーテンを付けようかともっと悩んだと思います。